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清水港みなと色彩計画とは…
  このブログにアップした資料は、東海大学海洋学部環境社会学科の東惠子教授が委員(アドバイザー会議座長)を務め、静岡市経済局商工部清水港振興課が事務局を担う清水港・みなと色彩計画推進協議会が取り組んでいる「清水港みなと色彩計画」の紹介パンフット(表紙部分)。


 


「清水港みなと色彩計画」
は、1111日に東京・千代田区の都市センターホテルで行われた「平成23年度地域づくり全国交流会議」(主催:国土交通省、全国地域づくり推進協議会)の「地域づくり表彰」で、「全国地域づくり推進協議会会長賞」を受賞。この受賞報告も兼ね、先日、富士市庁舎内で開かれた都市計画審議会で東教授が「清水港みなと色彩計画とは…」を解説。東教授は、都市計画審議会の会長を担っており、付議案件の審議終了後に研修的な形での受賞報告、解説で、審議会委員として、その場に臨み、東教授らの取り組み、成果を知って思わず出た言葉は「凄い!」でした。

 

清水港・みなと色彩計画推進協議会は、清水港の富士山の自然景観と人工景観が調和するための色彩方針となる「清水港・みなと色彩計画」を平成4年に策定。シンボルカラーを決めるなどのガイドラインを提示したほか、港湾施設等を企業が塗り替える際にはコンピュータグラフィックスによるシミュレーションで色彩を検討できるようにすることを地元企業へ提案。さらに、港湾関連企業の理解や協力を得ながら市民参加による景観づくりを進めてきた結果、景観条例などの後押しもあって、清水港周辺の産業景観を少しずつ洗練された景観に塗り替えることに成功。20年を経過した現在、清水港は年間を通して市民によるイベントや清掃活動、企業セミナー、みなと学習会も幅広く実施されるなど年間880万人余が訪れる賑わいのある港になっている、といいます。

 

産学官連携による取り組みであり、シンボルカラー、ベースカラー、アクセントカラー、アクセサリーカラーを設定しての配色方針を打ち出し、さらに「ご遠慮いただきたい色」も示しての景観づくりである色彩計画は、港をキャンバスに位置付けての芸術文化活動といえそうです。

 

景観づくり=芸術文化活動は、「人の心にビタミンを与える」とされていますが、「清水港みなと色彩計画」は、「景観づくり=芸術文化活動は経済の活性化にも連動」を世に示した点でも注目されるものです。

 

さて、「富士市も何とかしなくちゃ」です。

 

富士市は、平成176月に景観法に基づく「景観行政団体」となり、市の特性を活かした景観づくりをさらに進めるため「富士市景観計画」を策定(平成21年7月1日告示)、併せて「富士市景観条例」を制定(平成21101日施行)しています。

この計画策定及び条例整備は、市民・企業・行政が一体となり、良好な景観の形成に取り組み、市民の共有財産である富士山を背景とする美しい富士市の景観を将来に残していくためのもので、計画策定及び条例整備をもって景観づくりの体制を整えた今後に期待大といったところです。

 

それには、まずもって、緑豊かな山間部の団地内に誕生させた公共施設の外壁を、なんとピンク色にするなど「周囲との調和に配慮したのか」の疑問を抱かせる現状を直視、行政内部が足並みを揃え、市民や企業に向けて手本となる富士山を背景とする美しい景観づくりに取り組む必要がありそうです。

 

「清水港みなと色彩計画」が示す「景観づくりは芸術文化活動であり、経済活性化にも連動」、その価値観を市民・企業・行政が共有したいものです。

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