富士市の温水プール、廃止へ…!?

 富士市は、きょう6月18日に開かれた市議会総務委員会協議会で、廃止か、それとも利用者の声を受けて存続か…と注目されていた大渕の総合運動公園内にある温水プールについて「温水プールとしての機能は廃止する」との方針を示しました。

 施設再編アクションプランの中間報告で示したもので、完成版の策定は平成31年6月。

 しかし、完成版に向けては、プール機能以外の建物本体は物理的耐用年数まで35年以上の期間を有していることから、「基本設計を策定中の総合体育館との連携等も踏まえ、建物本体を他の用途に活用する是非について今後さらに検討していく」としています。

 つまり、温水プールそのものは、中間報告の段階で「廃止」の結論が下された、ということになります。

 

印が温水プール所在場所です

 

温水プール外観

 

温水プール内です

 

 温水プールは、広見地区にある現環境クリーンセンターの焼却エネルギーを熱源にして1989年3月に完成。25×15辰琉貳麺僖廖璽襪硲隠鍬×8辰陵鳥用プールがあり、このほかトレーニングルームや研修室も完備。総事業費は10億4千万円余でした。

 

 利用は好調、過去最高の年間利用者数は1992年で、9万9322人を数えています。

 運動公園内には、2003年のNEW!!わかふじ国体の水泳・飛込競技場として、その前年の2002年に県営の富士水泳場が誕生。県事業による本格的な水泳場で、この誕生により温水プールの利用は一時期、年間5万人前後となったものの、2017年の年間利用者数は6万2810人を数え、一定の利用、人気をキープしています。

 

 しかし、2017年6月に青葉台地区内に着工した新環境クリーンセンターが予定通り2020年10月に稼働すると熱源を喪失することから、現在、基本設計を策定中の総合体育館建設計画と合わせ廃止か、それとも灯油ボイラーなど新たな熱源を確保して存続かの判断を下すことになっていました。

 

 その選択を迫られる中、当局は、2015年に策定した富士市公共施設マネジメント方針及び2016年に策定した富士市公共施設再編計画で「今後40年間で一般公共建築物の延床面積を20%削減する」を打ち出し、温水プールについては「廃止、その代替機能は同じ総合運動公園内にある富士水泳場で…」という意向を示していました。

 

 市の意向が利用者に伝わる中、利用者から温水プールの存続を求める声があがり、当局は施設再編アクションプランの策定に乗り出し、現状や課題を整理し、市民ニーズ等も踏まえた上で再編について検討、今回、中間報告を発表したものです。

 

 中間報告で示された基本方針は、以下の4点です。

 

 ➀存続するためには多額の改修費と燃料費がかかる。また、県営の富士水泳場をはじめとした代替施設も存在するため温水プールとしての機能は停止する。

 

 温水プールの利用者が、できるだけ抵抗なく代替施設に移行できるよう、県営の富士水泳場及び市内の民間スポーツクラブと十分に協議し、ニーズへの対応を図る。

 

 プール以外の構造物については、別の用途に利用する目的や必要性、改修費用等を検討した上で、取り壊すか、再利用するかを決定する。

 

 じ営の富士水泳場にサブプールを設置することにより、一般開放日の増加や日本選手権クラスの大会誘致が可能となり、市民ニーズへの対応やシティプロモーションに大きく貢献すると考えられるため、県に対してサブプール設置を強く要望していく。

 

 同日の委員会協議会では、今後の事業スケジュールも示し、中間報告に続いて2019年6月に温水プール施設再編アクションプランを公表。温水プールの使用停止時期については「新環境クリーンセンターの試運転開始の2020年3月から5月頃」としています。利用は、あと2年間です。

 

 自分は、総務市民委員会のメンバーではありませんが、利用者から「存続を」の声があがっていた問題なだけに、きょう18日の委員会協議会を傍聴しました。

 中間報告では、温水プールを存続した場合のコストも示され、既存システムを活用した熱源だけを追加した場合のコストは1億6092万円余、フルリニューアルした場合のコストは4億2660万円余。さらに熱源燃料費の試算は年間4224万円で、これに年間管理費や、今後、見込まれる老朽化に伴う修繕費を勘案すると、「廃止もやむを得ない」でした。

 

 今後は、当局が温水プールの代替施設の本命にあげる県営の富士水泳場に、富士水泳協会の要望でもあるサブプールの設置を、どう県にアプローチ、実現させるかを注目していきます。

 

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富士市の中央公園に7月5日、タリーズコーヒー店オープンへ

 富士市のど真ん中、蓼原町の中央公園に7月、大手コーヒーチェーン、タリーズコーヒーのフランチャイズ店がオープンします。

 地主である市が「公園の質と魅力アップ」を掲げての取り組み。有償で土地を提供し、店舗は民設民営。先ごろ開かれた記者会見での市の発表によれば、オープン日は7月5日で、午前9時30分からオープニングセレモニーを行い、店舗名は『タリーズコーヒー富士市中央公園店』です。

 

富士ひのきを使用した外観です

 

が開設場所です

 

「中央公園に軽飲食のカフェ設置案」が浮上したのは昨年6月。市は、有償貸与の提供面積は500平方丹米發覆匹両魴錣鯢佞靴藤祁遒ら8月にかけて企画提案書を受け付け、応募5社を評価委員が選定。決定した事業者はニュータウンビルサービス衂抻了拇垢如▲織蝓璽坤魁璽辧璽献礇僖鵑硫談租垢箸靴禿絞泙魴設し、営業する、という内容でした。

