“障害者”という表現・表記の解釈についての私見

 5月27日にアップした『市民パワーで実現させたい、JR富士川駅のバリアフリー』と題した一文にМさんから、次のようなコメントが寄せられました。

 

 私は左下肢障害で手帳を持っています。

 そして、障害者というワードは嫌いです。

 ハンディであり、個性だと想っています。

 日本は残念ながら、偏見や色眼鏡で観られてしまうケースが多いです。

 健常者だけが、人ではないと想います。

 

 貴重なコメントと受け止め、障害者という表現・表記を通して福祉についての私見を、以下、記させていただきます。決してМさんへの反論ではありません。

 

 基本的に私もМさんと同じ思いで、障害者という表現・表記も嫌いで、「ハンディを有する人」という表現・表記を心掛けています。

 

 しかし、バリアフリー法の正式名称が「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」であり、また、国際連合が指定している国際年の一つにも「国際障害者年」(1981年指定)があり、このほか社会保障制度には「障害者年金」「障害者手帳」などがあり、障害者という用語は使用の自粛を求める差別用語や不快用語には位置付けられていません。

 

 ただ、“害”という文字の使用に対し、近年、「おかしい」「イメージが悪い」などから「障害者」を「障がい者」に置き換えて表記・表現する事例も登場しています。

 

 私が「障害者という表現・表記は嫌い」とするのは、そうした特定文字の使用ではなく、障害者は、軽重の差こそあれ、ほとんど人が対象になると思っているからです。

 障害者を「身体障害、知的障害、精神障害その他心身の機能の障害がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるもの」と定義した障害者雇用促進法や障害者手帳の対象にはならないものの、眼鏡や補聴器を使用しなければ社会生活が難しい人も広義的には障害のある人、つまり、障害者です。

 眼鏡使用が運転条件となっている私も障害者であり、ハンディを有していない人は、ごく一部に過ぎません。

 

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 そんな思いを抱く中、長年、重度なハンディを有する人達の福祉施設に勤務されていたOさんに、私の思いをぶつけた際、「目から鱗が落ちる」ような、こんな意見、アドバイスを受けました。

 

「障害者という用語は法律や制度だけでなく日常にあふれているが、決して人それぞれが抱え込んだ身体や精神のハンディの状態を捉えたものではなく、抱え込んだハンディに立ち向かって生きようとする生きざまを捉えたもの。障害者はハンディへの挑戦者、そう認識すべきではないか」

 

 続けて…

 

「高齢者もしかり。高齢の状態を捉えたものでなく、人が避ければ通れない老いと闘う挑戦者と受け止めたい」

 

 さらに、続けて…

 

「そうした認識が社会全体に広がれば、障害者福祉、そして高齢者福祉も、すべての人にかかわる施策として前進するのではないか。水戸黄門の印籠のように権利を掲げ、連呼した結果、福祉施策に前進があっとしても、それは一過性の施策に過ぎず、財政難になれば切り捨てられてしまうのではないか」

 

 今回のМさんから寄せられたコメントを契機に、改めてOさんから受けた意見、アドバイスを胸に刻んでいます。

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富士市、コロナ対策でド〜ンと273億円計上へ

 富士市議会は、きょう5月29日、議会運営員会を開き、6月5日に招集される臨時会の日程を協議、会期は5日一日間だけとすることを決定。議運には、当局から予定する上程議案が示され、コロナ対策にド〜ンと273億円余を投じることが明らかになりました。

 

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       臨時会が開かれる富士市議会の本会議場

 

 予定する当局提出議案は9件。そのうち新型コロナウイルス汚染症対策の専決処分の承認を求める報告案が8件、補正予算案が1件。

 

 これらに投じる費用総額は補正予算案分を含め273億0、700万円で、市政上最大だった本年度当初の一般会計予算規模920億円は一気に率で29.68%増の1,193億0,700万円となります。

 

 追加の費用総額273億0、700万円のうち93.23%にあたる254億5,950万円が国費で賄われる国民1人10万円を支給する特別定額給付金分です。

 

 一方、補正予算案は、事業持続化支援給付金の追加、事業者総合支援窓口の設置、地域公共交通感染拡大防止対策事業補助金の追加など市単独でのコロナ対策に7億3,000万円を投入、その財源は“貯金”である財政調整基金を取り崩して充当。

