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2013年、平成25年、新しい年を迎えて…
 

 2013年、平成25年の年頭、「渺渺(びょうびょう)たる大海原に昇る朝日のごとく、今年こそ耀く日本、耀く富士市に…」、そんな期待と意気込みを持ちたいのですが、昨年12月の衆議院議員選挙で抱え込んだストレスが残っています。

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「ストレスって…?」

 決して選挙結果ではありません。3年3カ月前、国民の期待を受けて船出した民主党政権は、主要な政権公約を実現できなかったばかりか党内抗争に明け暮れ、それに国民が明確に「NO!」を突き付けての壊滅的な大敗。一方、自民の政権奪還の最大の勝因は、そうした敵失によるものといえそうですが、国民が選択した結果です。

 こうした中で抱え込んだストレスは、各既成政党とも国家財政破綻の危機への対応として「事業の見直し」と「チープガバメント(安価で効率的な行政)の推進」を声高に叫びながらも、議員定数の削減を図ることなく、「貴い一票が活かされない」とされる重複立候補を認めた選挙制度も改革することなく選挙戦に突入。これらを指してのストレスです。

 さらに、最大のストレスは、選挙中、各党から日本の未来図と施策が打ち出されたものの、その未来図と施策に“地方の時代”が、ほとんど見られなかったことです。

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 平成11年7月に地方分権一括法が成立、平成12年4月から施行されました。そのコンセプトは、「もっと地方の力を強く」という地方分権であり、続いて三位一体改革もスタート。これにより「地方に権限と財源を移譲して地方の自主裁量を高め、逆に国の管理を少なくする」が推進されるはずだったものの、その取り組みは遅々としています。

 民主党政権が「子育ての社会化」を掲げて打ち出した看板施策の子ども手当もしかり。

 国民の血税である国費でありながら「支給します」と、まるでポケットマネーから出すような口調で選挙公約で示した「所得制限なしで15歳以下に一律2万6、000円」は、その半額の1万3、000円となったものの、それでも年間総額は4兆5、000億円余。一般会計予算規模が800億円余の富士市における子ども手当の総額は50億円余に達していました。

 この巨費の使途の権限と財源が富士市に移譲されていれば、地域の実情を踏まえた実効性のある子育て対策に取り組むことができたはずです。

 短命だった子ども手当は、地方にとっては膨大な申請と支給の事務を押し付けられただけ。そこには地方の時代は見えず、依然として国→都道府県→市町村の問答無用の上意下達の行政システムがまかり通っていることが示されています。

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 一方、地方分権一括法及び三位一体改革と並行して時限立法の合併特例法による政府主導の平成の市町村大合併が進展。この平成の大合併、地方の行財政基盤を強化し地方分権の推進に対応することを目的とし、平成11年3月末の市町村数3、232は合併特例法切れの平成22年3月末には1、728と、ほぼ半減。

 しかし、「地方の行財政基盤を強化し地方分権の推進に対応」という本質的な目的が達成されるかには疑問符が打たれています。

 平成の市町村大合併は、合併特例債などの優遇措置の“アメ”と交付税の削減などの“ムチ”によって合併は急速に進行したものの、今、合併優遇措置、なかでも合併特例債に大きな問題が生じているからです。

 合併特例債は、国が7割を交付税で措置してくれることから「今のうちに借金をして、行政課題となっているビッグ事業に取り組もう」という市町村も多く、将来的に地方財政を破綻に追いやる不安が指摘されています。

 思うことは、「優遇するのであれば、合併をした市町村には、その規模に応じて権限と財源を移譲、というやり方が地方の時代に向けての本来的な方策ではなかったのか…」です。

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 この「新春所感」を記しながら市議就任時に胸に刻んだ言葉を思い浮かべています。

「市民目線で市政を見詰め、それぞれの人生を真面目に生きる市民の代弁者になろう」

 そして、こんな思いが湧き上がっています。

「ストレスを抱えながら待つだけでは地方の時代は訪れない。新たな日本へ船出した現実をしっかり受け止め、地方から智恵と汗を流して地方の時代を作り上げていかねば…。それが国を動かすことにもなるはずだ」

 これに、こんな自覚を重ね、今年のスタートを切ります。

「市政の監視機能だけでなく提案権も有する市議の役割と責務は、ますます重さを増す」

 

11日付け発行の海野しょうぞう後援会だより&議会報告ニュース『ライフライン』1面より)

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