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富士市で、この時期恒例の水防訓練が実施されました
 台風などによる出水期を前に、きょう5月20日午前8時から富士市の富士川左岸にある雁(かりがね)公園で「水防訓練」が行われ、市議会議員にも案内状が届いていたことから出席、訓練を見学してきました。


        富士市内の水防団員が勢揃い



         訓練本部テント前で…
 

民間サイドからの水防活動は、消防活動と合わせ消防団が担っている自治体も多い中、富士市は、富士山から駿河湾への傾斜地にあり、大雨が降ると洪水が発生しやすい危険性を有し、加えて河川も多いことから消防団とは別に水防団が組織されています。


 現在、水防団は、団長らによる団本部が組織され、その傘下に河川流域単位で結成された水防分団が置かれ、水防分団数は10個分団、その団員総数は約470人。大雨洪水警報発令時などに河川パトロールを実施。氾濫や護岸の亀裂・決壊などが発生した場合は住民の避難誘導にあたり、さまざまな水防工法を駆使して被害防止にも取り組むことになっています。

 

 訓練は、富士市と水防団が出水期を前に水防団員の士気を高めるとともに、水防活動の指揮系統の徹底や水防技術の向上を図ることを目的に、毎年、この時期に実施。

 水防団員のほか富士市や国、県の水防関係者、これに協賛団体として富士市建設業組合が参加。来賓としては富士市の水防団が「団員の高齢化」や「団員の確保に苦慮」という問題を抱え込んでいることから若手の新団員確保に向けて水防団活動の必要性、重要性への認識を求めていく狙いも絡め、市議会議員や水防分団が結成されている各地区の町内会長(区長)などにも出席を要請、来賓を含めての参加総数は300人余でした。

 

「水防訓練」としているものの開会式では、新春の消防出初式並みに退団団員への感謝状贈呈や永年勤続表彰も盛り込まれ、「簡潔に…」としながら来賓あいさつには5人がマイクの前に立つなど、その所要時間は1時間余。「野外で開催、かつ直立不動を求められた団員の皆さんがグッタリ、開会式後に行われる訓練に支障が出ないか…」と、ちょっと心配でした。

 

 本番の訓練では、水防の基本となる土のう作り&積み土のうをはじめ、月の輪、竹流し、シート張り、五徳縫い、川倉など様々な水防工法の技術を習得、「いざ!」という時に備える体制の強化を図りました。


            月の輪工法です



          竹流し工法です


         シート張り工法です


          五徳縫い工法です


      川倉工法の紹介看板


   川倉工法は高度な技術とパワー、そして連携が必要

 これらの水防工法のうち、土のう作り&積み土のう以外は、河川の護岸整備が進み、重機が復旧した現代において「実際に使用することがあるのか」と問われれば「?」です。

 また、「団員の安全確保と新団員の確保の面から水防団の機能は河川パトロールや避難誘導を中心とし、水防訓練は土のう作り&積み土のう程度でいいのでは…」という意見も聞かれます。

 

しかし、さまざまな水防工法は、古(いにしえ)の人々の水害との戦いの証左であり、その技術の伝承に結び付く水防訓練には、「生命・財産に多大な被害を生じた富士市の水害の歴史を忘れてはならない。油断してはならない。団員間に、そうした意識の共有を図っていく狙いをもっての取り組み」と受け止めています。

 

水防訓練は、高度な技術とパワー、そして連携を必要とする川倉工法をもって終了。汗ダクダクとなって取り組む団員の皆さんに対して、視察という立場の自分は、会場をウロウロしているだけ。何か申し訳なく、記録用にカメラを持参していたことから「ささやかな感謝の気持ちを」と訓練終了後、所在地区の水防分団の分団長に記念撮影を申し出、ここにアップした写真が、それです。


 

      「団員の皆さん、ご苦労さまでした」

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