きょう12月2日、去る11月21日の衆議院解散に伴う「第47回衆議院議員総選挙」が公示されました。投開票は12月14日。
全国295小選挙区と11ブロックの比例代表の計475議席に対して2日午前11時30分時点における立候補者数は1,186人。倍率は2・49倍。
静岡県では県内8選挙区に26人が立候補。富士市の選挙区である5区は3人が立候補しています。
その3人は届け出順に…
細野 豪志 43歳 元・環境相 民主前 当選5回
大庭 桃子 58歳 元・函南町議 共産新
吉川 赳 32歳 党青年局次長 自民前 当選1回
細野、大庭両氏は小選挙区の単独立候補、吉川氏は比例代表との重複立候補。
単独立候補で示される民主の重鎮、細野氏に自民の若手、吉川氏が挑み、共産は比例代表をにらんで党勢力の拡大を目指す、といった2年前の前回選と、ほぼ同じ図式となっています。
この総選挙、11月21日の解散以降、「海野議員は、どの政党、どの人を支援・支持…?」と問われることがたびたび。過去2回の富士市議選は無所属で立候補、当選後も政党には所属せず無所属を貫いていることよる質問だと受け止めています。
現時点での回答は、「これからじっくり考えて…」です。
自民、民主の二大政党に対抗して第三極政党が乱立した前回衆院選から2年。衆院で野党第1党に迫る勢力を得た旧・日本維新の会、議席を倍増させたみんなの党など前回は旋風を起こしたものの、その後は政治路線をめぐって各党とも混迷。分裂や消滅を招き、2年前と同じ名称で今回の選挙に臨む政党は皆無に…。
「これからじっくり考えて…」に対して、「海野議員の支援・支持政党は自民、民主ではなく第三極の政党。それが分裂と消滅を招いたためでは…」といった推測を受けそうですが、そうではありません。
国政選挙時だけでなく選挙全般に台頭する「ポピュリズム(大衆迎合主義)」。通俗的に表現すれば「人気取り」の施策は現実的か…。各政党の打ち出す選挙公約を分析し、これに立候補者個人の主張も見詰めて尊い一票を…との思いからです。
よってメディアからの情報入手をはじめできる限り集会などの場に出向き立候補者の主張に耳を傾けています。
これって「地方政治に参画している者として当たり前だ」と思っているのですが、ちょっと困ることもあります。
○政党候補の集会に参加すれば「海野議員は○政党だ」、△政党候補の集会に参加すれば「海野議員は△政党だ」と決め付けられることです。
「まあ、どう思われてもいい」と思っていますが…。
一方、政党に所属しない無所属に対して「地方議員とて政治家、政党に所属し、支援・支持政党を明確にすべき」という意見も賜っていますが、国政と違って地方公共団体(自治体)は、首長、議員とも、それぞれ選挙で選ばれる二元代表制。よって首長=権力に対して議員は常に是々非々のスタンスを貫く必要があり、加えて「政党の論理に呪縛されることを避けるためにも無所属であるべきだ」が自分の政治信条です。
大河も一滴から、世を動かす政治も一票から。尊い一票を放棄することなく必ず行使したいものです。