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光る友人!
 

 先日、誘いを受け出席した歓送迎会の場で久々に出会った友人のO君、差し出された名刺の役職に驚き、そして静かな感動が湧き上がってきました。

 

 O君は、10年ほど前、某紙の富士支局に勤務していた記者。自分は、地方紙の記者で、大手紙と地方紙は編集方針や記事スタイルも違っていたのですが、「マスコミとは…」について感覚的に通じるものがあり、取材先で、取材内容とは違うことで会話を交わすことが多く、得手勝手に「友人だ」と決め込んでいました。

 

 大手記者の宿命で、富士支局勤務3年ほどで異動、その後は年賀状でのやり取りとなり、最近、本社勤務になったことは知っていたのですが…。

 久々に出会い、「実は記者を辞めて、今、富士市の市議会議員を仰せつかっています」と伝えると、O君、「ちゃんと知っていますよ」。

 会話の中、「O君、今、どこに…」と聞くと名刺を差し出し、そこに記されていたのは『論説委員兼編集委員』で「エッ!」でした。

 

論説委員は新聞社の顔であり、社会のオピニオンリーダー。その任を担うのは俊敏記者として活躍した超ベテランが一般的。

O君の富士支局勤務時代の真摯な取材姿勢や入念な事実の裏付け取材、さらに簡潔にして本質を突いた記事などからして「いつかは某紙の顔になる人材だ」とは思っていたのですが、まだまだ若く、10年余経過した今も50歳くらい。そこで「今、何歳?」と問うと「52歳です」。超ベテランではなく中堅にして論説委員、年齢を問わず時代を読み取る力のある記者を新聞社の顔である論説委員に起用する某紙の編集方針に何か清々しさ、そんなものを感じています。

 

というのもO君が勤務する某紙、自分が駆け出し記者だった30数年前、知事選や参議院選挙の報道に対して「ちょっと違うんじゃないの」と思ったこと再三再四。社説や一面コラムに対しても、そんな思いを抱いたことがあったためです。

 

その後、某紙は大きく変貌、現在は三大紙に勝るとも劣らぬ紙面構成・内容となっており、その変貌は中堅のO君を論説委員に起用などの編集方針によるためであったのかもしれません。

 

会話の中、O君は「一面コラムも週二回担当しています」。某紙は購読紙であり、毎朝、一面コラムを読んでいるだけに、これにも「エッ!」。

そこで無理と分かっていながら「今後、一面コラムは署名入りに…」と依頼すると、「海野さんなら僕のコラムと、すぐに分かるでしょ」の返答。ギャフンでした。

 

以後、毎朝、これまでになく某紙の一面コラムをじっくり読んでいるのですが、眼光紙背に徹し、その執筆者の人物像まで思い描いて「O君のコラムだ」と断定を下すことができない自分の能力の低さに、出るは深いため息。これじゃ記者生活を通しての友人なんて言えませんよネ。

 

論説委員は社会のオピニオンリーダー。一行の記事にも頭を抱え、苦しみの連続の中で論説を書き上げるO君の艱難辛苦の日々を思えば、「ため息をつく暇があったら自分を鍛えなければ…」と反省しているところです。光る友人に負けじと…。

 

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