 

 設置場所は中央公園駐車場の西南角地。平屋建てで建築面積は約250平方叩6惘譴箸垢訶稿盧太平瑤錬僑雲福▲謄薀浩覆錬横粟福F眩だけでなく外観にも地場製品である富士ひのきを使用している点が特徴。

 

 公園のみならずロゼシアターの来場者の利用も多い駐車場の一部に建設したことから、その代替機能を駐車場北側の多目的広場に確保しています。

 

 オープン後の6日からの営業時間は午前9時から午後9時で、定休日はなし。

 

 先日、ロゼシアターに出向いた際、建設現場を訪れてみましたが、すでに完成、オープンを待つだけ…といった状況でした。

「公園の質と魅力アップ」を掲げての富士市では初となる公園内のカフェ…、話題性があるだけに注目を集めそうですが、隣接するロゼシアターにはカフェ機能を兼ねた賃貸レストランが入居しているだけに、その営業に、どう影響するか、気になるところです。

 

交差点から見えるように看板が…

 

 

店舗壁面に設けられたタリーズコーヒーのロゴマーク

 

 

※タリーズコーヒー(Tully's Coffee Corporationアメリカワシントン州シアトルを本拠とするコーヒーチェーン店

 アメリカ国外では、ブランドライセンス供与の形で日本韓国に出店している。日本では、1997年8月7日に東京都中央区銀座にタリーズコーヒー1号店を開業。現在、日本における営業は、伊藤園の子会社タリーズコーヒージャパンが行っており、2016年現在の国内店舗数は630店舗。

 同じシアトル系コーヒーショップのスターバックスコーヒー(略称・スタバ)とはライバル関係にある。このスタバは、すでに富士市内に富士高島店、イオンタウン富士南店、富士川SA下り線店の3店舗が営業している。

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富士市展の第2期展(絵画・彫刻)がロゼで開催中です

 展示部門の市民芸術祭である“市展”の第2期展である『絵画の部』と『彫刻の部』が、6月14日、ロゼシアターの展示室で開幕しました。17日(日)まで。午前10時から午後7時、最終日の17日は午後4時で終了。鑑賞無料。

 きょう15日、市民の皆さんの素晴らしい作品を鑑賞、気分も滅入る梅雨時期ですが、気分スッキリ、リフレッシュできました。

 

来場歓迎看板です

 

入賞者名簿です

 

作品展会場です

 

『絵画の部』のうち洋画部門には、入賞10点を含め入選以上の53点が展示されています。

 審査は、二紀会常務理事の南口清二さんに依頼。

 第一席の大賞に輝いたのは二見六男さん(宮島)の作品『神秘の深緑』で、審査評は「丹念な仕事。深く森の中に一歩一歩入り込んでいく、その歩みを一本の線としてつきつめてゆく。画像としの写真ではなく、心の奥底の自然を私の足底感覚で映像を造り上げた。この自然への敬意、自然の中にいる歓び。いい仕事になった」。

 必要以上の彩色を避け、モノクロ写真のような、個性、感性にあふれた作品です。

 

大賞、二見さんの作品『神秘の深緑』(部分)

 

『絵画の部』のうち日本画部門には、入賞6点を含め入選以上の26点が展示されています。

 審査は、日本美術院同人の村岡貴美男さんに依頼。

 第一席の大賞に輝いたのは、小林重夫さん(岩本)の作品『川越薄暮』で、審査評は「空や建物の一階部分をあえて画面に入れず、無駄な物を切り捨てたため、作者の意図が明快に伝わる力強い作品となった。重厚な色や絵具の塗も、この作品には合っている。力のある方だと思うので、もう少し、大きい画面で、この作品を観てみたかった」。

「絵画作品は構図が重要」と言われますが、「それを作品として示している」と受け止めました。

 応募作品が激減していることが気になりますが、「日本画の可能性を追い求める挑戦的な作品が多い」、これ素人の鑑賞感想です。

 

大賞、小林さんの作品『川越薄暮』(部分)

 

 一方、『彫刻の部』には、入賞1点を含めて入選以上の4点が展示されています。

 審査は、静岡県立美術館主任学芸員の植松篤さんに依頼。

 実質第一席となる優秀賞に輝いたのは水谷守貴さん(十兵衛)の作品『けんさく』で、審査評は「現代の若者をモチーフとした本作は、右足の浮いていることにより感じられる不安定感や、また細いフォルムが醸し出す弱さが作者の意図することをよく表現できている。素材の扱いや完成度など、作者の、さらなる発展を期待」でした。

 

優秀賞 水谷さんの作品『けんさく』

 

 “市展”とは、市が主催する写真、工芸、絵画、彫刻、書道などの公募展の総称。市内で最も権威を有する公募展に位置付けられており、毎年開催、今年が第52回展です。

 応募作品数が多いことから三期に分け、本年度は5月から7月にかけて開かれることになっており、第1期展『写真の部』と『工芸の部』、第2期展『絵画の部』と『彫刻の部』に続く最終の第3期展『書道の部』は6月28日(木)から7月1日(日)まで、第1期展、第2期展と同様、ロゼ展示室で開かれることになっています。

| - | 21:43 | comments(0) | - |
富士市議会6月定例会の一般質問、23人が発言通告

 13日に開会した富士市議会6月定例会の一般質問は、22日(金)、25日(月)、26日(火)、27日(水)、28日(木)の5日間にわたって行われますが、きょう14日正午に発言通告が締め切られ、議員32人中、通告者は23人でした。

