台風一過の紺碧の空が広がった、きょう10月27日の日曜日、富士市内では台風情報をもとに早い段階で中止や延期のイベントがあった一方、予定通り行われたイベントも数多くあったようです。
地区文化祭も、その一つ。
自分、海野しょうぞうの所在区である鷹岡地区でも、まちづくりセンターを会場に地区文化祭を開催。テント設営の野外での模擬店などは中止したものの26、27日に展示部門、これに27日には舞台部門が繰り広げられました。
舞台部門のトップを飾ったコーラス虹の皆さんです
午前9時からの開会式に出席。事前に「来賓あいさつを」の依頼を受けていたものの受付所で渡された式次第に目を通せば来賓あいさつは、何と5人も。
で、事前に用意した挨拶文は中盤をカットして、以下、次のようなことを述べてきました。
「今年12月には新しい市長が決まり、富士市は新たな時代を迎えます。この時代の節目に、鷹岡地区も先人が築き上げてきた伝統と文化を大切にしながら新しい時代を切り拓きましょう。新たな時代に向けての旅立ちにあたって一番重要なことは、価値観を共有し、理解、協力すること、そして心を一つにすること。それは、こうしたイベント、地区文化祭から育つものと確信しています。笑顔が交差する地区文化祭に、それを願い、粗辞と恐縮しつつ、お祝いの言葉とさせていただきます」
開会式後、しばらく舞台を鑑賞、その後、展示作品を鑑賞。
子どもたちは元気いっぱいでした
折紙同好会は世界文化遺産登録を記念した巨大な富士山作品を出品
このアンパンマンなども折紙作品です
地区の芸術家による作品が並びました
この場面、舞台出演の記念撮影です
舞台は、合唱、ダンス、鼓隊演奏、ギター演奏、よさこい、マジックなど、「何でもあり」といった感じでしたが、大道具などのセッティングはなく、楽器の移動に多少の時間がかかった程度で流れはスムーズ。
この一方、客席は演目ごとに大移動で、もう大変でした。幼稚園や保育園、小学校などが出演する際はカメラやビデオを手にした保護者が客席のほとんどを陣取り、終われば退室。その繰り返しの大移動で、微笑ましい場面でした。
ローカル紙の記者、しかも記者が少なった自分の子育て時代、土、日は各地のイベントを取材。で、こうした地区文化祭をはじめ運動会など学校行事を訪れることができず、仕事だったとはいえ「子どもに申し訳なかった」、そんなことも思ったりして…。
二人の娘は、すでに成人。「戻ることができない、やり直すこともできない子育て時代、ならば、今、目の前にいる子どもたちに自分の子どもの分までも…」と舞台終了後にペコリとおじきをする姿に大きな拍手を送ったのですが、祖父でない中高年の熱烈拍手に子どもたちの反応は「?」でした。