 

 専決処分の承認を求める報告案8件、補正予算案1件も、すでに会派代表者会議に報告され、異論が出ていないことから5日の臨時会は委員会に付託しての審査を省略し、本会議上程後、説明、質疑、討論を経て採決することになっています。

 

 情勢からして全議案の原案可決が確実。歳入が確保されることから給付金や補助金のスピーディーな支出作業を期待したいものです。

 

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      臨時会に上程を予定する議案書類です

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市民パワーで実現させたい、JR富士川駅のバリアフリー

 30度を超える真夏日となった、きょう5月27日、JR東海道静岡駅南口の水の森ビル2階に事務所を構えるふじのくにNPO活動センターへ。静岡県日中友好協会の監査役を仰せつかっており、その監査業務で…。駅前には有料であるものの、県庁所在地の静岡市の玄関口であることから、かなりの駐車場が整備されていることは知っていたものの、敢えて富士川駅の市営駐車場にマイカーを入れ、静岡までの往復、JRを利用しました。富士川駅のバリアフリー化実現の一助、いや、大河の一滴になりたい、そんな思いからです。

 

 バリアフリー法と呼ばれる「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」が施行されたのは平成18年12月20日。以後、建築物だけでなく公共交通機関も“動く公共施設”ととらえ、エレベーターやエスカレーターなどの整備が加速度的に進みました。

 

 しかし、です。

 

 エレベーターやエスカレーターなど整備する鉄道駅の本格的なバリアフリーは、1日当たりの平均利用者数が3,000人以上が基本。3,000人未満は「駅員が対応」となっています。

 

 通勤・通学者が多い富士川駅の1日当たりの平均利用者数は、あと少しで3,000人を超える状況で、富士川地区在住の同僚市議は「乗って実現しよう、駅のバリアフリー、そんな機運が地区に起きている」といいます。

 

 駐車場から富士川駅改札口に向かう南口へ。聳え立つような階段を前に、改めて「一日も早く市民パワーで実現を」と願い、さらに、その後、降り立った静岡駅南口のビル群を結ぶ人にやさしい歩道橋との対比から「急速に高齢社会が進む中、富士市は公共交通機関のバリアフリーを重視、主体的に行政施策として取り組み、前進させるべきだ」、その思いを強くしています。

 

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    富士川駅南口からの改札口に向かう階段です

 

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コロナ禍での暗(f―Biz事業撤退)と明(文芸家・渡辺寛さんの活躍)

 新型コロナウイルス感染症が世界で猛威をふるい、社会活動の自粛が求められて気分が滅入る中でメディアが伝えた富士市の産業支援センター・f―Biz(エフビス)の不祥事と事業から撤退、これを“暗”とすれば、知人で市内にお住まいの文芸家・渡辺寛さんの円熟味を増す文芸活動にふれ、これは私にとっては“明”の出来事です。

 改めて「人生いろいろ、社会もいろいろだ」、あれこれ思うことも…。長文となりますが、お付き合い願えたら幸いです。

 

 “暗”である出来事、支援センター・f―Bizの不祥事とは、国の中小企業庁の専門家派遣事業を利用して運営会社から派遣された専門家が謝金や旅費を不正に受給していたことが指摘され、運営会社は管理責任をとって市に事業からの撤退を申し出、6月末で市との契約解除に…というもの。

 

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 主に中小事業所を対象とした産業支援については、富士市も他の地方自治体と同様、商工会議所法や商工会法によって自由会員制の公益経済団体が組織され、支援業務を担っていますが、こうした中、富士市は前市長時代の2008年(平成20年)に官民協調スタイルで産業支援センター・f―Bizを開設。その事務局を市立中央図書館併設ビル内に置いています。

 公益経済団体の支援業務がある中での官民協調による支援業務への参入について「支援業務に競争力を」(開設時の市長談話)が狙いでした。

 

 相談は無料で、事業所に寄り添った伴走型の業務によって相談が相次ぎ、確かな実績も築き、「行列のできる産業支援センター」として全国各地から視察が相次でいました。

 

 こうした中での不祥事の発覚、その責任をとっての事業撤退。ただただ残念であり、今後は法に基づき、その任を担う公益経済団体の産業支援の機能発揮が注目され、期待されるところです。