 

 

 一般質問が行われる本会議の開会時間は午前10時ですが、一般質問初日となる22日は委員会付託議案の採決などが予定されているため、質問開始は採決後に開始。

 通告締め切り後の午後2時から開かれた議会運営委員会で日別の登壇数を協議、1人の持ち時間が当局答弁を含めて一時間となっている中、次のような登壇日程となりました。敬称略、カッコ内は所属会派です。

 

6月22日(金)午前

 ➀ 遠藤 盛正 (自民党真政会)

6月22日(金)午後

 ➀ 一条 義浩 (凜の会)

 ◆‐硝棔…臧А 兵民クラブ)

  佐野 智昭 (凜の会)

 

6月25日(月)午前

 ➀ 荻田 丈仁 (自民クラブ)

 ◆‐野由美子 (無会派・みらい富士)

6月25日(月)午後

 ➀ 高橋 正典 (凜の会)

 ◆‘E帖‥哉 (凜の会)

  海野 庄三 (凜の会)

 

6月26日(火)午前

 ➀ 小池 義治 (民主連合)

 ◆ヽ洌罅々澄  別閏舅合)

6月26日(火)午後

 ➀ 井出 晴美 (公明党議員団)

 ◆〇害爾い鼎漾 別閏舅合)

  石川 計臣 (自民党真政会)

 

6月27日(水)午前

 ➀ 井上 保  (ふじ21)

 ◆‖静帖々彦 (自民クラブ)

6月27日(水)午後

 ➀ 小池 智明 (ふじ21)

 ◆_偲帖[表─ 兵民クラブ

  鈴木 幸司 (民主連合)

 

 

6月28日(木)午前

 ➀ 萩野 基行 (公明党議員団)

 ◆^靈奸ー利 (自民党真政会)

6月28日(木)午後

 ➀ 笹川 朝子 (無会派・共産党議員)

 ◆‐山 忠之 (ふじ21)

 

 自分、海野しょうぞうの通告順位は9番で、一般質問2日目の25日(月)の午後の3番手。1人の持ち時間は当局答弁を含めて1時間のため午後3時前後の登壇となります。

 今回は、「市民に軸を置いた施策、市民活動総合補償の見直しと充実について」と「2年後に開催される2020年東京オリンピック・パラリンピックを富士市発展に結び付けるための体制と施策について」の二項目を取り上げ、意見を述べ、要望を提示していく予定。これから登壇に向け質問を練り上げます。

 

(※)活字が小さくて恐縮ですが以下に一般質問通告表と通告項目をアップしました。

 

 

| - | 21:41 | comments(0) | - |
社明運動の一環、2つの教育講演会を企画しました

 

 富士市の鷹岡地区と天間地区在住の保護司7人で構成する富士保護司会鷹岡支部は、7月の第68回社会を明るくする運動強調月間の支部事業として7月3日(火)に『朗読と講演の夕べ』、7月6日(金)に『教育講演会』を開きます。

 あす13日に市議会6月定例会が開会。会期は29日までの17日間で、本業の議員活動に専念しなければなりませんが、鷹岡支部の構成メンバーとして夜や土、日に開催周知チラシを団体や知人に配布、「何としても満席に…」と頑張ります。お時間がありましたら、ぜひ、ご来場下さい。

 

 関係団体と連携しての企画で、3日の『朗読の講演の夕べ』は、天間まちづくりセンターを会場に午後7時開演。二部構成で、第1部が更生保護女性会による社会を明るくする運動作文の朗読、第2部が天間小学校の宮川貴志校長による講演。演題は「人を大切にする(夢を叶える)日本一幸せな学校づくり〜時代遅れの熱血教師と教え子たちの関わりから〜」。

 この『朗読と講演の夕べ』は、平成30年度青少年の非行・被害防止強調月間の記念事業も兼ねての取り組みです。

 

 

 一方、6日の『教育講演会』は、鷹岡まちづくりセンターを会場に午後7時開演。鷹岡小学校の小林尚子校長による講演で、演題は「私の出会った子ども達」。

 この『教育講演会』は、鷹岡小学校区通学合宿協賛事業に位置付けての取り組みです。

 

 

 2つの講演会とも聴講無料で、希望者は開演時間までに会場へお出掛け下さい。申し込みは不要です。

 

 鷹岡支部では、保護司として面接相談を通じて青少年の立ち直りをサポートする中、「教育・子育てを学校、家庭、そして地域社会が一体となって見詰め、考えたい」と今回の2つの教育講演会を支部事業として企画しました。

 

【社会を明るくする運動とは…】

 法務省が主唱し、全ての国民が犯罪の防止と犯罪者の矯正および更生保護についての正しい理解を深め、進んで、これらの活動に協力するよう全国民に呼びかける啓発活動。「社明(しゃめい)運動」とも呼ばれ、毎年7月を強調月間として運動趣旨に沿った活動が繰り広げられている。

 

【青少年の非行・被害防止全国強調月間とは…】

 内閣府が主唱し、7月を強調月間として全国各地で非行及び被害の両面から、その防止を目指す活動が繰り広げられている。

 

