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放射線とは…?
  3・11東日本大震災による福島第一原発事故による放射能汚染が深刻な社会問題となる中、富士市議会は、先ごろ、議員研修として放射能汚染をもたらす放射線について学習の場を持ちました。

 

 富士市も大震災による岩手県内の震災廃棄物(木材チップ)の焼却処理受け入れに向けて試験焼却への準備が進み、これと並行して放射能汚染を危惧する声も台頭。この状況下、「市と市民のパイプ役を担う市議会議員として放射能汚染を危惧する声に、どう対応すべきか…、それには、まず、放射能汚染をもたらす放射線とは…を学ぶべき」と開催。

 

 講師に招いたのは富士市立中央病院中央放射線科技師長の倉田富雄氏、演題は『放射線とは…?、放射線と、その影響を理解するために…』

 

 倉田氏は、パワーポイントを使用し、図解やグラフなどを多用して原子核の構造、原子核の崩壊、自然放射線、ベクレルやシーベルトなどの単位、放射線を浴びたときの影響、食品の放射性物質の基準、放射線防護の考え方の基本などを解説。

その解説を受けて「良く理解できました」とは言えないまでも、これまで「???」だった放射能汚染をもたらす放射線について、ある程度、理解することができました。

 

最後に倉田氏は、16世紀の医師、バラケルススの言葉、「すべての物質は毒である。毒でないものは無い。用量こそが毒と薬を区別する」を引用しながら「放射線とは…?」のまとめてとして「放射線は基本的には危険だが地球誕生以来、存在する。すべての生物は放射線を浴びて進化してきた。すべての放射線を避けることはできない。毒と薬の境界が解明しつつある」。

 

講演後の質疑・応答の時間では、倉田氏がまとめで述べた「すべての生物は放射線を浴びて進化してきた」をとらえ、「放射線量の多寡にかかわらず放射線イコール人体に悪影響を及ぼす放射能汚染とされ、自然界に存在する放射線を浴びることを極度に避ける傾向も出ているが、一定量の放射線は人間の進化に必要といえるのか」と質問。

 

回答は「違う」でした。続いての倉田氏の解説で理解できたことは、「ここでいうところの放射線の薬とは、人体に悪影響が出ない範囲の量を指したもの。その影響の境界をしっかりと認識して放射線と向き合い、放射能汚染とは何かを考えるべき」。

 

 講演を通じて、もう一つ理解、いや理解というよりも確信したことは、「放射線は自然界にも存在しており、すべての放射線を避けることはできないが、人体に悪影響を及ぼす不安を抱えている原発は人間が作り出した魔法であり、魔法を解く安全という術が確立されていない段階で魔法を使うべきではない」。

 

 ここでいうところの安全の術とは、対症療法的な安全確保策ではなく、電源喪失、冷却能力喪失でもメルトダウンを起こさない技術や、原発革命とされるトリウム原発の開発促進であり、「福島第一原発事故によって、これまでの原発安全神話が崩壊した今、そこが問われている」、自分は、その思いを抱いています。

 

 こう記すと、「海野議員は反原発論者」とのレッテルを貼られそうですが、放射能汚染で住む地を追われた被災者の心情を思えば、「そう思われても結構」といった気持でいます。

| - | 23:26 | comments(1) | - |
コメント
海野さんお元気ですか?遠藤です!今は清水区にある介護施設に勤務しています。ヘルパーの資格も取りましたので老後はおまかせ下さい。( ^^) _U~~早いもので選挙から一年が経ちましたが、落選とはこんなに厳しいとは・・・。
いずれにしても、いろんな矛盾の多い世の中です、自分の蒔いた種ですから、反省をして一回りもふた回りも大きくならなくては、議会には戻れませんね(^^ゞ いろんな意味で議員も変わっているようですが、僕が戻るまで海野さんらしくいてくださいね(^。^)y-.。o○
| 遠藤盛正 | 2012/04/25 4:36 PM |
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