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富士市の秋の一大イベント、「かりがね祭り」が開かれました

 富士市の秋の一大イベント、「かりがね祭り」が、きょう10月4日、富士川のかりがね堤で開かれました。

 

 市議会議員にも招待状が届いていたこと、そして自分が岩松地区の出身であることから午後6時からの夜の部に参加。祭りメーンである幻想的な投げ松明(たいまつ)を目にして、何か感傷的となり、あれこれ思うことがありました。

 

「あれこれ…」を記す前に、今年の祭りの様子をご紹介。


  コスモス満開の中での開催。堤は、人、人、人…でした


          投げ松明と合わせての太鼓演奏


            演奏を聞き入る人達も…


       トライ1本目の子ども用の蜂の巣に着火


               激しく燃えて…


           最後は、こんな感じでした


 トイレ前は長蛇の列。

    どこのまつりもそうですが、トイレ対策が大変のようです

 

 さて、半世紀以上も人間をやっていると、感激や感動は少なくなり、ましてや感傷的になるなど何年、いや何十年ぶり。プログラムに記されていた“第27回”の文字を目にしたことが、そのプロローグでした。

 第1回目の開催は1987年(昭和62年)。当時、自分はローカル紙の記者で、取材で祭り会場へ。それから27年の歳月が流れて同じ会場に…。何か不思議を感じ、そして感傷的な気分に…。

 多分、27年という歳月は、地球や人類の歴史からすれば一瞬にすぎないものの、人の一生としては長い。それを実感し、あと何回、この祭りに訪れることができるか…、限りある命を再認識させられたためかもしれません。

 

 個人的な駄文は、この辺でピリオド。祭りに取り組んでいる関係者の熱意に敬意を表し、「かりがね祭り」に秘められた貴重な郷土の歴史や、その開催意義の重さを自分の知る範囲で、以下に記します。

 

【かりがね堤とかりがね祭り】

 今でも日本三大急流の一つとして知られる富士川は、氾濫を繰り返す暴れ川で、そのたびに多くの人命と田畑を失ってきた。

 

 この富士川の氾濫を防ぐ堤防を築いたのが江戸中期における古郡親子三代。築堤の過程では人柱という悲劇も伝えられている。

 

「かりがね堤」は、雁(かり)が群れを成して飛翔する姿に似ていることから命名されたといわれる。

 この場所の築堤は、広大な面積となっており、富士川の流れに逆らわずに受け入れて氾濫防止を図るために古郡親子三代が岩本山から富士川の流れを観察して打ち出した、といわれている。

 

「かりがね堤」の史実は、岩松地区に伝わってきたが、こうした中、1987年(昭和62年)に富士市が地元の岩松地区と協働で築堤三百年記念事業として「第1回かりがね祭り」を開催。以後、毎年10月第一土曜日に開かれている。

「貴重な歴史を後世に伝えたい」「築堤や氾濫での犠牲者を弔おう」という思いの発露だけでなく、かりがね堤を生かした河川整備に向けて国費、県費の誘導の狙いも込めての取り組み。

 よって、住民主導に切り替わった以降も、その開催にあたっては、富士市のほか国土交通省甲府河川国道事務所の後援も取り付けている。

 

 また、「かりがね祭り」の開催と同時に、祭り開催の一つの狙いである「かりがね堤を生かした河川整備」の住民サイドからの取り組みとして堤の通路端を花壇としての「コスモスの里づくり」にも取り組んでいる。

 

 祭りスタート時は、岩松地区のまちづくりイベントであったものの、その後、岩松地区が岩松と岩松北に分離。この分離後も実行委員会を組織して、岩松地区と岩松北地区の共同事業として「かりがね祭り」に取り組んでいる。

 

 祭りのメーンである投げ松明は、富士川に面した水神区に伝わる治水の願いを込めた火祭りの一つ。

 祭りでは、高さの違う3本の蜂の巣(はちのす)と呼ぶ(じょうごとも呼ぶ)カゴに地上から火のついた松明を振り回して勢いをつけた後に投じる。

 和太鼓の演奏の中、子ども用の10叩∪人用の1618辰僚腓帽圓錣譟⊂礁世見事カゴの中へ入ると和太鼓も力強い演奏になり、盛り上がりが最高潮に達する。

 最後の3本目に火がともり、火に包まれた蜂の巣が地上に落ちると、華麗な花火が何発も打ちあがり、この花火大会が祭りの締めくくりとなる。

 

 築堤三百年を記念しての祭りであったものの、その後、継続開催。スタート当時、人出は「数千人」とされていたものが、祭り関係者の熱意が実り、そのスケールの大きさや、ドラマティックな雰囲気もあって今では「三万人余」(実行委員会)とされ、「富士市の四大祭り(毘沙門天大祭、富士まつり、吉原祇園際、甲子祭)を追い越すほどの魅力的な祭りだ」という評価もある。

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