 

 一方、私にとって“明”である出来事、文芸家・渡辺寛さんの円熟味を増す文芸活動とは…。

 

 先日、自宅に渡辺さんから一冊の文芸誌が届きました。県内在住の文芸家集団である静岡近代文学研究会が年1回発行している同人誌『静岡近代文学』の第34号です。

 手紙も同封されており、収録された随想『あの日あの時』や小説『殻』、コラージュ『目』などの執筆意図や狙いなどが記されていました。

 

 第34号はA5判、188ページ。1,000円(送料別)で一般にも頒布。申し込みは研究会事務局(筍娃毅粥檻僑横后檻牽娃牽機疆話臺)。

 

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 渡辺さんは長く中学・高校の英語教師として教壇に立ち、退職後は文芸作品の執筆活動に…。その草創期は詩作品に取り組み、その後、随想、小説と執筆の範囲を広げ、ローカル紙・富士ニュースのコラム『明窓浄机』にも執筆陣の一人として月1回ペースで随想作品を発表。全国規模の公募コンクールにも挑戦し、その活動実績により日本ペンクラブの会員に就任。富士市が誇る文芸家です。

 

 渡辺さんとは富士市が募集・発行している文芸誌『市民文芸』の発行をサポートしている編集委員会で同じ編集委員として知り合いとなりました。

 

 すでに、編集委員会の委員は共に若手にバトンタッチ、退任していますが、お付き合いが続いています。

 

 確か傘寿を超えている年齢ですが、変わらぬ意欲的な執筆活動に敬服、最敬礼です。

 かく記す自分といえば、かつては随想や小説などの作品づくりに取り組み、無謀にも公募コンクールにも挑戦していたのですが、地方議員就任以降、執筆活動を中断。「人様に読んでもらう文芸作品づくりには寝食を忘れて取り組まなければならない」という思いがあり、「議員には、それが許されない」という思いを重ね合わせの中断です。

 で、今は議員退任後の執筆活動再開に備え、「語彙(ごい)を増やしたい」、そんな狙いもあって「読むだけ」となっています。

 これとて、生来のものぐさ人間、生殺与奪の睡魔との闘いが大変ですが…。

 

 〜 閑話休題 〜

 

 渡辺さんが月1回ペースで富士ニュースのコラム蘭『明窓浄机』で発表している最新随想は5月19日に掲載された『人間は自然の一部である』で、仏教の“四苦”を紐解きながら、その末尾には、こう記されています。

 

「人は他の生きものと違うところがある。それは高い知能を持っていて、思いやりの心がるということだ。その持てる力によって、この世を良いものに変えていくことができるだろう」

 

 コロナ禍の、その後に向けた貴重なメッセージとして心に刻んでいます。

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富士市議会が当局にコロナ対策の第2次緊急要望書を提出

 富士市議会は、5月20日、市と教育委員会に新型コロナウイルス感染症対策に係る第2次緊急要望書を提出、きょう21日の新聞に、その記事が掲載されました。

 

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                  購読紙の静岡新聞と富士ニュースです

 

 感染症対策は、政府(国)や都道府県で、その対策・支援が打ち出されていますが、基礎自治体である市町村の対策・支援も強く求められています。

 富士市議会では、会派単位で検討を重ね、それを会派代表者会議に持ち寄って要望内容の合意形成を図り、今回、議員32人の総意として緊急要望書を提出したもので、4月21日提出の第1次に続く第2次の緊急要望書です。

 

 第2次も第1次に続いて基礎自治体として必要な、取り組み可能な事業を提示。市民の生命・生活を守るために「情報提供」「産業」「教育」「医療」「その他」の分野に分け、合計7項目の要望を提示しています。

 

 そのうち「情報提供」の要望は、「高齢者等、情報弱者の不安を払拭するため、まちづくりセンターに案内窓口を設け、全ての支援策が掲載された一覧表等を配布するなどして周知を図ること」としています。

 

 この要望は、私が所属する会派「凜(りん)の会」が強く主張していたものです。

 

 感染症対策は、さまざまな施策が打ち出され、富士市では、市民の皆さんへの紙ベースの周知について月2回発行の『広報ふじ』だけでなく、臨時対応として新聞折り込みや回覧なども投入していますが、決して十分とはいえません。

