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岳南鉄道に公的支援決定&退職教職員の趣味展
 

 富士市の鈴木尚市長は、きょう8月3日、利用減により運行継続に黄信号が点灯していた岳南鉄道(以下、岳鉄)を公的に支援することを発表。ただし、支援は平成24年度から同26年度までの三年間で、「平成24年度と同25年度を検証期間とし、検証期間が終了した時点で、その後の方向性を客観的に判断する」としています。

 これにより、岳鉄は、三年間は運行が継続されることになります。

 

 市の発表文によれば、岳鉄に提示した支援策の基本原則として以下の三点を示しています。

 

   単なる赤字補てんではないこと。

   富士市にもたらされる社会的便益の対価としての「適切な関与」であって、その範囲が明確であること。

   事業者としての効率性・サービスの向上が引き続き確保されること。

 

 ちょっと難解な基本原則…?。

 

噛み砕いて、平易に表現すれば、「岳鉄は民間事業者であり、単なる赤字補てんへの公費の投入は許されず、今回の支援決定は、岳鉄を公共交通と認定してのもの。ただし、支援は、効率性とサービスの向上が引き続き確保されることが条件」といったところです。

 

 岳鉄は昭和28年1月20日に全線が開通した富士急行グループの私鉄。JR吉原駅と岳南江尾駅を結び、その全長は9.2辧

 

 半世紀以上にわたって住民の足、製品の輸送路として利用され、貨物輸送量は昭和44年に年間100万トンを記録、旅客輸送は昭和40年代のピーク時には500万人を記録しています。

 

 しかし、その後、トラック輸送時代やマイカー時代を迎えたこともあって平成22年度の貨物輸送は10万トン、旅客輸送は77万人と大きく落ち込み赤字経営。不動産部門の収益を投入し、市の営業助成(平成23年度は2,000万円)を受けて存続を図っています。

 

 こうした中、昨年1216日に開かれた富士市公共交通協議会で岳鉄は、「JR貨物から来年4月から貨物輸送の休止通告を受けたことにより鉄道事業を存続させることが極めて困難になった。自助努力も限界」とした上で、「今後も維持・存続していくことが適切であると評価されるのであれば富士市には相応の公的支援を講じていただきたい」と要望しています。

 

岳鉄への新たな対応を迫られた富士市は、内部検討を重ね、市議会には2月1日に開かれた全員協議会で報告。その全協に提出された資料によれば、鉄道事業だけをとらえた平成22年度の費用は27,3446,790円、収益は21,0808,570円で、差し引き6,2638,220円の赤字。

貨物が休止(事実上、廃止)される平成24年度見込みは費用が24,7107,000円と減るも、収益の縮減幅は費用縮減を大きく上回る15,7736,000円で、差し引き8,9371,000円もの赤字。赤字額は平成22年度対比で2,6731,000円と増額となります。

 

 不動産部門の収益を投入し、市から年間2,000万円の営業助成を受けて存続を図っている中、単純計算で、今後の岳鉄を存続していくために市は赤字増額分を上乗せした年間5,000万円余の営業助成が必要になる、という勘定です。

 

 今回、市は内部検討の結論として、「公的に支援」を決定したものですが、三年間の期間限定。

今後、恒久的な運行継続に向けては…。岳鉄は、大井川鉄道のような“観光鉄道化”には多くの課題があるだけに、“乗って残そう”を言葉だけでなく、実践としての運動を全市的に広げ結果を出していくこと、さらには、市内の東西の公共交通整備構想として検討が重ねられている道路と鉄道の双方の走行が可能なDMV(デュアル・モード・ビーグル)の導入可否もポイントになりそうです。

 

 岳鉄について市民に聞けば、その多くが「残してほしい」。存続に向けての署名活動が繰り広げられ、多面的な活用に向けての取り組みも図れていますが、「ノスタルジーだけでは、いつか限界を迎える。これだけは他の事例からしても間違いない」、自分は、そう思っているのですが…。

 

 

   32回趣味展が開催中です

 

 富士市蓼原町のロゼシアター展示室で「第32回富士市退職教職員趣味展(以下、趣味展)」が開かれています。7日(火)まで。午前9時30分から午後5時。最終日の7日は午後3時で終了。入場無料。主催は富士市退職教職員趣味の会(鈴木清海会長)。


 来場者を迎える歓迎看板です
       (会場入口、
關口純一さんの作品


 趣味展は、退職後の生活に彩りを加え、心豊かに過ごすために趣味を広げ、その作品を持ち寄ることでお互いの交流を深め、さらに展示公開することで教え子や父母、現職時代にお世話になった方々に見ていただき再会の場にしたい…、そんな思いを抱く退職教職員が31年前にスタート。

 

 今回展では、会員93人の書や絵画、陶芸、竹細工、染色、表装など137点もの、さまざま趣味作品を展示。


 

  多くの会員作品が並ぶ会場、中央のヒマワリも作品です


 

手前の作品は、佐野幸夫さんの『秋色』と題した竹工芸作品。
              何とスズムシの音が流れ出ています


         
こちらは手芸作品です 

 

このほか、故人になられた会員の遺作品コーナーを併設。その遺作品コーナーでは、外山明さんの水墨画や短歌などを展示。『3・11に想う』と題した特別コーナーも併設、時田博達さんが震災地をショットした写真、鈴木会長が短歌作品、金子徹さんと望月富子さんが俳句作品で、東日本大震災への思いを伝えています。


 

       『3・11に想う』の特別コーナー

 

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