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48回目の富士の型染展開催中です



 きょう3月21日の富士市からの富士山です
        (中央公園とロゼシアターを結ぶ歩道橋から撮影)

 

富士市蓼原町のロゼシアター展示室で、今、富士市を代表する市民文化である富士の型染(代表・鈴木光子さん)の定期展が開かています。3月24日(月)まで。午前10時から午後5時、最終日24日は午後4時で終了。入場無料。

 

期間中、午前10時から午後4時まで富士市教育委員会の文化振興基金や富士市社会福祉協議会の福祉資金への寄付を目的にしたチャリティーバザーを併設。このバザー、最終日24日は午後3時まで。


 期間中の22日(土)と23日(日)には、「富士の型染とは…」を伝える実演も。両日とも午前10時から正午までと午後1時から午後3時までの二回。


 

        会員の力作が並ぶ会場

 

 会場には、会員50人余が染める歓びを分かち合いながら創作した着物、帯、タピストリー、染額などの作品が展示されています。

 

今回展は、そうした会員の新作のほか、昨年6月の富士山の世界文化遺産登録を記念しての富士山をモチーフにした額装作品コーナーもあります。


 
富士山の世界文化遺産登録を記念しての富士山額装作品コーナー  
        (作品は創設者の故・小山もと子さんの作品です)

 

ベテラン会員が講師を担う県立吉原高校染色部と県立富岳高校生活部の作品、平成25年度富士の型染教室の教室生作品も展示。さらに、作品が誕生するまでの過程を紹介するコーナーも。

 

 一方、即売のチャリティーバザーには、ウチワやハンカチ、ティシュケースなどの生活用品の型染作品が並び、手頃な価格と相俟って人気を集めています。

 

 今回展は、年一回の定期展で、実に48回目。前職の記者時代には取材で、市議会議員となってからは一市民として展示会を訪れており、きょう21日、会場へ。じっくり作品を鑑賞、その作品群を通して「皆さん、頑張っている」、それを改めて実感しました。

 

 しかし、代表の鈴木さん、開口一番、「会員が高齢化し、若い人の入会も少なく、今、会員が50人足らずに…」。


 富士の型染は、地道な作業を重ねて作品を仕上げるだけに、短時間、短期間で結果・成果を求める時代の中では敬遠される創作活動なのかもしれません。

 

 型染は、日本古来の染色法の一つ。富士市では小山もと子さん(平成13年4月23日没)が1951年(昭和26年)年に国画会会員の後藤清吉郎氏(故人)の手ほどきを受け、その第一歩を踏み出しています。

 以後、市の成人学校を土台に愛好者の輪が広がり、現在はグループ単位で活動。グループそれぞれが作品展を開くほか、年一回、グループ合同の定期展に取り組み、さらに高校や市立博物館工芸教室を会場とした型染教室などでベテラン会員が指導者となって染める喜びの輪も広げてきました。

 定期的な学習会で染める歓びを分かち合いながら文化の生活化を図り、さらに、富士山のような、おおらかな図柄と色彩を打ち出した作品は、〃富士の型染〃という固有名詞で呼ばれるほど市内外に知られる市民文化に成長、創設者の小山もと子さん亡き後も確かな歩みを続けてきました。

 

 富士市は工業都市ということもあってか「文化面はレベルが低い」などといわれてきましたが、そんな中で富士の型染の活動と作品は「富士市は産業と文化が調和する都市」を市内外に発信、その功績は大きいだけに、今後も一歩一歩の確かな歩みを続けてほしい、それを切に願っています。

 
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