 こうした状況下、急速に進むICT社会を裏付ける格好で全国民への一律10万円の特別定額給付金の給付にあたってはマイナンバーを使用してのオンライン申請が打ち出されているほか、学校においてはオンライン教育、企業においてはテレワークなどが登場。

 市民の皆さんへの周知も富士市ではウェブサイトのトップページに新型コロナウイルスの施策やイベント・公共施設情報などを紐つけしたコンテンツを掲載。最も詳細、かつ丁寧な情報提供となっています。

 

 しかし、です。

 

 IT教育を受ける機会がなく、IT機器にふれる機会も少なかった中高年者層にとってICT社会は別社会です。

 こうした現状から高齢者には交通弱者が多いことも踏まえ、各地区のまちづくりセンターに置かれている諸証明発行の市民サービスコーナーに『新型コロナウイルス感染症相談案内所』を開設、情報公開と提供の柱となっている市ウェブサイトにアップしている各種相談と、その相談機関などを紙ベースにして提供していくことに取り組まれたい …とする要望です。

 

 富士市では、全国的にも珍しい小学校区単位にまちづくりセンターが設置され、IT機器も完備。それなりの人員体制も敷かれており、対応は十二分に可能です。

 何よりも、誰一人として置き去りにしない社会の実現に向けてのまちづくりセンターの本来的や役割、使命…、そう思っています。

 

 

【富士市議会は6カ月間、議員報酬5%削減へ】

 

 富士市議会は、20日に開かれた会派代表者会議で、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う社会状況への対応として、議員報酬を7月から12月までの6カ月間、5%削減する方針で一致しました。

 議会運営委員会で正式に決定、6月定例会に議員発議で条例改正案を上程、採決することになっています。

 

 全国的に、感染症対策の財源確保が求められる中、当局においては市長などの特別職が給与削減、議会においては議員の報酬削減などが相次ぎ、富士市でも、すでに市長など特別職の給与削減が打ち出されています。

 富士市議会も会派単位で検討、それを会派代表者会議に持ち寄り、「6カ月間、5%削減」となったものです。

 

 削減を金額にすると約510万円で、すでに富士市議会は先進事例の視察や学会参加などに限って使途が認められている政務活動費の50%削減を決めており、この削減額は710万円。合計約1230万円を感染症対策などを目的に創設する基金に繰り入れることになります。

 

 特別職や議員の給与・報酬の削減は、その時期や削減率が連日、メディアで伝えられ、特別職と議員が歩調を合わせたような削減事例も目立っています。

 会派単位の検討で私の所属する会派「凜(りん)の会」は、国会と違って地方自治体は首長、議員それぞれが選挙で選ばれる二元代表制であること、それに削減検討の分母となる給与・報酬額が違うことから「議会としての判断を」のスタンスで検討しました。

 

 20日の会派代表者会議で各会派が会派決定を持ち寄り、最大公約数を求める形で出された富士市議会としての方針「6カ月、5%削減」は、所属会派の検討結果と、ほぼ同じでした。

| - | 14:41 | comments(0) | - |
富士市の中央公園のバラ園、満開が最終章です

 気象庁が「…したもよう」の表現で宣言する梅雨入りの前であることから、「梅雨の晴れ間のような…」との表現になるのですが、青空が広がった、きょう5月19日、ある理由があって市役所に向かう途中、中央公園のバラ園に立ち寄ってきました。満開のピークを過ぎ、大河ドラマ風に表現すれば「満開の最終章」、今週末で今年の見納めになりそうです。

 

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 富士市は1968年(昭和43年)に“バラ”を市民の花に制定。以後、市民有志で富士ばら会が組織され、バラが市民の花であることの周知と栽培の広がりを目指して活動しています。

 活動のホームグラウンドが約200品種、約1800株が植栽されている中央公園のバラ園で、集中的に植栽されている入口付近が、その活動拠点。ここで富士ばら会は2006年(平成18年)から開花時期の5月に、公園を管理するりぷす富士(富士市振興公社)と協調しての『ばらまつり』を開き、今では富士市を代表する、富士市が誇る、市民の手作りイベントとなっています。

 

