<< 第45回富士市総合文化祭が開幕、日程紹介 | main | 入山瀬浅間神社の例祭に出掛けました >>
富士市議会9月定例会が閉会、台風被害復旧予算可決
 

 富士市議会9月定例会は107日、最終日を迎え、一般質問終了後に追加補正予算案を上程、委員会付託を省略して採決、全会一致で可決。追加補正予算案は、921日の台風15号などで被害受けた公共施設などの復旧費用。可決に異論はないものの、複雑な思いを抱いて可決に応じました。

 

 被害は、公共施設の全壊や半壊、大規模な土砂崩れなどはなく、個々をとらえれば軽微であったものの多方面にわたったことから追加補正の総額は27,7653千円にも。その財源は予備費から22,4235千円を流用したほか国庫支出金や市債(借金)など。

 

 個々の被害をあげれば、公共施設関係は、富士川ふれあいホールの研修棟、ホール搬入口及び正面玄関の雨漏り改修(470万円)、鷹岡保育園の天井の雨漏り改修(50万円)、富士見台小学校の体育館屋根の破損修理(135万円)、富士南中学校の北校舎屋上フェンスの破損修理(200万円)、富士市立高校の第二運動場防球ネットの破損修理(623万円)など。林道の防護柵落下や法面崩落なども相次ぎ、市道や農道の倒木も数多し。

 

「複雑な思いを…」の理由は、市管理の公園の倒木処理に5,6789千円を予算化、さらに、市営住宅団地や森林墓園、市管理の文化財指定である千人塚古墳と浅間古墳の倒木処理も予算化している点です。

 

 公共施設や市管理地における被害は市が、私有財産にかかわる被害は自己責任で…は当然。

 

しかし、台風21号により準公共的な要素の強い寺社の被害も目立ったものの、管理者(団体)は、その対応に苦慮。とりわけ、檀家がなく、氏子によって支えられている神社の対応が厳しく、所在地区にある神社は、管理を担う区(町内会)が100世帯余に過ぎない中で境内の巨木が倒れ、隣接する工場の壁やフェンスも破損。その処理や修理費は、かなりの額に…。


 この神社、貸与地収入などがなく氏子=区民が管理、清掃などや枝打ちなどを続けてきたものの、今回の台風による倒木は「想定外」。で、その費用捻出に苦慮。市の支援も倒木は対象外です。

 

こうした準公共的な財産にかかわる被害の責任問題は、神社を地域がどう位置づけでいくかの時代変革も踏まえ、市政上の課題としていくことが求められている、自分は、そう受け止めています。

【初の事業評価を市長に提示】 

9月定例会最終日の7日、富士市議会の稲葉寿利議長は、鈴木尚市長に平成22年度決算事業のうち議会が評価した9事業の結果を提出。9事業中、「拡充する」が1事業、「現状のまま継続する」が5事業、「実施方法や規模などの見直しをする」が3事業、「廃止も視野に検討する」はゼロとなっています。

 

「拡充する」の1事業は、少子化対策推進事業。

「現状のまま継続する」の5事業は、産業交流展示場運営管理事業、コミュニティバス等運行事業、新富士駅南地区土地区画整理事業、水道料金徴収業務委託事業、市立中央病院電子カルテシステム関連事業。

「実施方法や規模などの見直しをする」の3事業は、青少年の船事業、資源化促進事業、観光助成事業(富士まつり)。

 

 この事業評価、今年41日施行の「議会基本条例」に基づく初の試み。民主党政権が打ち出した事業仕分けが、今、全国的にブームとなっていますが、民間視点からの事業仕分けは、その仕分けの結果に責任がなく、これに対しては議会の事業評価は、予算採決権を有するだけに評価の結果に責任を有しています。

 

 今回の初の事業評価で大きく賛否が分かれたのは、過大な市費の出費と定員割れの問題を抱え込んでいる青少年の船事業でした。

 事業評価では、「廃止すべき」という意見もあり、最大公約数を求めて「廃止も視野に検討」という結論を下し、市が「議会が、そういうならば…」と新年度の平成23年度予算に予算化を図らなかった場合、廃止の第一責任は議会に…。
 さらに、市が議会の事業評価の判定を無視して平成23年度予算に再び青少年の船の予算化を図ったならば議会の選択肢は“否決”の一択しかありません。

 

 議論を重ねる中、そうした廃止結論が次の段階に波及していくこと、さらには、「廃止を議会が主張するならば、青少年の船に代わる青少年健全育成手法の提示も必要」などの意見が出され、最終的に、抱え込んだ問題点の改善を指す「実施方法や規模などの見直しをする」の評価で決着したものです。

 

 この議会の事業評価、短時間でばっさりと廃止の結論も下すエキセントリックな民間視点からの事業仕分けに比べて「無難」、あるいは「決断力に欠ける」という批判が寄せられるかもしれませんが、自分としては「民意の反映を目指す議会の責任面も踏まえ、これでいいのだ」、そんな思いです。

 

【あす9日、技能フェスティバル開催】

 あす9日、東海道新幹線新富士駅北側の富士市柳島、ふじさんめっせを会場に「第33回富士市技能フェスティバル」が開かれます。午前9時から午後3時まで。

 富士市技能職団体連絡協議会に加盟する17職種19団体が、その熟練の技を披露するほか、ソーセージづくり、こて砂絵、炭とこけのミニ庭園、ミニ樹木の寄せ植え、デコレーションペインティングなどの「マイスターものづくり教室」や展示販売コーナーも。

 

| - | 13:01 | comments(0) | - |
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT