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パソコン遠隔操作事件、衝撃的な結末

 パソコン(PC)遠隔操作事件で威力業務妨害などの罪に問われている片山祐輔被告(32)=保釈、公判中=が19日夜、自ら弁護団に電話をして「自分が犯人です」と話し、10事件すべてについて関与していたことを告白。20日に弁護団が明らかにし、東京地裁は同日午前、片山被告の保釈を取り消し、片山被告は再び勾留されました。

 無罪を平然と主張し続け、それを弁護団も確信して公判中での衝撃的な結末。ネット時代の新手の犯罪の怖さと共に、人間の心理の怖さを思い、少しばかり憂鬱な気分になっています。

 

 事件とは、「2012年にインターネット上に無差別殺人や小学校襲撃の予告が書き込まれた」というもので、IPアドレスなどの捜査をもとに男性4人が逮捕されましたが、その後、PCが遠隔操作されていたことが判明。「真犯人」を名乗る人物が弁護士らに犯行声明メールを送り、事件への関与を告白。警察庁は4人の誤認逮捕を認めて謝罪。片山被告は2013年2月に威力業務妨害容疑で逮捕され、誤認逮捕につながった事件など10事件で起訴されたものの、一貫して無罪を主張し、今年3月に保釈されています。

 

 無罪を主張し続け、公判中での一転しての告白は、今月16日に「真犯人」を名乗るメールが報道機関などに送られてきたことがきっかけ。片山被告の無実を示唆する内容でしたが、河川敷にスマートフォンを埋める片山被告を行動確認中の捜査関係者が目撃したことなどから捜査当局は、このメールは片山被告自身が送ったものだと断定。東京地検が19日、地裁に保釈の取り消しを求める中、観念しての告白でした。

 

 誤認逮捕まで招いた悪質なネット犯罪の犯人であるのに無罪を主張し続けたことにより、仮想の真犯人が、いつしか「現存する」と思い込んでしまう。逆も真なりで、犯人ではないのに厳しい取り調べで犯行を認め、取調官の仮想の犯行シナリオを現実として受け入れてしまう。

 これらは人間の心理の怖さ、そして弱さでもあるのですが、いかなる境遇、境涯にあろうとも真実一路を貫きたいものです。

 


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