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選挙はゴールか、スタートか…
 

 先日、都内で開かれた財団法人日本自治創造学会主催の『21世紀を生きぬく自治の創造〜自立・自存と危機の備え〜』と題した研究大会に参加、その際、地方議会の女性議長であるパネリストが述べた言葉、そして、ある祝賀会で同席した自分と同じ二期目の同僚議員が述べた言葉が気にかかっています。ともに「地方議員とは、どうあるべきか…」を突いた言葉だったからです。

 

 研究大会で女性議長が述べた言葉は、「選挙がゴールと思っている議員が多い。選挙をスタートにしなければ…」。

 詳しく、独自の解釈も加えて記せば、選挙で勝った(当選)ら、あとは冠婚葬祭への出席やイベントへの参加、後援会の親睦事業を重視した活動をしていればいいと思っている議員が多い。そうじゃなくて、選挙で勝ったら、当局提出議案の審査をはじめ行政運営の監視、さらに二元代表制の議会の権能を発揮して議会提案の条例制定など議員本来の業務に全力で取り組むことが必要…といったことです。

 

 一方、同僚議員が述べた言葉は、「二期目も一年が経過。議員本来の業務を重視。そのための時間を確保するために冠婚葬祭への出席やイベントへの参加を少し整理しようと思っている」。

 

 女性議長と同僚議員の言葉、感想を記せば、「その通り」だとは思うのですが、「現実は、なかなか難しい」。

 

 以前、市長VS市議会で揺れる愛知県名古屋市の対立構造を伝えた民放テレビが議員の日常を紹介。大きく時間を割いていたのが一人の議員が後援会の親睦事業として取り組んでいるバス旅行の企画と人集め、そしてバス旅行での添乗員並みのサービス。受けた印象は、「名古屋市議会の議員は、毎日、後援会の親睦事業で忙しい」でした。

 もちろん、全議員ではなく、一部の議員(と思う)。同じ地方議員という立場の者としてカチン、「なんだ、この取り上げ方は…」との思いを抱いたのですが、同時に、「地方議会・議員と近距離にあるマスコミですら、議員の日常を、そうしたとらえ方をしているのか…」とショックでした。

 

 少子高齢化により、今後50年間で日本の人口は4,000万人余減り、高齢者の人口比率が一段と高まるとされる中、国だけでなく地方も厳しい時代を迎えることになります。

よって地方議員においても議員職を専門職とし、議員本来の業務に専念することが求められてきます。

 

「現実は、なかなか難しい」ものの、今、思い抱くことは、「機会あるごとに、これからの議員は、どうあるべきか…を投げ掛け、理解を求める努力をしなければ…」。

 

 で、「送別会がある。ちょっとだけでもいいから顔を出して…」の依頼を受け、これから急ぎ着替えて出掛ける場で、「そうした努力を…」と思っているのですが、市政・議会報告の場ではなく、アルコールも出る送別会という場で、小難しい「これからの議員は、どうあるべきか…」を切り出すこと、これも「なかなか難しい」。

場がしらけないよう、顰蹙(ひんしゅく)を買わない範囲で努力してみます。

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