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市展〜書道の部〜&未完の新東名
 

  市展〜書道の部〜

 
 富士市教育委員会主催の芸術作品の公募展、「第46期市展第3期〜書道の部〜」が同市蓼原町のロゼシアター展示室で開かれています。16日(月・祝日)まで。午前10時から午後7時、最終日16日は午後4時で終了。入場無料。


 

     会場には入選以上の作品が展示されています

 

 初日の、きょう7月13日夕刻、市役所の帰りに会場へ。入選作品以上の毛筆、硬筆作品を鑑賞、その感想は「うむ、書道は奥が深く、難しい芸術だ」でした。

 

 審査は、大正大学教授で毎日書道会評議員の赤平泰処さんと、大東文化大学教授で日展会員の高木厚人さんに依頼。

 

 毛筆の部の第一席、大賞に選ばれたのは久野美晴(雅号・流水)さんの仮名作品。『天の原』と題した作品で、審査評は「虚飾を捨て、ひたすらシンプルに書きあげたこの作品からは、書き手の筆に託した強い思いが伝わってくる。清楚で美しい作である」。


 

 久野さんの作品(部分)

 

 硬筆の部の第一席、大賞に選ばれたのは土屋睦江(雅号・睦蓮)さんの作品。『平家物語』と題した作品で、審査評は「懐を広くとった構えと、連綿していく文字の流れとの調和が美しい。墨を含ませたかのような厚みのある文字を要所要所に配しているのも作品に深みを与えている」。


 

         土屋さんの作品(部分)


 

      未完の新東名


 今年4月14日に開通した新東名高速道路(以下、新東名)と東名高速道路(以下、東名)を結ぶ清水JCT(ジャンクション)=静岡市清水区草ケ谷=のループ状の高架式連絡路で11日、大型トラックが約12メートル下の畑に転落し、運転していた男性が死亡する事故が発生。事故後、新東名開通の4月14日以降、同じ場所で5件もの単独事故があったことが判明。マスコミ報道によれば、事業主・管理者である中日本高速道路(以下、中日本)は「今後安全対策を検討していく」としています。

 

 この事故報道を受け、思ったことは「やはり、そうか」でした。

 

 新東名は、慢性的な渋滞を招いている東名の渋滞緩和や災害時の対応強化などを目的に建設。首都圏中央連絡自動車道と接続する海老名南(神奈川県海老名市)を起点、豊田東JCT(愛知県豊田市)を終点とし、その総距離は約254辧A躬業費は約7兆円。全線開通時期は2020を予定。4月14日には、新東名の御殿場JCT浜松いなさJCT間及び連絡路を経由する三ヶ日JCTまでの約162劼開通しました。

 

 この新東名は富士市を通過。とあって富士市議会も特別委員会を設置して当局と二人三脚で建設促進を目指す一方、事業主である中日本高速道路に、あれこれ要望を提示、現地視察も重ねてきました。

 

 開通前の今年1月30日には、特別委のメンバーと当局関係者がマイクロバスに乗り込み、中日本の富士、清水両工事事務所の職員の案内で新東名の新富士インターから本線に入って開通に向けて急ピッチで進む現地を視察。富士市役所→新富士インター→保全サービスセンター→春山川橋(Uターン)→富士川トンネル→清水PA→新清水JCT→東名清水IC→東名富士IC→富士市役所というコースでした。

 

自分、海野しょうぞうも視察に参加。マイクロバスから下車しての視察もあり、その一カ所が、今回、転落事故が発生した新清水JCTでした。

 

富士川トンネルで下車した際、中日本の職員に、こんな質問をしました。

 

「現在の東名のトンネルは入口部分にレリーフや装飾タイルなどを配し、文化の香り付けを図っているが、新東名は実にあっさりしている。これから何か装飾的なものを予定しているか」

 

 回答は、こうでした。

 

「東名のトンネル入口部分の装飾は、そちらに目が向くことにより運転手の注意力が散漫になるという問題点が指摘されている。安全確保のため新東名には装飾を施さない」


 

 安全確保のための実にアッサリしている新東名トンネルの入口部分

 

 また、新清水JCTで下車した際、ループ状に加えてコンクリート壁の高さが90堕度しかなかったため、「衝突の際、コンクリート壁を乗り越え、転落などの事故が起きるのでは…」と質問。

 

「計算上、安全は確保されている」の回答でした。

 

 新東名は、最新の土木工学をもって建設に取り組み、中日本の職員のテキパキとした自信に満ちた回答に、知識を有しない者にとっては、それ以上の質問ができませんでした。


 

      清水JCT高架式連絡路上から新東名を望む

 

 しかし、不安が的中し、今回の転落死亡事故。

 

 事故ではないものの「多分、大丈夫」としていた新東名の新富士ICとの接続について、開通後、「分かりにくい」の声が相次ぎ、誤進入も相次ぎ、これら苦情・抗議を受けて表示看板の書き換えや注意看板の増設などの対策を施しています。

 

 つまり、新東名は開通したものの、「安全確保」や「大丈夫」は机上での判断でしかなく、いまだ未完の道路といえます。
 中日本には、そう受け止めての安全確保や利便の向上を願いたいものです。

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