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久沢北区が災害義援金を寄付
 

 きょう10月11日、富士市役所の福祉部長室へ。311東日本大震災の義援金寄付の取材。

「何、それ。市議会議員の職を辞して記者に復帰したの?」って思われる方がいるかもしれませんが、そうではありません。いろいろ事情がありまして…。

 

 寄付者は、自分の所在区である鷹岡地区の久沢北区。

今年814日に恒例の「北まつり」を開催。迎え火、送り火の一つである振り松明(たいまつ)も組み込んだ区あげてのまちづくりイベントで、今年で16回目。

 毎年、まつりのラストは、花火大会としていたものの、大震災を受けて自粛、その費用を「被災地への義援金に…」と決め12日に日本赤十字社の義援金受け付け窓口である福祉総務課をまつり名誉会長である市議会議員の青木勲男氏や岡田利春区長ら区役員が訪問、義援金を秋山喜英部長に託しました。

 義援金額は、まつり当日の会場で受け付けた募金も合わせて313,363円でした。


 

      義援金を岡田区長から秋山部長へ

 

 久沢北区では、単一の個人や法人ではなく区民全体の浄財であることから「マスコミを通して日赤に寄付したことの周知を」との希望があったものの、義援金寄付が相次ぎ、富士市だけでも総額1億円を超える状況のためマスコミ各社は殺到する取材依頼に苦慮、取材してもテレビなら、その放送枠、新聞なら、その掲載枠を確保することが難しいため「大震災の義援金寄付の取材は、すべて辞退」とする社も多いようです。

 

そうした中、久沢北区から「海野議員はマスコミ出身、何とかならないものか」の相談があったものの、回答は「無理です」。そこで鷹岡地区まちづくり推進会議が年三〜四回発行し、全世帯に配布している『鷹岡まちづくり新聞』に取材を依頼、掲載を求めることを提案。『鷹岡まちづくり新聞』では、8月発行の前号でも神輿団体の鷹勇会の義援金・支援物資活動を取り上げ、掲載していることもあっての提案でした。

 

こんなことから、きょう11日、『鷹岡まちづくり新聞』へ掲載するための取材となったもの。「では、何で海野議員が取材を?」は、まちづくり新聞制作のサポート活動をしているためです。

 

岡田区長が秋山部長に義援金を手渡すところをショット。上記の写真が、それです。記事・写真は、125日付けで発行する『鷹岡まちづくり新聞』に掲載することになっています。

 

シャッターを押しながら、何か、ほのぼのとしたものを感じました。

この時期にきて下火となったものの大震災直後、「なんでもかんでも自粛」となり、まつりにおける花火大会もしかり、中止が相次ぎました。

花火大会の費用を事業所協賛に求める関係者からは、「中止になってよかった。協賛を求める苦労がなくなって…」、そんな声も聞いています。

 

本来、花火は、戦国時代から江戸時代に入り、火薬職人の失業対策として江戸幕府が花火造りを推奨、花火文化が成立し、花火は平和の象徴、平和祈願のシンボルになったといわれます。

さらに、香川県生まれの小説家で歌人だった中河与一(1897228日〜19941212日)の代表作『天の夕顔』のクライマックスは、再会を果たすことができなかった愛する人への追悼の思いを花火に託して打ち上げる場面となっています。

 

かように花火とは、本来、まつりを盛り上げるためのアイテム(道具、物品)だけでなく、平和の象徴、平和祈願のシンボル、そして追悼といった意味を有しているだけに、大震災を受け、安心・安全なまちイコール平和を願い、被害者への追悼にもなるだけに「自粛ブームに便乗しての中止は、いかがなものか」、そんな思いを抱き続けてきました。

 

久沢北区のまつりにおける花火大会の中止、そして、その費用を義援金に充てた今回の寄付は、薄っぺらな自粛ブームに便乗しての中止とは一線を画したものであり、花火の本来の意味をとらえ、その意味を義援金という形にしたものである。そう確信しして寄付時の写真撮影に臨んだことから「何か、ほのぼのとしたものを感じ…」となったのかもしれません。

 

ちょっと大袈裟(おおげさ)かもしれませんが、「これからの残された人生、こうした場面に数多く接していきたい」、そんなことも思ったりして…。

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