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富士市議会の一般質問で火力発電所建設計画議論
 富士市議会9月定例会は、きょう10月8日、一般質問が行われました。五日間の日程が確保されている一般質問には19人が通告、すでに17人が登壇、あす9日最終日の2人の登壇をもって終了します。

 

 富士市では、生産活動を停止した日本製紙富士工場鈴川事業所敷地内に日本製紙、中部電力、三菱商事の三者による10万KW級の石炭火力発電所建設計画があり、すでに地元説明会も開かれています。事業開始予定は2016年5月。

 

 10万KW級の規模は、運転停止中の浜岡原発の4号機(113.7万KW)、5号機(138万KW)の10分の1以下。さらに、厳しい条件が付される環境影響評価法(発電関係は15万KW以上)の対象とならないもの。で、着々と計画進行中。

 

 しかし、「空に線は引けない」だけに計画地の地元だけでなく、「大気汚染の悪化を招くのでは…」や、「景観保全面で問題がありはしないか」の声が全市的にあがっており、今回の一般質問でも3人が取り上げて質問。

 

 その取り上げた方は三者三様で、「総論賛成」「容認できない」、そして「ルール内で行われる事業に行政に賛否は問うのは難しいが、市民が抱いている不安や疑問への市の見解をただしたい」などでした。

 

 市の回答を簡潔にまとめれば、「電力事情を勘案すれば建設はやむを得ない」と「市は法令順守。情報公開も、その法令順守の範囲で…」。

 

 一般質問では、「地域住民を対象にした説明会を開催しているが、市内全域を対象にした、より詳しい説明会を求める声があがっている。市は、このような市民の要望に対して積極的な役割を果たすべきと考えるが…」の意見が提示されたものの、「1キロを超える範囲については(環境影響評価法の対象とならない計画であることから)事業所が判断することとされている」といった具合でした。

 

 一般質問の論戦を聴いて思うことは、「王子マテリアの新ボイラー建設計画も合わせ、市民の皆さんに安全と安心を提供するためにも市は事業側と連携して情報を積極的に公開すべきではないか…」。同時に、「情報公開は議員の仕事でもある」です。

 

 あす9日、本会議終了後、議員研修として事業者側から石炭火力発電計画の説明を受けることになっています。

| - | 20:52 | comments(1) | - |
コメント
東燃ゼネラル石油が清水港の臨港部火力発電所を建設する計画に対して環境影響評価法(2011年改訂)による「計画段階配慮書」(以下、配慮書と略記)の審査が始まりました。
静岡県では東燃火力の計画が配慮書適用の最初のケースです。しかし、新聞、テレビの関連記事にも市民はほとんど関心を示していません。本事業に対する「配慮書」の重要性が解説されなかったためと思われます。
 建設計画地を含む清水港周辺は、行政、企業、市民の総意による清水港港湾計画に基づいて都市再整備が進められてきた所です。その中で、清水駅を中心とする江尻地区は「交流ゾーン」と位置付けられ、自由通路、お祭り広場、多目的公園、文化会館、勤労者福祉センター、江尻波止場、河岸の市、観光船岸壁などが建設、整備されてきています。かつての殺風景な駅裏が、お年寄りも幼児も、そして清水駅、清水港からの県外・海外の観光客で賑わう場となりました。
上記火力発電の計画出力は国内の上位4%に位置する200万kwです。なお、浜岡原発で最大の出力をもつ5号機でも135万kwです。このような巨大な火力発電所が多くの人の集まる「交流ゾーン」に接して建設されるのです。
「配慮書」が対象とする建設位置、規模のいずれも、ここを訪れる市民、観光客の行動にどのように影響し、賑わいがどの程度阻まれるか心配です。
 一方、1988〜92年にも、清水三保に火力発電の建設計画がありました。このときは市民運動が起こり、当時の斎藤県知事は“国際港である清水港の玄関にカマドは置けない”と言って、建設が中止になりました。このとき、富士川町、蒲原町、芝川町、由比町も町民をあげて建設中止を支援したことを思い出します。
現在、環境権を憲法改正の口実にする政治的な動きもあります。しかし、現行憲法でも上記のように環境は十分護られるのです。市民が「環境」に関心を持つかどうかです。子や孫の健全な環境のために市民として積極的に意見を述べねばなりません。
| y. Mazda | 2015/03/13 4:01 PM |
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