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富士市議会に夏の嵐(祭典などの会費問題)

 きょう8月28日、購読紙(静岡新聞)の朝刊28面に4段見出しで富士市議会議員などの政治家が招待された祭典時に差し出す会費が取り上げられ、見出しには「1人5,000円、公選法に抵触」も。市議が犯罪者のような扱いですが、「ついに書かれた」と同時に「書かれて良かった」との思いで受け止めています。

 

 記事は、

「富士市の複数の保守系市議らが、毎年9月に同市元吉原地区で開かれる夏祭りで、少なくとも過去5年間に『会費』として1人5,000円を主催者に渡していたことが27日までに明らかになった。公職選挙法では、どのような名目でも政治家(立候補予定者を含む)の寄付とみなし、こうした行為を禁じている」


          朝刊に掲載された記事です

 

 この市議らが祭典時に差し出す会費、祭典が補助金の不正受給問題にかかわった町内会連合会長を中心となって運営していたことから、その調査の段階で浮上したもの。

 別段、この会費問題は元吉原地区だけの問題ではなく、自分は市議に就任して以降、「このままでいいのか」と思い続けてきた問題です。

 

 公選法では、立候補予定者を含む政治家の選挙区内での一切の寄付行為を禁止、違反した場合は公民権の停止や罰金など罰則が科せられることになっています。

 故に、個人として自ら結婚式に出席する場合などを除き、“ご祝儀”というものは政治活動に存在しません。

 

 しかし、です。

 

 自分の所在区である鷹岡地区では、まちづくりイベントの「桜まつり」や、ふれあいイベントの「地区体育祭」「地区文化祭」が開かれ、さらに学校行事の「運動会」などでも所在区内の市議に来賓として出席することを求める招待状が届いています。

 そうした地区のイベントには、市からわずかであるものの補助金が支出され、また、学校行事では提供を受けるのは麦茶程度のため“手ぶら”で出席。

 

 これに対して区(町内会)単位のイベントや神社などの祭典は、その費用を寄付に頼っている中で飲食の提供を受け、時にはタオル一本程度であってもお土産も。よって“手ぶら”での出席には戸惑いがあり、「会費は苦肉の策」が現実です。

 

 記事では、本文のほか『解説』や『メモ』も記載。

 

 そのうち『解説』には、「協賛者を記した内部資料にあった複数の市議は、毎年、会費を持参していた。この内部資料には、参加したものの会費を出さなかった市議の名前の脇に“手ぶら”と表記してあった。嫌味ともとれる言葉で、暗に『次は頼むよ』と受け取れる。会費を出した経験がある市議は『持っていかないと、次は案内状(招待状)が来ない』という。こうした地域の体質も同罪だ」。

 また、『メモ』には、公選法が祭りへの寄付や差し入れを禁止していることに加え、有権者が求めるのも禁じていることが記されています。


    『メモ』の全文です

 

 今回、新聞記事になったことを契機に、富士市議会では会派代表者会議などの場で会費問題について協議、統一見解を下し、『議会だより』などの広報媒体を通して市民の皆さんに理解を求めていくことが予想されます。そうすべきだと思っています。

 

 すでに静岡県議会は、地区イベントや祭典における一切の寄付行為の禁止を徹底しており、そこから浮上する「招待状が来なくなる」について、知り合いの県議は「招待状がこなくなっても、地区イベントや祭典は有権者と接し、その地域の市民の声を受け止めることができる貴重な場。情報を入手して、来賓ではなく一政治家として、どんどん出掛けている」。

 

「坐して政治活動は出来ず。見習わなくては…」です。


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