【通学合宿とは…】

 静岡県教育委員会などが推奨しているもので、目的は、「学年の異なる小学生が地域の公共施設や寺社など宿泊可能な施設を拠点に家庭から離れて共同生活をしながら通学。その中で親に甘えず自立し、お互いの立場を理解し、助け合いの心を育む」、さらに、「子ども達の主体的な活動を支援する立場で地域の大人達が協力することで大人同士の結び付きを強め、地域全体で子どもを育む意識を高める」。県内各地で開かれ、鷹岡地区は、まちづくり協議会が母体となって実行委員会を組織し、平成24年度に第1回を開催。第7回となる本年度も地区内にある社会福祉センター・鷹岡市民プラザを宿泊施設とし、富士市社会福祉協議会の協賛を得て7月5日から同7日まで2泊3日の日程で開催する。

 

(※)イラストのペンギンは社明運動のマスコットキャラです。

 

 

| - | 23:11 | comments(0) | - |
東日本大震災の津波被害、宮古市田老地区の視察報告書

富士市議会凜(りん)の会の会派視察報告

 

「岩手県宮古市田老地区の 

 

津波被害と復旧について」

 

視 察 日:平成30年5月8日(火)

説 明 員:宮古観光文化交流協会学ぶ防災ガイド 佐々木純子氏

 

 

【視察目的】

 

 2011年(平成23年)3月11日に宮城県牡鹿半島の東南東沖130劼波生した東日本大震災は、日本人が過去経験したことがないマグニチュード(M)9・0という規模の巨大地震、そして津波、原発事故による未曾有の被害は自然災害と原発問題への根本的な見直しを突き付けている。

 地震発生後の2012年(平成24年)8月29日、内閣府は東日本大震災からの教訓をもとに駿河湾から日向灘までの南海トラフを震源域とする最大級の地震が発生し、大津波が東海地方を襲った場合の津波高や被害想定を発表、これ以降、各地方公共団体は一斉に津波対策の強化に取り組んでいる。

 その津波対策の強化に向けて中央防災会議の専門調査会は、津波規模をレベル1とレベル2に分け、その発生頻度や被害想定を下記のように示している。

 

 

 富士市も同様、それまでの駿河湾を震源域とした東海地震を想定しての田子の浦港周辺の津波対策のパワーアップを図り、その中では津波による浸水地域の住民の意見を受け止め、官民協調組織である田子の浦港振興ビジョン推進協議会の防災対策部会との協議を重ねて新たな田子の浦港周辺の津波対策づくりに乗り出し、その対策づくりは最終局面を迎えている。

 市全域が駿河湾の沿岸部に位置する富士市では、幾多の台風による高潮被害への対策として高さ17辰遼苗堤の築造や、工業振興面からの港湾整備、さらに想定する津波高から「レベル1はクリア」と判断。この優位性に立脚して「レベル2の対策」を目指し、2017年(平成29年)11月27日に開かれた市議会環境経済委員会協議会で当局は、中間報告としてレベル2への多重防御のハード面整備として短期・中期計画で波除堤の機能強化、長期計画で直立浮上式とフラップゲート式の2つのタイプを掲げた可動式防潮堤設置案を示している。

 長期計画については、事業主体や費用面の課題だけでなく技術的な面でも「さらに研究が必要」とされているが、いずれせよ、県内の地方公共団体の多くがレベル1への対応すら緒に就いた段階での津波完全シャットアウトを目標とする富士市へのレベル2への挑戦は、その挑戦姿勢をもって『津波防災先進都市・富士市』といえるだろう。

 しかし、である。

 明治以降、相次ぐ津波被害を受けて「日本の万里の長城」と言われるほど堅牢な巨大な防潮堤を築き、『津波防災の町』を宣言。国内のみならず世界の津波研究者の間でも「津波に最も強い港町」と注目されていた宮古市の田老地区では、東日本大震災で発生した津波の襲来で甚大な被害を受けている。津波が堅牢な巨大な防潮堤を乗り越えての甚大な被害である。

 我々は、「富士市の津波対策を考える上で、宮古市の田老地区を襲来、甚大な被害をもたらした東日本大震災の津波とは…、そして田老地区での復旧事業、その把握も必要、重要」との認識をもって現地視察に出向いた。

 

 

【宮古市の田老地区とは…】

 

 まず、田老地区の津波との闘いを振り返ってみよう。

 田老地区は、現在、岩手県宮古市の一部であるが、古くは1889年(明治22年)に町村制が施行されたことを受けて田老村が発足。1944年(昭和19年)に町制施行で田老町となり、2005年(平成17年)に宮古市と合併し新制の宮古市の一部となっている。

 主要産業は漁業の典型的なリアス式海岸地帯に存在。海岸線から山間部までの距離が短いことも特徴である。

 この田老地区は、“津波太郎(田老)”の異名が付けられるほど古くから津波被害が多く、江戸時代初期の1611年(慶長16年)に起きた慶長三陸地震の津波では「村が全滅した」との記録が残されている。

 明治以降で正確な記録が残されているのは、以下の通りである。

 

★1896年(明治29年)の明治三陸津波

  最大波高       15

  罹災戸数      336戸

  死者・行方不明者 1859人

  流出漁船      540隻

★1933年(昭和8年)の昭和三陸津波

  最大波高       10

  罹災戸数      505戸

  死者・行方不明者  911人

  流出漁船      909隻

★2011年(平成23年)の東日本大震災津波

  最大波高       16

  罹災戸数     1691戸

  死者・行方不明者  181人

  流出漁船      855隻

 

