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これでいいのか富士市の総合防災訓練
 

 きのう9月1日は「防災の日」。「1923年(大正12年)に発生した関東大震災の教訓を忘れないために…」と1960年(昭和35年)に制定されたもの。この日、国をはじめ全国各地で総合防災訓練が行われ、富士市も実施。自分、海野しょうぞうも市議会議員という立場で訓練に参加しましたが、今年から訓練参加に大きな変化がありました。

 

 昨年の311東日本大震災を受けて富士市は、ハード、ソフト両面から防災体制の見直し、強化に取り組んでおり、その線上で富士市議会も大規模災害等発生前後の非常事態への対応を明文化、市議会議員の責務が定められ、今年から運用が開始されたためです。

 

 責務とは、地震予知があった場合、常に所在を明らかにしておくこと。大規模地震が発生、災害対策本部が設置された場合には、正副議長においては直ちに本部室へ参集、議員においては居住地区の地区班を拠点として議員としての諸活動にあたり、まちづくりセンターにある防災行政無線等により本部室の議会班に安否を連絡する、というものです。

 1日の訓練では、事前に地区班が置かれる居住地区のまちづくりセンターに午前9時までに出動し、地区班長に安否を連絡。地区班長は防災行政無線等により議員の安否を議会班に連絡、との具体的な行動指示がありました。


 

  まちづくりセンターに設けられた支部と地区班を告げる看板 

 昨年までの市議会議員の責務は、いま一つすっきりしなかったことから自主的な判断で居住区の自主防災会の訓練に参加していたのですが、今年は示された責務に基づき行動。午前8時前に居住区の自主防災会の訓練会場に出向き、準備を手伝い、午前8時30分からの開会式に臨んだ後、急ぎ地区班が置かれたまちづくりセンターへ。地区班長に「時間(午前9時)に間に合うにように来ました」と告げ、その後、「地区班を拠点として議員としての諸活動にあたる」に基づき地区内の自主防災会の訓練を巡回見学してきました。
 もっとも時間的に巡回見学は約3分の1の四カ所でしたが…。

 

 市議会議員の責務が明確になったことは自分にとって歓迎すべきことでした。地区班での議員の位置付けが図られたことにより、「いざ!」という時に「邪魔だ」なんてことを言われないだろうかとの不安が解消されたこと、災害救助・復旧に地区という単位で参画できること、さらに居住区の自主防災会に後ろめたさを抱くことなく他の自主防災会の訓練も把握することができるようになった、などからです。

 

 自主防災会の訓練の巡回見学、そこから得るものが多々ありました。

 各自主防災会とも、平日昼間の大規模発生時に機動力が期待できる中学生に向け、訓練の主役になるようなアプローチがあったこと、A自主防災会は防災機材として初めて簡易トイレ5台を購入し、その組み立て訓練を盛り込んだこと。

 このほか、「炊き出し訓練はオニギリ、それを訓練終了時に手渡し、持ち帰ってもらう」が一般的となっている中、B自主防災会はカレーとし、訓練終了時に会場でカレーの食事会。関係者は「毎年、取り組んでおり、住民相互のふれあいの場にもなっています。楽しみにている人も多いようですよ」と話していました。何か“ニンジン作戦”のような感もありますが、「一人でも多くの訓練参加を得るための素晴らしいアイデアだ」が感想です。



        訓練会場に続々と区民集合…


        中学生を主役にしての搬送訓練


      炊き出し訓練でも中学生の参加をアプローチ


       消火器の利用方法を子ども達に伝授


 富士市は、防災体制の見直し、強化の一環として地区単位で防災会議を立ち上げており、各自主防災会が情報を交換することにより、機能の底上げが期待されています。

 自分が視察した訓練は限定的なものですが、今後、それぞれの自主防災会が地区防災会議の場で、それぞれの訓練内容を報告することにより、「学ぶべき点は学ぶ」により、機能の底上げは必ず実現する、そう確信しています。

 

 ところで、以上、記したこと、表題の『これでいいのか富士市の総合防災訓練』とは何ら脈絡がなく“?”ですよネ。

 

 で、以下は、その表題について…。

 

 地区班が置かれたまちづくりセンターに出向いたところ、時間は午前9時少し前、続々とマイカーでセンターに訪れる人、人、人…。センターの職員に聞けば「カルチャーの人達」とのこと。

 

 まちづくりセンターの貸し出しは、利用希望月の二カ月前に開始。「二カ月前に利用を申し込んであった人達」とのことですが、毎年、富士市は9月1日に全市民を対象に総合防災訓練を実施。残暑が厳しい中でも地域の防災力を高めるために屋外で自主防災会の訓練が行われている中でのカルチャー目的のエアコンがきいたセンター利用。「これでいいのか…」です。

 

 そこで地区班の職員に、こんなことをお願いしてきました。

 

「防災に、公助だけでなく、自助と共助が求められる中、それを推進するためには、9月1日の総合防災訓練のみならず、自主防災会主体の地域防災訓練が行われる12月第1日曜日の午前中は、申し込みがあってもセンター利用の自粛を求め、自主防災会の訓練への参加をお願いすることが必要ではないか。センター単位ではなく、富士市として決定すべきではないか。地区班に出動してきた議員が、そんな意見をガンガン述べ、怒り狂っていたことを本部に伝えてほしい」

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