 前職がローカル紙の記者。市議会議員就任以前は、毎年、『ばらまつり』を取材。議員就任以降も「富士ばら会の皆さんの熱意を伝えたい」、そんな思いからまつり会場を訪れ、まつりの状況をblog&Facebookにアップしてきました。

 

 しかし、今年は、5月10日の日曜日に開催を予定するも新型コロナウイルス汚染症の拡大で中止を余儀なくされました。

 

 決して自慢できることではありませんが自他共に認める「花より団子人間」。であることから「今年のまつり中止…」の情報を入手した以降、「今年の開花状況は…」が気になることはなく、「まつりは中止になったけど、バラを見にいこう」、そんな思いも湧き上がることはありませんでした。

 

 こうした中、2日前の16日に購読紙(静岡新聞)朝刊に中央公園のバラ園が満開を迎えていることの記事が掲載され、紙面からあふれ出る見事なバラの満開に知人のAさんの怒り顔が浮かびあがってきました。

 

 Aさんは、私と同じ鷹岡地区の在住者で、まちづくり協議会の広報部会が取り組んでいる『まちづくり新聞』の仲間。数年前に定年退職を迎え、セカンドライフについては、「再就職は考えていない。あれこれ興味を抱いたことを…」です。

 その一つがバラの栽培。夫人が富士ばら会の会員で、夫人に誘われて入会。今では中心的な役割を担い、まつりでは、バラ苗の販売やローズヒップティーの無料試飲会の“呼び込み役”を担っているほどです。

 

 多分、今年もまつり開催に向けて日々、手入れに励んだことだと思います。その証である見事なバラが新聞紙面に…。で、「Aさんの怒り顔が…」。で、きょうの「まつりが開かれなくてもバラ園に行かなくては…」となった次第です。

 

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 バラ園の東側部分には、富士市で2回開催された、ばら制定都市会議(全国ばらサミット)を記念しての加盟自治体のオリジナルバラが植栽されており、その中には富士市のオリジナルバラ『かぐや富士』も…。この『かぐや富士』、2003年(平成15年)、富士市で初開催となった『全国ばらサミット』の際に誕生させたオリジナルバラで白一色です。

『かぐや富士』は、「花が開く前の蕾の段階でほんのりと赤く染まり、その姿が本市の伝説として広く知られているかぐや姫の可憐さを表現している」とされ、さらに「花が開くと美しい白に生まれ変わり、どこか優しさを感じさせてくれる。富士山の白雪と雄大さを表現し、バラを通した交流や魅力的なまちづくりをするという願いを込めている」とされています。

 

 この『かぐや富士』をはじめ富士ばら会の皆さんの愛情を受けて咲き誇るバラの数々、それにバラ園の状況をショットしてきましたので、ここにアップしました。

 

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富士市の近代産業遺産調査報告書が発刊されました

 2014年6月の富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録を契機に産業遺産への関心と重要性への認識が高まる中、富士市は、このほど『富士市の近代産業遺産調査報告書(以下、「報告書」という。)』を発刊しました。2016年度から2019年度の4年間をかけての調査をまとめたもので、“紙のまち・富士市”の発祥の地である王子エフテックス(株)第一製造所(鷹岡地区入山瀬)など「後世に伝えたい」とする5件の産業遺産を収録。A4版128ページ。発刊部数は300部。調査費用などを除く印刷実費1700円で希望者に配布しています。申し込みや問い合わせは発刊担当課の文化振興課(筍娃毅苅機檻毅機檻横牽沓機法

 

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          報告書の表紙です

 

 調査、収録の5件は、王子エフテックス(株)第一製造所のほか、王子エフテックス(株)東海工場(中之郷)、岩科機械製作所(鷹岡本町)、蠅佞犬わコーポレーション(中之郷)、増田衣料工業蝓弊焦雜郷慧帖法

 文化振興課が民間調査機関や協力者(団体)とタイアップ、所有者(社)の理解と協力を得て発刊したものです。

 

 序章の調査目的には、「現在、全国的に明治以降の日本の近代産業を支え、生産の場所であった建造物は耐久年数を超え、老朽化している状況にある。また、生産に必要な機械類は、技術進歩により新しいものに取り換えられ、それと同時に建造物の建て替えがされ、多くの歴史的な遺産が失われている」とした上で「製紙関係などの工場や会社を多く抱える産業都市の富士市においても同様な状況が認められる」と現状を分析。この分析をもとに「貴重な歴史的遺産が失われていく状況を危惧し、その実態を把握して後世に伝えていくため」と記されています。

