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大津市のいじめ問題で思い、願う事
 滋賀県大津市の男子中学生(当時13)が昨年10月、いじめを苦に自殺したとされる問題で学校側の対応に厳しい目が向けられています。

テレビ、新聞でしか情報を知ることができませんが、マスコミ報道が事実だとすれば、「あまりにも悲劇、教育は地に堕ちた」、そんな思いです。

 

 こうした中、きのう7月10日夜、富士市青少年センターで開かれた富士市子ども会世話人連絡協議会(略称・市子連)の「平成24年度第3回理事会」に来賓として招かれ、その挨拶の中でいじめ問題に対して、少しばかり自分の思いを伝えてきました。

 

 市子連は、市教委社会教育課内に事務局を置き、富士市内にある27校区子ども会を束ねた上部組織。この日の理事会には、本部役員をはじめ27校区子ども会の代表が出席、「富士まつり」「夏の中学生ジュニアリーダー養成講習会」「子ども会活動体験発表会」「インリーダー養成講習会」など今後の事業を協議、決定が予定されていました。

 

 自分は、6月定例会で市議会文教民生委員会の委員長に選出され、委員長は自動的に市子連の顧問に就任。で、10日夜の理事会への出席と、「一言、激励の言葉を」の要請を受け、出向いたものです。

 

 この日の理事会は協議事項が多く、「挨拶は簡潔、短時間に…」とは思ったのですが、委員会は毎年改選、文教民生委員会の委員長として市子連の本部役員や校区子ども会の代表の皆さんに自分の思いを伝えることは「多分、この場が最初で最後」。これに加え大津市のいじめ問題への思いから、長くなって恐縮しつつ、以下、次のようなことを述べてきました。

 

「すでに子育てを終了した身ですが、自分の子育てを反省する立場で、皆さんにお願いしたいことがあります。もう20数年前になりますが、私の母が壮絶な癌との闘いの末、亡くなりました。それから半年後、小学4年だった娘が学校へ行けなくなり、『早く死んで、おばあちゃんの所へ行きたい』と言い出し、親として悩み、苦しんだ時期がありました。母の壮絶な癌との闘いを、そして葬儀での火葬、納骨も『刺激が強すぎる。残酷すぎる』と娘には見せず、『おばあちゃんはどこに…?』の問いには『天国に行き、毎日、楽しく暮らしているよ』と誤魔化していました」

 

「娘は、可愛がってくれたおばあちゃんとの別れを知りませんでした。自分の子育ての反省とし、大切な人との別れを病院の白い壁で隠したりせず、『天国に…』などと言って死を美化するのではなく、大切な人の病気との闘いや死をしっかりと向き合わせることが必要ではないか。そうしたことにより子ども達は、命の大切さや、死の怖さ、人が死ぬことの悲しさを体験的に知ることができるではないか。昨今のいじめ問題の対応に、そうした視点もあってほしいと願っています。今後の皆さんの活動、子育ての参考になれば幸いです」

 

 この挨拶・激励、決して大津市のいじめ問題における教育現場の対応を擁護したものではありません。子育て失敗の恥をさらすことを覚悟しての「二度と同じような悲劇が起きてほしくない」、その思い、願いの発露です。

| - | 10:17 | comments(3) | - |
コメント
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2012/07/12 2:33 AM |
大阪府池田市在住の女性様

 小生のブログにコメントをお寄せ下さり、ありがとう、ございました。

 コメントを通して、いじめで苦しんだ事、良く分かりました。ざぞかし、辛かったことだろうと思います。

 ただ、コメントには個人名を記入しての批判が記されており、ブログ管理者としての責任問題がありますので、恐縮ですが削除させていただきました。

 いじめを受けた経験をプラスに転じ、人とのふれあいを大切にしてこれからの人生を歩むことを願っています。貴女様のこれからの人生に幸多かれと祈っています。
| 海野しょうぞうです | 2012/07/12 8:05 AM |
いつもブログを拝見させていただいています。
海野さんの目線の優しさ、温かさは心に響きます。そして、この世の中を真摯に誠実に見る視点にいつも教えていただいています。

親として願うのは、こども達が健やかに安全に育ってくれることです。
目の前のこども達の笑顔がこの先も続きますようにといつも思います。

しかし、現実にこども達を取り囲む環境は、本当に苛酷です。
このたびの虐めの事件においても周囲の大人達が、一人の未来ある尊い命を全く顧みなかったことに怒りと悲しみで胸がいっぱいになります。
また、原発の爆発後、この国のこども達を守ろうとしている大人達がどれほどいるのでしょうか。
こどもを守らない国に未来はあるのでしょうか。

瓦礫も、細野大臣自らTV番組にて、放射能はともかく埋め立て危険なほどのヒ素やクロムで汚染されていることを認めていますが、富士市のバグフィルターさえついていない焼却炉で焼却して安全とする理屈がどこにあるのでしょうか。
この地に住むこども達は、煙突から撒き散らされた毒を吸いこみながらくらさなければならないのですか。こども達にふりかかろうとしている火の粉を、親は必死に振り払い、また我が身を犠牲にしても防ぐものです。自分にできることはやるけれどもそれでもだめだったらこどもを守るために、住み慣れたこの街を離れることも視野に入れています。
安心して子育てしたいです。

コメント内容が逸れてしまいましたことをお詫びいたします。海野さんだけに読んでいただきたかったので、削除していただいて結構です。

海野さんを心から応援しています。
| 富士市住み母 | 2012/07/12 1:33 PM |
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