 田老地区が本格的に津波対策に取り組んだのは、1933年(明治8年)の昭和三陸津波以降である。

 当時の内務省と岩手県は、復興策の基本として集落の高所移転を打ち出すもの、当時の田老村は、周囲が山に囲まれ、適当な高台がないこと、加えて主要産業が漁業であることから防潮堤建造を決断。難色を示していた国と県は最終的に費用負担に同意し、1934年(昭和9年)に第一期の防潮堤築造が開始となっている。

 日中戦争拡大による資金難から1940年(昭和15年)に工事中断に追い込まれるものの、戦後の1954年(昭和29年)に14年ぶりに工事再開。4年後の1958年(昭和33年)に第一期工事が終了し、起工から24年を経て全長1350叩基底部の最大幅25叩地上高7.7叩海面高10辰梁臻苗堤が完成している。

 その後も増築が行われ、起工から半世紀後の1966年(昭和41年)に最終的な完成を見ている。総延長は実に2433辰裡愡型の堅牢な巨大な防潮堤で、城壁のように田老地区の市街を囲んでいる。

 この防潮堤は「日本の万里の長城」と言われるほどで、国内のみならず世界の津波研究者の間でも「津波に最も強い港町」と注目されていた。

 完成を受けて合併前の田老町は、昭和三陸津波70周年にあたる2003年(平成15年)、「災禍を繰り返さない」と誓い、『津波防災の町』を宣言。紙芝居『津波てんでんこ』の上演活動など児童への防災教育や、年1回の避難訓練にも取り組んできた。

 つまり、堅牢な巨大な防潮堤を過信することなく、避難というソフト面の防災対策にも取り組んできたわけである。

 これは、2011年(平成23年)の東日本大震災津波では罹災戸数1691戸という中、死者・行方不明者181人を数えたものの、罹災戸数505戸で死者・行方不明者が実に911人に達した1933年(昭和8年)の昭和三陸津波に比べれば、堅牢な巨大な防潮堤を津波が乗り越えたとはいえ、その破壊力が軽減、さらには避難というソフト面の防災対策による減災効果を数値的に示していることは言うまでもない。

 

 

【視察内容】

 

 今回の視察は、宮古市文化交流協会が取り組んでいる『学ぶ防災ガイド』を利用、佐々木純子氏から現地で約2時間、説明を受けた。

「学ぶ防災ガイド」は、東日本大震災により甚大な被害が出た田老地区の当時の状況を伝えることで、震災の恐ろしさ、命の大切さを伝えるガイドさんである。

 本来ならば、まず宮古市役所を訪れ、津波被害の復旧・復興担当者から行政サイドの取り組みの説明を受け、その上で現地視察…とすべきだったが、2日目の視察日程は初日に訪れた雫石町からレンタカーで宮古市、そして盛岡に戻り、電車を乗り継いで3日目の視察先である新潟県上越市に…というタイトな日程だったことから現地視察のみを余儀なくされた。

 ガイドの佐々木氏とは三陸鉄道北リアス線の田老駅で待ち合わせ、渡された『学ぶ防災』と題したパンフレットをもとに、被害状況や復旧事業の説明を受けた。

 パンフレットには、被災前、被災直後、現在、そして土地区画整理事業が進む田老地区の、その完成予想図が示されていた。

 高台への移転も絡めており、元の状態に戻す復旧事業と新たな創出を図る復興事業を合わせての取り組みである。

 

↑ 被災前の田老地区

 

↑ 被災直後の田老地区

 

↑ 現在の田老地区

 

 この後、X字型の堅牢な巨大な防潮堤の上に登り周囲を一望。かつて城壁の防潮堤に守られ、家屋が密集していたものの、すべて津波に流された市街地域は建築物が規制され、家屋流出の跡地には立派な野球場が建設中であった。遠望の高台に宅地造成が確認された。

 津波が乗り越えたとはいえ「日本の万里の長城」とされた堅牢な巨大な防潮堤そのものは多少の損傷はあったものの、崩壊といった大きな損傷はなく、防潮堤は「1933年(昭和8年)の昭和三陸津波の犠牲者の数」という防潮堤上のコンクリート製の石柱(石碑)の間を塞ぐ70堕度のかさ上げ工事が行われているのみであった。

 

↑ 家屋流出跡地に建設中の野球場

 

↑ X字型の堅牢な巨大な防潮堤

 

 ふと、脳裏に東日本大震災から約2年後の2013年(平成23年)7月に、当時所属していた会派の視察で訪れた岩手県大槌町で応対して下った佐々木彰副町長の言葉を思い出した。

 大槌町も沿岸部は甚大な被害を受けたものの、津波対策とする防潮堤の築造は、「100年から150年に一度発生とするレベル1に対応した規模」、続けて「今回の東日本大震災のような1000年単位の津波に対応する防潮堤の築造は費用的にも年数的にも現実的ではない。レベル1の防潮堤の築造のほか高台移転や避難対策の強化に取り組む」という発言だった。

「田老地区の取り組みも佐々木副町長と同様、復旧に避難対策の強化を絡めたものだ」、そう受け止めたが、ガイドの佐々木氏が「あれを見て下さい」と指差した漁港近くの巨大な白いコンクリート壁に目を疑った。防潮堤とは思えない中層ビルのような白いコンクリート壁で、築造中であるものの漁港をグルリと囲むことが想定された。現に、手渡された土地区画整理事業の完成予想図には、それが示されていた。

