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富士山を守るために富士市は太陽光発電設備を制限

 富士市議会の富士・愛鷹山麓地域環境管理特別委員会が、先ごろ開かれ、当局から環境管理計画に基づく平成25年度の利用実績と平成26年度の利用計画、このほか環境管理計画区域内における太陽光発電設備の設置状況の報告もありました。

 

 富士市は、市民の生命線である地下水の保全などを目的に山麓の無秩序な乱開発を防止しながら土地を有効利用していく環境管理計画に加え、平成2512月1日に「富士・愛鷹山麓地域環境管理計画の対象区域における太陽光発電設備の設置に係る土地利用事業に関する行政指導方針(以下、指導方針)」を打ち出しています。

 指導方針は、平成24年7月から再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートし、富士市でも大規模な太陽光発電設備に向けた動きが活発化してきたことを受け、「富士・愛鷹山麓の自然環境を保全するとともに世界文化遺産である富士山の景観や眺望を阻害することのないように…」と策定したもの。

 

 市に太陽光発電設備の建設計画が持ち込まれた際、指導方針に基づき「自粛指導」、あるいは「設置可能」の判定を下すことになっています。

 

「自粛指導」の対象となる土地は、

  国道469号線以北に存する土地(富士山の世界文化遺産登録における緩衝地帯)

  国道469号線以南に存する土地であっても平成3年の環境管理計画策定時に土地の利用状況が山林であった土地及び現況が山林の土地

  廃棄物処分場の跡地

 

 一方、「設置可能」の判定を下す土地は、国道469号線以南に存する土地であって

  都市計画法上の開発行為の許可を受けた土地

  富士市土地利用事業の適正化に関する指導要綱に基づく承認を受けた土地

  森林法第10条の8の規定により定められた伐採調書(小規模林地開発)が既に提出済みの土地

 

報告によれば、指導方針策定以降、市に持ち込まれた太陽光発電設備の設置に係る相談件数は今年8月15日時点で16件。判定結果は、「自粛指導」が10件、「設置可能」が6件で、「設置可能」の6件の総面積は22,162平方辰箸覆辰討い泙后

 

太陽光発電設備は、太陽光を太陽電池を用いて直接的に電力に変換する発電方式で、再生可能エネルギーである太陽エネルギーの利用方法の一つ。

夜間は発電せず、昼間も天候などにより発電力が大きく変動することや発電電力量当たりのコストが他の発電方法より割高という短所があるものの、エネルギー自給率を向上させ、発電時に温室効果ガスを排出しない、さらには設置場所の確保も容易。今後も設備の増大が確実です。

しかし、人工物であり、自然環境との調和は無理。その面で「富士・愛鷹山麓の自然環境を保全するとともに世界文化遺産である富士山の景観や眺望を阻害することのないように…」と策定した富士市の指導方針は、高く評価されてもいいのではないか、それはまた富士市という都市のアイデンティティーを世界に示し、都市の魅力ともなりえるのでは…と思っています。


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