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今時の高校の卒業式(富士市立高校版)

 3月に入り卒業シーズン。きょう1日には富士市立高校の『第49回卒業式』が挙行され、来賓として出席してきました。

 

「来賓?」。現在、自分、海野しょうぞうは、教育を所轄分野とする富士市議会文教民生委員会の委員長を仰せつかっており、議長とともに出席要請があったことによるため。

 ただ、議会代表である議長は公用車で学校へ。これに対して自分はマイカーで…。自分だけでなく、他の委員長も、公務であっても移動はマイカーですが…。

 

「1時間程度かな」と思って臨んだ卒業式でしたが、所要時間は1時間40分の長丁場。しかし、「長い」とは感じませんでした。多くの感動的な場面があったからです。

 

 きょうのブログは、「今時の高校の卒業式(富士市立高校版)」をお届けします。“拍手隊役”の来賓でしたが、それなりの態度・行動が突き付けられるため、デジカメは持参したものの、その使用は避け、これにより活字のみ。ご容赦下さい。

 

出席要請文に「午前9時までに来校を」とあったことから午前8時50分に学校に到着。校長室に案内され開式まで待機。開式は午前9時30分、その10分前に式典会場の体育館へ。すでに保護者や在校生が着席。

 その保護者席。母親だけでなく父親も、かなりの数。これって男女共同参画社会が進展している証左…?。

 娘が高校生だった十数年前、理事を担っていた関係で卒業式や入学式に参列したものの、当時、保護者で男性は理事などの役員のみ。保護者イコール母親とされていた時代を過ごした者にとって思うことは「これでいいのだ」でした。

 

 開式時間ジャストに卒業生が入場。本年度は、市立吉原商業高校生の最後の卒業式となり、卒業生は三コース(ビジネス、進学、情報処理)合わせて231人(男子87人、女子143人)。茶髪なし、超ミニなし、ブレザー上着からシャツが出ている者なし、上履きの踵ふみなし。ふと、「卒業式だから?」の思いを抱いたものの、目の前に広がったのは高校生らしい高校生でした。

 

 開式の辞、国歌斉唱に続いて卒業証書の授与。クラスごとに担任が氏名を読み上げ、ステージで校長から代表が卒業証書を受け取るスタイル。

 最初のクラス、女性のクラス担任が二、三人の氏名を読み上げ、その後、沈黙。その時間、20秒余。読み上げを再開したものの感極まってか声にならず、双眸(そうぼう)には光るものが…。

 そのクラス担任の感情の波長は女子生徒に伝播。一人、また一人と手を目に当て…。昔と変わらぬ青春群像でした。

 

 続いて皆勤賞などの表彰、校長式辞、来賓祝辞、在校生送辞、卒業生答辞、校歌斉唱、そして閉式の辞。

 

 その中、来賓祝辞に立ったPTA会長が語りかけるような口調で、いじめによる自殺という社会問題を取り上げながら命の尊さを力説、「これから、どんな辛いことがあっても、生きて、生きて、生き抜いてほしい」と呼び掛け、会場には静かな感動が流れました。

 

 閉式、卒業生退場。教師全員が出口で卒業生を送り出し、その中に乳児を抱いた女性教師が…、多分、育児休中…?。「卒業生は、『旅立ちに声援を送りたい』、そんな女性教師の熱い思いを胸に刻んだのでは…」と思っています。

 

「今時の高校の卒業式、どんな様変わりをしているのか」、そんな興味を抱いて臨んだのですが、予想に反して厳粛な雰囲気の中で粛々に…。席を立つ際、思ったことは「いい卒業式だったなぁ〜」でした。

 同時に変わらぬことの素晴らしさも感じたのですが、その一方、毎年、接する、開式から閉会まで終始、私語が飛び交う富士市の成人式とのギャップに戸惑いも抱いています。

 いや、この日の卒業生が2年後に迎える成人式は、きっと卒業式と同様、厳粛な雰囲気の中で粛々と式典が進み、大人社会の期待に応えてくれる、それを信じています。 

 
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