 高さ17叩東日本大震災の津波に対応したもので、「レベル2への対応、津波被害完全シャットアウト」、それを目指してのものである。

 復旧にとどまらず、ハード面の強化である復興にも取り組むといったところだが、ガイドの佐々木氏は杞憂を示した。津波被害完全シャットアウトを目指す漁港をグルリと囲む新たな防潮堤が完成した際には、X字型の堅牢な巨大な防潮堤の上から海が全く見えなくなってしまうことを指してのもので、過信に加えて津波襲来が確認できない、逃げるチャンスを失ってしまう、その不安である。

 漁港に出向くと、築造中の新たな防潮堤の規模が鮮明になった。

 対岸に、白い城壁である築造中の新たな防潮堤をはっきりと見ることができた。

 さらに、漁港には、鉄骨造りだったことから倒壊を免れた製氷貯氷施設が修復され、その壁面に、これまでの津波被害の高さが示されていた。下から1933年(昭和8年)の昭和三陸津波の10叩1896年(明治29年)の明治三陸津波15叩△修靴2011年(平成23年)の東日本大震災津波17.3辰任△襦

 津波の脅威、それを突き付ける表示であった。

 

↑ 白い壁のような築造中の新たな防潮堤

 

↑ 壁面に、これまでの津波被害の高さが示されていた製氷貯氷施設

 

 

【津波防災とは…を学ぶ】

 

 視察の終盤は、津波遺構である『たろう観光ホテル』に案内された。この遺構は6階建てで、津波被害により1、2階は破壊されたものの、倒壊は免れ、“もの言わぬ語り部”として残されている。

 

↑ 津波遺構の『たろう観光ホテル』

 

 ガイドの佐々木氏に6階に案内され、津波襲来時に、このホテルのオーナーが6階から撮影したビデオを観させていただいた。

 相次いで襲う津波、それが放映され、ついに防潮堤を超えた。リアルな映像からは津波にのまれる人の姿もあり、衝撃的な、直視するのが辛い映像であった。

 この地区で起きた津波被害を映像をもって示したガイドの佐々木氏は、「これは現実に起きたことです」と述べ、その上で「限られた時間、多くを警鐘として伝えたい」、そうした澎湃として湧き上がる思いを次のように語った。

 

「地震発生から、この地に津波が襲来するまで逃げることに十分な40分間という時間があった。どんなに津波対策を強化しても、過信することなく、その基本は避難であることを忘れないでほしい」

 

「エキスパート・エラーという言葉がある。専門家の意見を鵜呑みにせず、自分の命は自分で守る“津波でんでんこ”を広めてほしい」

 

「率先避難者が必要。過剰なサポートは全体の避難の遅れとなり、犠牲者が増えることになってしまう」

 

「瓦礫の下敷きになった際の救助の要請合図には笛やペンライトが有効。非常持ち出し備品リストに必ず入れてほしい」

 

 視察地を後にしなければならに時間となり、津波遺構である『たろう観光ホテル』の階段を下っていると窓の外に高台に向けて立派に整備された避難路が確認できた。

 津波襲来まで40分間という時間も含め、津波防災は「避けることにできる自然災害」、それを実感させられる情景であった。

 

↑ 高い台に向けての避難路が整備されていた

 

 

【視察所感】

 

 今回の視察では、一つ、心に引っ掛かるものがあった。東日本大震災規模の津波被害を完全シャットアウトする白い城壁、築造中の防潮堤の存在である。

 築造の根底には、「津波被害と決別を!」とする、この地に住む人達の強い意思があることは言うまでもないが、その一方で、ガイドの佐々木氏が杞憂に示した過信に加えて津波襲来が確認できない、逃げるチャンスを失ってしまう、その不安も頂門の一針として受け止めたい。

 津波防災の基本である、自らの命は自ら守るの“津波てんでんこ”の実践を、どう社会に広く敷衍、未来永劫に受け継いでいくことができるか…は、同じく津波被害が懸念され、レベル2の津波対策に取り組む富士市にも突き付けられている大きな課題であり、田老地区のハード、ソフト両面からの津波対策を今後も注視したい。

「我々の報告は終わってはない。終わってはならないのだ」、この思いを今回の視察の総括としたい。

| - | 20:19 | comments(0) | - |
梅雨、マイ ガーデンも百花繚乱です

 気象庁が「東海地方が梅雨入りしたとみられる」と発表したのは今月6日、きょう8日の朝刊の週間天気予報は本格的な梅雨到来を告げています。いよいよ百花繚乱のシーズンです。

 

購読紙の静岡新聞、きょうの朝刊紙面から

 

 百花繚乱という四字熟語は、梅花が桜花にバトンタッチする時期に使用されることが多いようですが、様々な花が彩り美しく咲き乱れる、という意味からすれば「多雨・高温多湿のこの時期が百花繚乱ではないか…」です。

 我が家のマイ ガーデン(My Garden)も百花繚乱の時を迎えています。

 

 共稼ぎ、子ども2人の、ごく普通のサラリーマン家庭の我が家は、住宅専用地域にあり、建蔽率も容積率も限界値であるものの、一応、庭がありました。

 過去形としているのは、長女夫婦と同居した12年前、車の駐車スペースが2台から4台必要となったため、その庭は駐車場に…。これにより、かつての庭は、とても庭とは呼べない“庭らしきもの”となっています。

 

 

 

 こんな中でも「花大好き人間」である同居人(妻です)は、あの手この手の手法をもって花を育て、6年前に早期退職してからは、その栽培が加速。生活道路に面していることから散歩中の近所の方々が立ち止まって見入る姿も多くなっています。