 

 報告書のメインとなっている王子エフテックス(株)第一製造所は、1888年(明治21年)に富士製紙蟾場として外国人技師ケンペルの指導のもと建設が開始され、誕生した日本最初の大規模水車を利用した製紙工場。操業開始は1890年(明治23年)で、紙産業が手漉きから機械生産へ切り替わったことを今に伝える産業遺産であることから“紙のまち・富士市”の発祥の地とされています。

 

 富士山噴火による入山瀬溶岩流が浸食されて形成された潤井川の渓谷沿いにあり、操業時を今に伝えるレンガ造りの工場群と共に、その渓谷美も注目を集め、地元の鷹岡地区では各種団体で構成するまちづくり協議会が、ここ数年来、市と所有会社双方に「登録」や「指定」を図っての保存を働きかけています。

 

 今回の報告書の発刊をもって産業遺産としての歴史的な価値が裏付けられたことから今後の展開が注目されるところですが、郷土史研究家の間には、産業遺産と潤井川渓谷美の両面から「世界文化遺産の富士山の構成資産としての価値を有するのでは…」との意見もあり、その面からも今後の展開が注目されます。

 

(※) 以下の写真・図は、報告書から王子エフテックス(株)第一製造所を抜粋。地図は王子エフテックス(株)第一製造所の所在地です。

 

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| - | 18:15 | comments(0) | - |
子供達の笑顔を追い求めた写真家、齋藤伸也さん逝く

 富士市鷹岡地区の久沢北区にお住まいだった写真家の齋藤伸也(さいとう・のぶや)さんが5月12日午後2時58分、市内の入院先で死去。77歳でした。

 齋藤さんは撮影活動を通しての知人。長く闘病生活を続けながら意欲的に撮影活動を続けていた方で、その闘病生活と撮影活動を知っていただけに昨夜届いた訃報の一報に悲しみを超え、思わず「見事な人生でしたネ」の言葉が出ました。

「齋藤さんを、生涯、決して忘れまい」、この思いを、以下、追悼文の活字としました。

 

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在りし日の齋藤伸也さん

 

 齋藤さんと知り合ったのは30年余も前でした。

 

 当時、私はローカル紙・富士ニュースの記者で仕事として報道写真、一方、齋藤さんは市内の企業に勤務しながら趣味として写真撮影に取り組み、撮影スタンスは違ったものの「消防出初式」や「さくら祭り」など写真コンテストを組み込んだイベントで知り合い、ナイスショットを追い求める行動力に敬服、写真仲間との語らいでは和を築くポディティブな人柄にも魅力を感じていました。

 これまで齋藤さんが世に送り出した作品は、未来を担う子供達の笑顔や、親子のふれあいなどをショットしたものが中心で、そこに流れる写真家としてのコンセプトは「何気ない日常の中に幸福がある」と受け止めていました。

 

 そんな中、8年前の2012年(平成24年)4月、齋藤さんから電話があり、「今度、市立中央図書館ギャラリーで写真仲間の鈴木喜春さんと岳南鉄道の企画展をやるので、開催祝い文を頼むよ!」と。

 瞬時、「齋藤さんが岳鉄の写真展…?」と思ったものの、聞けば…。

「3年前、がん宣告を受けた。趣味の範囲を余儀なくされていた生活に、ようやく訪れた退職後の写真三昧の新たなライフステージに襲いかった病との闘い。しかし、失望はしなかった。大病を患ったことで一日一日を大切に生きることの尊さを自覚させられた。この自覚から『何かテーマを決め、しっかりとした作品を後世に残したい』の思いが募り、富士市の産業財産である岳鉄にスポットを当てた作品展を開催しようと決め、撮影を重ねてきた」。

 さらに、「医者から余命半年と言われている」とも。

 

 通常、写真など芸術作品の個展会場に掲示される祝い文は、指導者が担うのが一般的。加えて私は齋藤さんよりひと回り近くも年下であり、その点にも戸惑いがあったものの「断ってはならない」と承諾し、祝い文にしては異例のかなりの長文を執筆しています。

