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シニア海外ボランティアの大石銑太郎さんが帰国

 国際協力機構JICA=ジャイカ)のシニア海外ボランティアとして南米ペルーに派遣されていた大石銑太郎さん=富士市松岡=が、このほど帰国、11月5日には富士市役所を訪問し、加納孝則市民部長にペルーでの活動状況を報告しました。

 

 ここにアップした写真、その加納市民部長訪問時のもので、自分、海野しょうぞうが同行しました。


     加納市民部長に活動状況を伝える大石さん(右)

 

「同行…?」、大石銑太郎さんは友人。いや、人生の先輩であり、その猛烈な行動力とスキルからして友人と呼ぶのは失礼であり、知人といったところです。

 

 前職のローカル紙の記者時代、大石銑太郎さんの夫人、眞江さんは1980年代、富士市内のボランティアが実行委員会方式で開いた『星野富弘詩画展』の“言い出しっぺ”で、自分は、その開催ボランティアで知り合いに…。

 10年ほど前、夫人、眞江さんから「シニア海外ボランティアでシリアに派遣される夫とともに、しばらく日本を離れる」との連絡を受け、取材。この時の取材が大石銑太郎さんとの出会いでした。

 

 大石銑太郎さんは、富士市内の大手製紙会社の技術者でした。定年退職後、自分探しをする中、たまたま電車の中で「シニア海外ボランティア募集」のチラシを目にし、興味を抱いて応募。猛勉強で世界の公用語である英語をマスターして夫妻でシリアへ、製紙機械の管理技術などを指導してきたようです。

 世界の火薬庫、中東地域への赴任。心配したのですが、今でこそシリアは内乱状態であるものの、当時は「平和国家」(大石銑太郎さん)で、帰国後、「休日にはシリア国内の世界遺産などを訪れた」と話していました。

 

 一回の派遣は2年間が基本。大石さんご夫妻は二回にわたってシリアに派遣され、帰国後、「その経験を活かして、居住地の富士市で活躍してくれるだろうな」と思っていました。

 

 そんな中で2年前、夫人、眞江さんから「今度、ペルーに夫婦で行ってきます」との連絡。「よくある、リタイヤ後の夫婦での海外エンジョイ旅行…?」と思ったのですが、「今度もシニア海外ボランティアとして…。夫のペルー派遣が決まり、それに同行して…」でした。

 

 思わず出た言葉は、「ペルーの公用語は、確か、スペイン語。英語は、あまり通じないと聞いている。どうすんの…?」。

 夫人、眞江さんからは、いつものポジティブな生き方、性格を示す高いトーンで「夫は、今、赴任に向けてスペイン語を猛特訓中です」。

 

 派遣されたペルーでは、首都リマで二年間、中小零細企業の生産性向上や品質向上に向けての経営管理を指導。大石銑太郎さんからペルー発のメールもいただき、スペイン語での指導に悪戦苦闘しながらも指導に確かな成果が得られていること、そして同行した夫人、眞江さんは日系高齢者に向けてのボランティア活動に取り組んでいることなどが記されていました。

 その一方で、具体事例こそ避けながらもペルー国内の政情不安が記されており、「無事、任務遂行を」と願っていました。

 

 そして9月末に無事帰国。今回の加納市民部長への帰国報告ではパソコン画面を通して現地の活動を伝え、報告後、議会の会派控室に立ち寄ってもらい、しばし、歓談。

「帰国後、海外派遣の経験を活かして富士市在住の外国人児童の生活・学習指導のボランティアを再開している」と語り、その充実したシニア世代を生き方に、ある種の羨望を抱き、刺激を受けました。

 

 実は、大石銑太郎さんと出会った以降、「自分もリタイヤ後、シニア海外ボランティアに応募を。派遣先される開発途上国が指導を必要とする職種を定め、その習得を」と思い、とりあえずパソコン技能と語学の学習を始めたのですが、その学習は道半ばどころから入口付近であった8年前、ローカル紙の記者から、あれこれあって市議会議員へ。

 

 衆人環視の議員活動に取り組む中では、決して自慢することではありませんが応募に向けての布石となるはずの学習も中断。これって「余儀なくされた」ではなく「努力不足、根性不足」です。

 

 久々に大石銑太郎とお会いして再び刺激を受け、「年齢制限には、まだまだ時間がある。いつかシニア海外ボランティアに応募を」と思っているのですが、任期中は、もちろん、議員活動に全力投入。今後、日本の地方行政システムのノウハウを求める開発途上があれば応募、派遣が決定したならば一石二鳥、万々歳となるのですが…。

 世の中、思い通りにならないことは承知しつつも、意欲と夢だけは持ち続けたいと思っています。

 

 

【シニア海外ボランティアとは…】

 

 日本国政府が行う政府開発援助 (ODA:Official Development Assistance)の一環として、外務省所管の独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する海外ボランティア派遣制度。

 1990に国際協力事業団(後の国際協力機構JICA)によるシニア協力専門家として発足、1996に現在のシニア海外ボランティアに改称された。募集年齢は4069歳。20129月末現在までに69ヶ国、計4,982名の隊員が派遣されている。

 青年海外協力隊のシニア版であり、開発途上国の未来のために豊かな知識や経験を生かしたいと志望する中高年者が対象。専門家としての高度なスキルが要求され、採用のハードルは青年海外協力隊より高い、とされている。

 


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