 

 決して自慢できることではありませんが、自分は「花より団子人間」。彩り美しく咲き乱れても全く興味がありませんでしたが、3年前にラン栽培家の友人が「海野さんの奥さん、花が好きのようだから」と野生ランの“春蘭(しゅんらん)”の鉢植えを下さり、「枯らしてなるものか」と水やり。加えて小学1年女児の孫が同居人に協力して水やりを手伝うようになった姿に接し、最近は、次々と開花する花々を愛(め)でる時がしばしば、「狭いながらも楽しいマイ ガーデン」、そんな気持ちを抱き始めています。

 

友人からいただいた春蘭です

 

孫です

 

 

 

 

 

 

 

これはトマトです

 

 日々、あれこれと忙しくしてきた中、心にゆとりを持てるようになったのか、それとも高齢者ゾーンに入ったことによる家庭を回顧しての懺悔なのか…。

 

 どちらにせよ、狭い空間にも関わらず、精いっぱい咲く花々に、あれこれ教えも受ける、今年の梅雨です。

 

 

| - | 08:32 | comments(0) | - |
富士市議会6月定例会の日程が決まりました。副議長選挙も…?

富士市議会の本会議場です

 

 気象庁が「東海地方が梅雨入りしたとみられる」と発表した、きょう6日、富士市議会の議会運営委員会(以下、「議運」という。)は委員会を開き、13日に招集される6月定例会の日程を協議、会期を29日までの17日間と決定しました。

 

 6月定例会では、委員会条例の規定により任期1年となっている議運と常任委員会の委員選任が行われ、これに合わせて申し合わせで「常任委員会委員の任期に準ずる」となっている特別委員会の委員選任、さらに副議長選挙も見込まれています。

 

 正副議長の任期は、地方自治法で「議員の任期(4年)と定められている中での任期途中の交代は、辞表を提出することよって法をクリア。暗黙の規範で「議長は2年、副議長は1年で交代」とされており、6月定例会では正副議長のうち議長は続投、副議長のみ選挙が行われる予定ですが、その選挙執行は現在の副議長の辞表提出が前提となります。

 

 これら議会の新たな構成は定例会最終日の29日の予定です。

 

 議運で示された本定例会への当局提出予定議案は20件。その内訳は、条例案9件、単行案5件、報告案、人事案各2件、補正予算案、契約案各1件。

 

 補正予算は、生活密着予算である一般会計を歳入・歳出、それぞれ1億4,500万円追加していくもので、これにより当初からの累計額は832億4,500万円に…。

 歳入の主なものは、市有土地売却収入などの財産収入が8,223万8千円、河川整備事業債などの市債が2,130万円、地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金などの国庫支出金が1,649万9千円など。

 一方、歳出の主なものは、公共建築物保全基金積立などの総務費に9,312万6千円、四ケ郷用水路改修事業費などの土木費に3,617万7千円を計上しています。

 

 単行案5件には、富士見台下水処理場跡地の財産処分案があり、跡地6,398平方値召鮓売により静岡市内に本社を置くヨシコン蠅烹検ぃ横毅緩7千円で売却。

「不要となり、活用予定のない市有地は売却」との方針に基づくもので、坪単価にして約4万3千円という売却価格については地元の富士見台地区の意向を受けて「宅地分譲」の条件が付されていることに加え、段差のある地形から宅地化に向けて、かなりの造成費が見込まれるためとみられています。

 

 人事案2件は、任期満了に伴う富士市ほか1組合公平委員会委員の選任同意案と人権擁護委員候補者推薦案です。

 

 契約案1件は、青葉台まちづくりセンター多目的室棟増築及び既存棟改修主体工事案で、制限付き一般競争入札の結果、市内大手の井出組が落札。議会の可決を求める、その契約金額は1億9,872万円となっています。

 

 一般質問は22日に開始、28日までの間、4・5日間の日程が確保されており、その発言通告の締め切りは14日正午と決定。1人の持ち時間は当局答弁を含めて1時間で、日別の登壇者数は通告締め切り後の14日午後2時から開かれる議運で協議、決定。

 

 このほか、本定例会には、静岡県弁護士会から「静岡地方裁判所沼津支部における労働裁判の実施を求める請願」が提出され、総務市民委員会に付託、18日に開かれる委員会で審査することが決まりました。

 

 字が小さくて見にくいかもしれませんが、議運で決定した6月定例会の日程をアップします。

 本会議、委員会とも「私語厳禁」などルールを遵守すれば誰でも傍聴が可能(ただし、乳幼児、児童は除く)。本会議は市庁舎10階、委員会は市庁舎9階に傍聴受付所が設けられます。

 

 

 

| - | 19:01 | comments(0) | - |
民間パワーをもって国際交流、米国オー市との友好協会が総会

 先日、民間パワーをもって国際交流事業に取り組んでいる富士・オーシャンサイド友好協会(清水小波会長)の「平成30年度総会」が富士市富士町の交流プラザで開かれ、案内状が届いていたことから出席。総会では、本年度予算と事業を決定、その予算と事業は、「国際姉妹都市を締結している米国カリフォルニア州オーシャンサイド市との交流が今後、大きく前進していくのでは…」の期待を抱かせるものでした。

 

 本年度も市の協働事業提案制度を活用して7月から8月にかけ6泊8日の日程でオーシャンサイド市に少年親善視察団を派遣。定員は15人で、すでに募集を締め切り、「33人もの応募があり、抽選で団員を決定した」といいます。