 プライバシーである“闘病中”の表記は避けながら、末尾には、齋藤さんの闘病に立ち向かう姿を意識して「展示されている作品群からは、陽は必ず昇るように、いかなる境涯にあろうとも歩み続ける人生の先には光が輝いている、そんな強烈なメッセージが放たれている」としました。

 

 2年余の歳月をかけ、多面的にショットした岳鉄の写真1万2千枚から厳選した作品150点からなる作品展は大好評でした。

 

 その後、齋藤さんは入退院を繰り返しながらも撮影活動を続け、最後に撮影会場でお会いしたのは2年前、2018年(平成30年)4月、鷹岡地区まちづくり協議会が富士西公園で開いた『第30回鷹岡さくら祭り』でした。

 まつりには、写真コンテストが組み込まれ、コンテスト用に“さくら姫”をモデルにした写真撮影会も行われ、シャッターを押す齋藤さんに「体調、どうですか?」と聞くと、満面に笑みを浮かべながら「切り替えた抗がん剤が合うようで、調子、いいよ」。

 もちろん、つくり笑顔からも、かなり深刻な状態であることは容易に窺い知ることができました。

 

 そのさくら祭りの写真コンテストには、100点を超える応募があり、静岡二科写真部の薩川高宏さんの審査で第一席の会長賞に選ばれたのは、圧倒的に多かったさくら姫作品ではなく、齋藤さんの作品『若武者』でした。

 この作品は、さくら祭りに組み込まれた曽我物語の武者行列の一場面をショットしたもので、「若さにあふれ、祭りを楽しむ様子が伝わってくる」としての第一席でした。

 多分、齋藤さんは、撮影にあたって武者役の中学生に「まつり、楽しもうぜ。自分なりに、ハイ、ポーズ!」、そんな声を掛けてのナイスショットだったのでは…と思っています。齋藤さんでなければ撮影できない1枚です。

 

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         齋藤さんの作品『若武者』

 

 1週間ほど前、知人から「齋藤さんが危篤状態」との知らせを受けたのですが、新型コロナウイルス感染症対策で面会ができないまま。そして昨夜の訃報でした。

 

 しかし、齋藤さんは遺して下さいました。「人は、死んでも人々の記憶の中で生き続けることができる」と。

 故に、この一文の最後は「安らかにお眠り下さい」ではなく「ありがとう、ございます」とさせていただきます。  合掌

 

 

※齋藤さんのご葬儀は、16日(土)午後5時から近親者のみで通夜、午後6時から一般弔問、葬儀は17日(日)午前10時から、共に富士市青島町239、富士葬祭富士青島で。喪主は夫人の延江さん。

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ご注意! 外出自粛でネット通販などの消費生活トラブルが急増

 先日、購読新聞(静岡新聞)に、コロナ汚染拡大による外出自粛でインターネット通販の利用が増え、これに伴ってトラブルが急増、消費者庁が「ネット通販には偽物を売ったり、代金をだまし取ったり悪質なサイトがある」として注意を呼び掛けている、とする記事が掲載されていました。

 ゴールデンウィーク中、外出自粛による自宅滞在者が多いことを狙っての訪問販売や訪問勧誘も多かったようで、相談機関が休業だったこともあって「身近な市議会議員はなんでも相談者」と受け止めての消費生活に関する相談が数件持ち込まれました。

「オレオレ詐欺」など悪質なケースではなく、「消費生活で困ったことがある。どこに相談すればいいのか」などが中心。それなりに対応できたのですが、中には安易に契約書に署名、捺印したものの「解約したい」とのケースもあり、改めて「賢い消費者に向けての取り組みの強化、見直しが推進機関だけでなく当事者も含めて必要だ」、それを思っています。

 

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 富士市は、市民部市民安全課内(市庁舎3階)に資格を有する消費者相談員を配置した『富士市消費生活センター(以下、「センター」という。)』を開設、月曜日から金曜日、午前9時から午後4時まで消費生活にかかわる相談を受け付けています。

 

 少し古いデータになりますが、2017年度(平成29年度)1年間にセンターに持ち込まれた相談は過去最多の2378件を数え、内容的には通信販売にかかわる相談が訪問販売や勧誘販売を大きく上回り、60歳以上が約半数となっています。

