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「女流書作家展」、ロゼで開催中です

 富士・富士宮両市で活動する女流書道家による『女流書作家展』が、今、富士市蓼原町のロゼシアターで開かれています。30日(日)までの開催。午前9時から午後6時、最終日30日は午後5時で終了。入場無料。

 

 富士市では、昭和61年に富士書道連盟に所属する15人が富士女流書作会を立ち上げ、連盟活動と並行して『富士市女流書作会展』の名で第1回展を開催。以後、二年に一回のペースで近作展を開き、平成16年の第10回展の開催後、組織の見直しを図り、平成18年に作品展名を『富士の女流書展』と改名し、改組第1回展を開催。今回展は、改組第5回展、通算では15回展で、富士宮市在住の女流書道家にも参加を呼び掛け、さらに昨年6月の富士山の世界文化遺産登録を記念して、そのタイトルを『祝富士山世界文化遺産登録 富士・富士宮女流書作家展』としています。

 

 作品展初日の、きょう3月27日、市庁舎で、あれこれ雑務を済ませた後、会場へ立ち寄ってきました。

 

 受付所で出品目録を受け取る際、「こちらにご芳名を…」。書道家の作品展とあって芳名帳には、流れるような見事な筆致の住所、氏名が並び、加えて芳名帳横にボールペンやマジックペンはなく毛筆のみ。「参ったなぁ〜」でしたが、書かないわけにはいかず…。結果は「判読してもらえるだろうか」でしたが、観る人によっては「ユニークな前衛書だ」と思ってくれるかもしれません。それを期待しているのですが…。

 

 つまらぬことはさておき、会場に展示されていたのは顧問の久保田花鵬さんの賛助出品作を含め会員1人1点、計32点の大作と、同じく1人1点、計32点の小品。


 今回展は、富士山の世界文化遺産登録の記念展としていることから“富士山”をテーマにした作品が出品され、漢字をはじめ近代詩文、かな、少字数、大字書、刻字など、「その表現方法は違うものの作者の書に込めた魂が溢れ出ている」と受け止めてきました。


 

        会員の大作が並ぶ会場


 

     こちらは小品の展示コーナーです


富士市女流書作会の鈴木錦苑会長の作品です

 

毎回、売上金を文化振興基金に寄せるチャリティー色紙展を今回展も併設。初日午後に訪れたのですが、「午前中に完売」だったそうです。

 

 主催の富士市女流書作会は、定期的な近作発表の作品展だけでなく、平成20年には富士市国際交流協会に入会し、展示場『ふじさんめっせ』で開かれる『国際交流フェア』では市内に在住する外国人に書道に親しむ場を提供、指導を担うなど日本古来の書道文化を通して地域社会に貢献しており、展示会場からは作品の紹介など会員の応対面も含め富士市の書道文化の普及に向けての意欲、熱意、そうしたことも感じられるおススメ展示会です。

 

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