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南海トラフ巨大地震で富士市は…?

 日本時間で2月8日未明、ソチ冬季五輪が開幕。この日、東海・関東地方も45年ぶりの大雪。さらに個人的には恩人の訃報が届き、日常の異変、それを実感する一日に…。

 

 さて、ブログの表題。先ごろ、富士市議会の地震防災対策特別委員会に当局から静岡県第4次地震被害想定の第二次報告の説明があり、その報告内容について…。

 

 県は2001年に東海地震の単独発生を想定した第3次地震被害想定を発表。これを改定した形の第4次地震被害想定は2011年3月11日発生の東日本大震災からの教訓を生かしたもので、過去に記録がない駿河・南海トラフ沿いの最大級の地震も想定。第1次報告は昨年6月27日に公表されています。


 その第1次報告によれば、最悪の場合、県内の死者は、第3次地震被害想定では5,851人であったものが第4次地震被害想定では津波による死者を中心に何と105,000人と増加。

 

 ところが、富士市の死者は第3次地震被害想定304人とされていたものが第4次地震被害想定では140人。震度も第3次地震被害想定では最大の揺れである震度7の地域があったものの第4次地震被害想定では震度6強。

 

 この“富士市の不思議”を地震対策・防災対策のスペシャリスト集団である防災危機管理課に問えば、まず、津波の想定死者について「県内では最悪の場合の死者が96,000人とされたものの、富士市に襲来する津波の最大は6団度。ほぼ防潮堤で食い止めることができ、唯一、避けることのできない田子の浦港から流入する津波の被害での死者が90人とされた」。

 次に震度7から震度6への軽減については、「第3次地震被害想定の想定では地盤の液状化を招く浮島方面などが震度7とされたが、蓄積された科学的見地により『液状化によって揺れが拡大することはない』とされたことによるため」。

 

 つまり、「巨大地震による富士市への影響は他地域に比べて、それほどでもない」ということになります。

 

 第一次報告に続く今回の第二次報告は昨年1129日に公表されたもので、第一次報告が揺れや死傷者などの被害想定だったのに対し、第二次報告はライフラインや交通施設、経済などの被害想定や生活支障などを示したものとなっています。

 

 第一次報告と同様、第二次報告でも富士市は県全体に比べて、その被害想定は軽いものとなっています。


 ライフラインの主な想定を記すとー

 

【上水道の断水率】

      発生直後  1日後  7日後  1カ月後

 静岡県   97%  93%  59%   8%

 富士市  100%  96%  53%   0%

 

【下水道の機能支障率】

      発生直後  1日後  7日後  1カ月後

 静岡県   52%  67%  44%   7%

 富士市    6%   5%   3%   0%

 

【電力の停電率】

      発生直後  1日後  4日後  1週間後

 静岡県   89%  80%   8%   6%

 富士市   89%  78%   3%   2%

 

【固定電話の不通回線率】

      発生直後  1日後  1週間後 1カ月後

 静岡県   90%  82%  13%   6%

 富士市   89%  79%   4%   0%

 

 生活支障面でも、第3次地震被害想定における富士市の避難者総数は「1日後は151,235人」と想定していたものが、今回の第4次地震被害想定では23,465人に…。

 

 こうした一方、交通施設関係については富士市が富士川河口断層帯を抱えていることから、この断層帯が活動し、大きな地盤変化が生じた場合、高速道路、鉄道とも甚大な被害が生じることを想定、東名及び新東名の復旧想定は一週間経過しても「不通」、さらに、一カ月以上経過しても「仮橋により緊急自動車、緊急通行車両のみ通行可能」としています。

 

 今後、富士市は、県の第4次地震被害想定を踏まえて「地震・津波から命を守る」「被災後の生活を守る」「迅速かつ着実に復旧・復興を成し遂げる」を基本目標にして地震・津波対策アクションプログラムを策定、防災・減災を目指すことになっています。

 
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