 

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 富士市は2012年(平成24年)12月施行の消費者教育推進法を受けて『富士市消費者教育推進計画』を策定。計画に基づき市民安全課と消費生活相談員がチームを組んで中学校を巡回しての消費者啓発講座を開き、近年、相談が急増している高齢者被害対策として出前講座にも取り組んでいます。

 

 しかし、中学校では全校で講座が開かれているものの、申し込み制の出前講座は、ごく僅か。2016年度(平成28年度)は12回、2017年度(平成29年度)にいたっては5回にすぎません。

 富士市には町内会単位で組織されている老人(悠容)クラブが96、高齢者福祉サイドからのいきいきサロンが172も組織されている中での年間12回、5回です。

 

 こうした状況を踏まえ、市議会2月定例会の一般質問で相談が急増している高齢者被害の対策強化を取り上げ、その中では、出前講座について申し込みを待つ受動姿勢から開催をアプローチする能動姿勢に切り替えての対応を求めました。

 批判されることを覚悟して記せば、「クラブ・サロンに助成金や補助金が支出されているならば、その支出条件に年1回の講座開催を組み込むことがあってもいいのでは…」と思っています。

 

 ここにアップした写真は、月1回発行されている『広報ふじ』などを町内会組織を通して各世帯に配布する回覧板です。

 

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 2つ折り、4ページ中、表紙の1面には「うまい話には、ご注意を!、困った時には富士市消費生活センターに相談してください」と記し、出前講座の開催や啓発用パンフレットの配布にも取り組んでいること。2面には消費者保護制度である「クーリング・オフ」の解説、3面には悪質な商法のあれこれをイラスト入りで紹介。実に4ページ中、3ページを使用しています。

 こうした効果的な、定期的な被害防止情報にも「新しい生活様式」の一つとして、しっかりと目を向けていくことを願っています。

 

(※)使用したデータ、イラストは富士市消費生活センターから提供を受けたものです。

| - | 00:33 | comments(0) | - |
新型コロナウイルス退散、終息、万物に祈る!

 依然として拡大が続く新型コロナウイルス感染症、特別措置法に基づく全国への緊急事態宣言が6日に期限を迎えたものの今月31日まで延長されました。その一方、一部の業種を除いて休業要請が解除され、地方自治体の判断が尊重されて学校再開の動きも出てきました。

 こうした新たな展開のある中、きょう7日、会派会合出席で富士市庁舎へ。市議会として当局に向けての要望第2弾の提出を目指すための会合です。

 

 午前中、会派内で、あれこれと意見を交換。午後には、外出した機会をとらえ賞味期限のある届け物を元吉原地区の知人宅へ。その帰路、地蔵堂に立ち寄り、お地蔵さんに新型コロナウイルスの退散、終息を祈願してきました。

 

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 元吉原地区の地蔵堂はJR東海道線吉原駅南口の南東100値召旅眤罎砲△蝓富士山をバックにお地蔵さんが並ぶ情景は富士市を代表する富士山眺望スポットです。

 長い歴史を感じるお地蔵さんに手を合わせ、早期の退散、終息を祈ったのですが、「祈るだけでなく、地方議員として取り組むべきことがあるぞ!」、そんな叱咤の切り返しを受けた感じでした。

 

 夜7時頃には、自宅からも“フラワームーン”と呼ばれる満月と対面できたことから満月にも早期の退散、終息を祈願しました。

 

 年に12回から13回あるすべての満月には、その時期の季節感や暮らしと関連した名前がつけられており、7日に満月となった5月の名前が“フワラームーン”です。

 混乱する社会とは対照的に雲一つない今宵は見事な耀きを放つ満月で、写真・動画を撮影、そして祈願。その後も、しばらく満月を見続けていました。

 

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 新型ゆえ未知なるコロナウイルス。治療薬やワクチンが開発されるまで、これからも感染防止に向けての実践が求められることになります。

 感染防止の長期化は、倒産、失業、生活苦に連動する不安を抱え込み、自殺者の急増も懸念されています。

 この難局に、お地蔵さん、そして満月と同様、悠久不変の人間社会に向けて、今、政治の力が問われ、その発揮が強く求められている。それを思い、改めて自覚する一夜です。

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