 このほか、市からの委託を受けての教育研究教員海外派遣を担い、オーシャンサイド市の市民に向けてウエブやアプリを活用して富士市の魅力を発信、協会情報誌『FOFA(ふぉーふぁ)』の発行、英会話教室の開催など。

 

総会で挨拶する清水会長

 

来賓の小長井義正市長

 

 総会後には、記念講演が行われました。

 

 英会話教室の講師を担っているオランダ出身のポスト・ヘンリーさんが『富士市に住んで感じたこと』の演題で1時間にわたって、あれこれ話し、参加者からの質問も受け付けました。

 ヘンリーさんの母国語はオランダ語。でありながら英会話教室の講師を担い、講演は流暢な日本語で…。「どう多言語を習得したのか…」の質問が出され、「日本人は文法や聴くことには熱心だが、話すことが苦手。言葉として発することが外国語をマスターする上で重要」の回答には胸にグサリとくるものがありました。

 ヘンリーさんは、外国人労働者の多いポルトガル語圏やスペイン語圏の子ども達への日本語教育の重要性と、その強化の必要性も力説。「その通りだ」でした。

 

講演するヘンリーさん

 

 富士市とオーシャンサイド市は1991年(平成3年)に国際姉妹都市を締結。以後、市が参加者を募集しての「市民友好の翼」をはじめ文化関係者や少年少女合唱団、太鼓演奏集団、さらにガールスカウトなどが訪問しています。

 

 こうした流れを経て6年前にオーシャンサイド市への訪問経験者などによって「市民を主体とした交流事業の推進を」と友好協会が発足。市からの委託事業である少年親善視察団や教員海外研修の派遣などに続いて今年4月にはオーシャンサイド市にあるミラコスタ大学による「留学説明会」も実現。これまでの教育分野を中心とした活動を発展させ、商業、福祉、芸術など幅広い分野での活動を目指しています。

 

 友好協会では、サポーター会員を募集しています。会員には会費年額3千円の『正会員』と、会費無料の『サポーター会員』があり、『サポーター会員』にも年2回、協会情報誌『FOFA(ふぉーふぁ)』を送付、とのことです。

 詳しくは協会ホームページ

https://www.fuji-oceanside.com/

 

協会情報誌『FOFA(ふぉーふぁ)』(表紙)

| - | 17:45 | comments(0) | - |
鼻血が出るくらいワクワク、鷹岡小学校の運動会

 富士市内では3学期制から2学期制への移行も絡まって5月末から6月上旬にかけての運動会開催が多く、きょう6月2日には所在区の鷹岡小学校で開かれました。

 

運動会を迎えた鷹岡小の正門です

 

 所在区の市議会議員として招待状を受け、そして同居している6年男児と1年女児の孫2人の祖父、二つの立場で会場へ。

 開会式で小林尚子校長は「1人1人が主役に、そして励まし合い、協力して…」と呼び掛け、来賓を代表しての植松貞治PTA会長は「鼻血が出るくらいワクワクする運動会に…」とユニークな表現で激励。紺碧(こんぺき)の空が広がる中、グラウンドには600人余の子供達の元気が波打ち、心を一つにしての競技・演技が繰り広げられました。

 

ブログ20180602癸20180602.jpg

プログラムです

 

国旗・市旗・校旗の掲揚です

 

 今年の運動会のスローガンは、『スリースター鷹小 みんなで協力 元気いっぱいの運動会』。

 

 午前8時から開会式、午前8時30分から次々と演技・競技が繰り広げられましたが、準備体操や1年生の玉入れにしろ、音楽を取り入れ、時代の変化、そんなことを感じました。

 

 6年男児の孫が最後の運動会のため午前中、用意して下さった来賓席から見学する予定でしたが、急遽、総会出席が入り、演技・競技開始から1時間で失礼しました。

 で、6年男児と運動会デビューの1年女児の孫2人の個人競技である徒競走は見られず。「ここ1週間、アドバイスを担った自宅での腕振り特訓が実り、2人ともトップでゴール」と思っているのですが…。ガッカリするといやなので結果は聞かないことにします。

 

準備体操です

 

花形競技の徒競走のスタート

 

ゴールです

 

1年生による玉入れです

 

 関係者の皆さん、ご苦労様でした。交通安全を支えて下った交通指導員の皆さんもご苦労様でした。

 

 

【小学校の運動会は、今後も、この時期…?】

 

 ところで、かつて富士市内の小中学校の運動会は中学校が9月、小学校が10月の開催により「運動会は秋の学校行事」でしたが、20数年前、岩松北小学校が10月開催を6月開催に変更。当時、自分はローカル紙の記者で、それを取材。岩松・岩松北両地区では10月に合同事業として「かりかね祭り」を開催しており、「地区行事との調整を図り、発想を転換して6月開催を決めた」(当時の校長談)とのことでした。

 

 その後、富士市内の小中学校が3学期制から2学期制に変更になったこともあって、この時期に運動会を開く小学校が相次ぎ、今では「小学校の運動会開催時期は5月末から6月上旬に…」となっています。

 

 この時期の運動会の開催に対しては、「梅雨時期に、いかがなものか」の声もありますが、秋は秋で「台風が心配」ですよネ。

 

 一方、中学校は従来通り9月開催が続いています。中学校では、この時期、修学旅行があることから今後も9月開催が続きそうです。

 

| - | 18:41 | comments(0) | - |
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