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安心&安全の確保から決別

 この「安心&安全の確保から決別」のブログ題、「何のことやら…」と思う方も多いと思います。きのう1月28日に開かれた富士市議会地震防災対策特別委員会で当局の報告を受けて感じたことです。

 

 報告には、富士市が静岡県や富士宮市と協調して実施を予定している「平成25年度総合防災訓練案」があり、案によれば、「訓練日は9月1日」とし、富士市内では市街地エリア、沿岸部エリア、富士山エリアに分け、これまでの総合防災訓練を拡大して市内全域を活用した多会場分散実践型訓練としていく。訓練特性には、「地震動や津波による災害対処に加え、富士山火山災害を考慮した訓練」が示されています。

この総合防災訓練案のメインテーマが「富士山南西のふもとから安全&安心の発信を」です。

 

これまでの総合防災訓練は、「明日起きてもおかしくない」とされる東海地震に視点を当てたもので、「大災害時には自らの生命・財産は自ら守る」とし、市民に訓練参加への呼び掛けが行われてきました。

訓練参加によって防災のノウハウを学び、さらに家屋の耐震化などに取り組むことによって自らの生命・財産を守ることは完全ではなくとも可能。それは安心&安全の確保という言葉にも置き換えられてきました。

 

しかし、東日本大震災における津波被害、さらに、この地域の、もう一つの大自然の脅威である富士山噴火の被害想定からも大自然の異変に対して財産を守ることはできないことを突き付けています。同時に、津波及び噴火の被害想定は避難の重要性を突き付けており、「大災害に対する意識変革が必要だ」、自分には、そう思えるのです。

 

よってメインテーマとしている「富士山南西のふもとから安全&安心の発信を」に違和感を抱いた次第。富士山南西のふもとから(にいての)安心&安全の発信(確保)は幻想でしかなく、防災の根底には「生命を守るためには、まず避難」を置くことが必要ではないか。


 東日本大震災からの教訓である津波の脅威、そして富士市にも溶岩流が押し寄せる富士山噴火の被害想定の脅威をしっかりと受け止めての「防災とは…」を考えたいものです。

 
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