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親業って、知っていますか、インストラクターの斎藤みづ江さんと翔の会
 

 富士市在住の親業インストラクター、斎藤みづ江さんの活動25周年を祝う会が4月15日、ロゼシアターのレセプションホールで開かれ、来賓として出席、斎藤さん、そして親業訓練講座修了生の会である翔の会の今後の活動に大きな期待を寄せる祝辞を述べてきました。

 

「親業って、何?」、そう思われる方も多いと思いますので、まず、親業訓練協会のホームページから「親業とは…」を紹介します。

 

【親業とは…】

 米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士(1918-2002)が開発したコミュニケーションプログラムです。原題は「Parent Effectiveness Training(親としての役割を効果的に果たすための訓練)」。カウンセリング、学習・発達心理学、教育学など、いわゆる行動科学の研究成果を基礎にしています。

ゴードン博士は、親としての役割、つまり<親業>を果たすことは、「一人の人間を生み、養い、社会的に一人前になるまで育てる」仕事にたずさわることであると述べています。多くの親は「親の役割」をはたすために、自分の親から伝えられた経験と、さまざまな情報・知識に揺れながら試行錯誤を繰り返しているのではないでしょうか。この暗闇に手さぐりしている親達に、ひとつの方向が示されるようになりました。それがコミュニケーション訓練−親業訓練講座です。

1979年に日本ではじめて親業訓練講座が開かれてから、親業訓練の理念は親子間だけではなく、すべての人間関係に共通するということに基づき、現在では「自己実現のための人間関係講座」「教師学講座」「看護ふれあい学講座」「ユース・コミュニケーション講座」が開かれています。

以上

 

 富士市では、斎藤さんを先駆者にして親業を学ぶ輪が広がり、親業訓練講座修了生によって翔の会も発足。15日の斎藤さんの活動25周年を祝う会は、翔の会が「感謝の気持ちとお祝いの気持ちを込めて企画した」ものです。

 

その場に自分、海野しょうぞうが来賓で招かれたのは、話せば長くなるのですが、簡潔に記すと―。

 

斎藤さんと初めて面識を得たのは、斎藤さんが親業インストラクターの資格を取得し、普及活動を開始した20数年前。前職がローカル紙の記者だった自分のところへ取材依頼があり、その時点では親業を知らず「?」でした。

説明を受け、親としての役割を効果的に果たすための訓練であることはある程度、理解できたのですが、具体的に、どのようなものかは「?」。
 しかし、説明の最後に斎藤さんが語った、こんな事例をもって「素晴らしい訓練だ」と納得しました。

 

「親御さんは、よく『子供が親のいうことを聞かず、困っている』といいますが、親のいうことをすべて聞き入れた子供は親以上の人間にはなれない。親に反発することは親以上の人間になれる可能性を発信している、そう受け止めると心にゆとりを生じ、子供と真正面から向き合うことができます」

 

 丁度、その頃、娘二人が小学6年と4年の子育て真っ只中。斎藤さんが語った事例は、まさに“眼から鱗が落ちた”、そのものでした。

 

 この20数年前の初対面当時、富士市では親業に対する社会の認知度が萌芽(ほうが)の域で、市民活動に無料で提供されている公共施設も「親業は新興宗教だから」を理由に無料公開講座であって借用を拒否された時代でした。

 

 斎藤さんのインストラクター25年の活動は、そうした誤解や偏見との闘いでもあり、自分はローカル紙の記者時代は紙面で活動を紹介、市議就任後は子育て懇談会など機会あるごとに「親業とは…。富士市には斎藤さんという素晴らしいインストラクターがいる」を語り、伝え続けており、そんなことから祝う会に来賓として招かれたようです。

 

 社会の認知度が高まった今、さらに親業を学ぶ輪を広げてほしいと願っています。

 子ども手当の登場で、「子育ての社会化」が叫ばれ、親だけでなくこれからの子育ては社会全体が責任を持つべきとされています。

 それは決して間違いでないと思うのですが、社会全体が子育てに責任を持つ前に、まず親の義務を果たすことが必要ではないか。「親業を学ぶ輪が広がってほしい」の願いは、そんな思いからです。

 

 自分も、「親業とは…」を知り、親業から子育てで多くのことを教えられた者として、「今後も親業を学ぶ輪の広がりに協力を」の思いでいます。

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