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静岡空港搭乗率保証の和解に一言
  

 きょう913日から富士市議会9月定例会の決算特別委員会の審査開催。四日間、缶詰状態で審査にあたることになっています。

 

 審査初日の13日は、午前930分から午後530分まで缶詰状態。終わって自宅へ。テレビニュースでは、「日本航空が静岡福岡線(20103月末で撤退)の搭乗率保証に基づく運航支援金約15,300万円の支払いを静岡県に求めた訴訟で川勝平太知事は13日、東京地裁の和解勧告を受け入れることを表明した。日航に14,9840,627円の和解金を支払うため、関連費用を編成中の9月補正予算案に盛り込み、県議会9月定例会に提出する。東京地裁は8日に静岡県と日航双方に和解勧告していた」。

 

このニュースに接しての感想は、「あれこれあった静岡空港も、ようやく諸問題が決着したな」でした。

 

これまでの静岡空港の流れを追うと…。

 

島田市、旧榛原郡榛原町牧之原市)にまたがる山頂に建設された静岡空港は、1996運輸大臣亀井善之による設置許可を得て整備を開始。20093開港予定だったものの空港近隣にある伐採対象外の樹木が航空法の制限(制限表面)に抵触する問題があることが20089月に判明したことから延期、暫定的に滑走路を短くする工事を行い、200964日に開港。2,500への延長工事は8月27に完成。総事業費は約1,900億円、そのうち空港本体の事業費は約490億円。空港整備特別会計からの国庫補助金は約245億円であり、約1,655億円が静岡県の支出となった巨大事業。国が離島以外の地方空港新設を抑制する方針を打ち出していることから「最後の地方空港」とされています。

 

この静岡空港、反対運動があり、巨額の投資に批判の声もあがっていました。さらに、「開港しても利用が少ない赤字空港になるのでは…」、そんな声も。

 

こうした中で静岡県は、ナショナルフラッグの航空会社の運航による社会的認知を高める狙いをもってJAL福岡便については、搭乗率が70%未満の場合、運航支援金を支払う搭乗率保証の覚書を締結。


 しかし、JAL福岡便の搭乗率は70%に至らず、20103月末で運休。運休したもののJALは覚書に基づいて静岡県に対して運航支援金15,300万円の請求を行い、これを受けた静岡県は、「JALが一方的に静岡空港から撤退したにも拘らず支援金の請求をすることは信義に反するもの」として支援金の支払いを拒否。JALは、20101110日に東京地方裁判所に静岡県を被告として15,300万円の支援金の支払いを求める訴えを提起。

 

そして、今回、東京地裁の和解勧告を受けて和解へ…となった次第。

 

一県民として静岡空港には、ワンサと言いたいことがあるものの、すでに莫大な県費を投じて完成し、今回の和解の受け入れも他に選択肢が見当たらず、止む無し。(本音の部分では、そう思いたくはないのですが…)

 

となれば、日本映画『大鹿村騒動記』に出てくる台詞のように「仇も恨みも、是まで、是まで」とし、「乗って残そう静岡空港」としたいものです。

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