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神奈川県川崎市の産業観光・工場夜景を学ぶ
 4月22日、23日の二日間、所属会派「耀(かがやき)」の行政視察で神奈川県川崎市に行ってきました。

 

 今回の視察メニューは、川崎市の国際経済推進室の企業誘致の取り組み、商業観光課の産業観光としての工場夜景の活用、環境局浮島処理センターの雑紙類収集事業、それに三栄レギュレーター東京工場におけるゼロエミッションの取り組みでした。


       浮島処理センターの内部です


 この浮島処理センターはゴミ処理施設で、写真は中央御室


 センター隣接地には太陽発電施設が…
               土地は市有地、事業者は東電

 

     訪れた三栄レギュレーター東京工場前で…


 社内の会議室でゼロエミッションの取り組みの説明を受けました

 

 川崎市は、神奈川県の北東部に位置する政令指定都市で、人口は145万人余。人口減少時代にあっても10年間で人口が15万人増加し、その増加率は全国第1位。人口増加率のみならず生産年齢人口割合、従業員1人当たりの製造出荷額、学術・開発研究機関の従業者割合、1世帯当たりの月額平均消費支出額なども大都市比較データで第1位の元気な都市です。

 

 “優位性の展開”という経済用語があります。優位な企業は、その優位性により、さらに成長していく、といった意味ですが、企業を都市に置き換えれば川崎市は、その典型。羽田空港に隣接する遠浅の海岸線を埋め立て工業地帯にできた、という用地面の好条件にも支えられ成長を続けています。

 

 個人的に今回の行政視察で興味を抱いていたのは産業観光としての工場夜景の活用で、川崎市と同様の工業都市である富士市でも、その気運が高まっています。

 

 担当者に幾つかを質問、回答は次のようなものでした。

 

Q…電気料金が高騰する中、節電に努めている企業に、どのように理解を得ているか。

A…工業夜景はライトアップではなく、企業の夜間操業のための灯りによる夜景であり、企業側に照明点灯を依頼しているものではない。

 

Q…電力不足が叫ばれている中、工場夜景に市民の理解は得られているのか。

A…ライトアップとして特別に電力を消費しているものではなく、企業が電力需要の低い夜間に操業していることも含め、観光ツアーでは市民ガイドの川崎工場夜景ナビゲーターにアナウンスしてもらうなど一般的な夜景とは異なるものであることを重点にPRしている。

 

Q…川崎市は工場夜景5大都市として脚光を浴びているが、市民の認知度はいかがか…。

A…平成23年2月に全国初となる「全国工場夜景サミット」を川崎市で開催。NHKや民放各局がニュース番組などで取り上げてくれ、さらにラジオや新聞などで数多く紹介され、工場夜景の魅力を全国に発信、川崎市のPRが図られた。工場夜景の魅力は川崎市の市民のみならす全国的にも、その認知が進んでいると認識している。

 

川崎市では、工場夜景の鑑賞に訪れる観光客が年々増加。さらに味の素や東芝未来科学館、JEEスチールなどを中心に修学旅行などの受け入れも順調に推移している、といい、今後、工業都市を活かしての産業観光都市への展開が予想されます。

 

 富士市は、「観光を新たな産業に…」と取り組んで早10年余を経過するものの、いまだ試行錯誤の域。その実現には、川崎市と同様に「工業都市を活かしての観光振興」をキーワードにすべきかもしれません。

 

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