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日本一、津波災害に強いまち、奥尻町
 

 822日から24日までの三日間、会派「耀(かがやき)」の視察で北海道奥尻町へ行ってきました。


 奥尻町は、北海道の最西端に位置する日本海に浮かぶ周囲
84辧¬明143銑屬瞭仔2番目の漁場と観光の町。平成5年(1993年)712日に発生した北海道南西沖地震で甚大な被害を受け、島民数4,200人余という中で行方不明者を含めた死者は島民数の5%弱にあたる198人、被害総額は当時の町の年間予算規模が約50億円という中で約664億円にも達しています。

 人的被害を富士市に置き換えれば約1万3,000人が被害に遭ったという大惨事でした。

 

 この大惨事に奥尻町は、国、県の支援を受けて災害復興に乗り出し、わずか5年後の平成10年(1998年)の3月定例会議会で完全復興を宣言、以後、「日本一、津波災害に強いまち」とされています。

 

 今年311日発生の東日本大震災以降、富士市も津波への視点を重視しての防災対策の強化が求められており、「耀(かがやき)」では7月中旬の岩手県内の陸前高田市や宮古市などの被災地視察に続いて、今回、「富士市の防災対策を考える上で奥尻町の津波対策の把握を」と訪れたものです。

 

 視察の感想は「凄い」、この一言、「日本一、津波災害に強いまち」も頷けるものでした。

 

しかし、奥尻町の取り組みが、地形をはじめ財源確保の面からも「全面的に、早急に富士市が取り組むのは極めて難しい」、それも感じ、思いは複雑でした。

 

視察の内容、分析、感想は、後日、報告書にまとめ議会事務局に提出することになっており、ここでは三か所をピックアップ、その内容をお伝えします。

 

【人工地盤】

『望海橋』と命名された青苗漁港に整備された人工地盤です。岸壁からの高さが6.2叩海面からの高さが7.7辰△蝓幅は31.9叩長さは163.5叩△修量明僂4,650屬如一人当たりの占有面積を約2屬箸靴疹豺隋2,325人の避難ペースの確保が可能。1階の空間部は漁業従業員等の作業スペースとしても利用され、防災機能のみならず漁港との親和性にも配慮した施設となっています。


 

        2階部分の避難場所スペース


 

     2階部分には、その概要を示す図が…

 

【避難路】

地震による津波に対しては1秒でも早く高台へ避難するのが鉄則。大惨事の教訓を生かして奥尻町には高台への避難路が数多く整備され、その中には雨天時対策と障害者対策からドーム式のスロープ化を図った避難路も。「夜間に津波に襲われ、混乱した」という教訓から避難路を示す看板には太陽電池も組み込み、視認性への配慮も。


 

         ドーム式の避難路



 

      内部はスロープ化も図れている

【ピロティ構造】

水門整備と合わせ公共施設にも津波対策を取り入れ、老朽化した青苗小学校校舎の改築にあたってはピロティ構造(高床方式)を採用。2階、3階部分が校舎機能、通常の建物の1階に相当する部分は柱だけの空間となっています。

また、校舎は避難所ともなることから室内は壁のないオープン空間とし、教室スペースには最も目立つ場所にヘルメットが常備されていました。



       ピロティ構造が採用された小学校校舎



        1階部分は柱だけの空間スペース



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