<< 公示と告示の違いは…? | main | 新年度(平成27年度)富士市長の施政方針に対する質問に登壇しました >>
深刻な富士市職員の不祥事

 2014年の「新語・流行語大賞」の年間大賞に耀いたのは女性お笑いコンビの日本エレキテル連合の「ダメよ〜ダメダメ」でしたが、それを取り込んで「ダメよ〜ダメダメ、業務上横領は…」と、さらりと処理することができない深刻な職員の不祥事が富士市で発覚しました。

 

 昨日(3月2日)、議会事務局から「当局の要請で、あす3月3日午後1時から会派代表者会議を開くことになりました。職員の業務上横領の報告のようです」。

 そして開かれた、きょう3日の会派代表者会議、その冒頭、小長井義正市長が鎮痛な面持ちで謝罪。

 業務上横領は、平成21年度から新々富士川橋建設促進期成同盟会の会計事務を担当していた36歳の男性職員が犯したもので、その容疑は平成22年度から平成26年度までの間、管理する期成同盟会の通帳から32回にわたって引き出し、合計1319,798円を横領。さらに平成26年度の道路台帳図等売り払い事務で現金書留で支払いがなされた、その代金11,000円を調定更正を行い着服した、というもの。

 

 決してあってはならない事ではあるものの、公務員による、この種の事犯、よくあることで、公僕の立場とあって厳しい処分が下されます。

 果たせるか富士市でも男性職員を3月3日付けで懲戒処分。管理・監督責任もあるとして上司5人を減給処分に…。

 しかし、これに、お決まりの「再発防止に万全な対策を」の市長の謝罪の言葉でジ・エンドに…、とはなりませんでした。

 

 なぜならば…。

 業務上横領のみならず、調べを進めた結果、平成23年度から平成26年度までの間、決済を経ずに公印を使用しての官民境界確定報告書、土地売買契約書、道路・河川占用許可証、登記嘱託書などの作成が20件。さらに、平成21年度から平成25年度までの間、用地補償契約者に交付すべき税額控除書類の未送付や所有権移転の未登記などの事務の懈怠(けたい)や不適正な事務処理が75件も…。

 

 会派代表者会議に臨んだ男性の直属の上司は、「職員を信頼していたのですが…」。

 

 この一連の不祥事は、今年2月に男性職員が決済を経ずに公印を使用して作成した土地売買契約書に基づき契約者から売却代金が振り込まれていない旨の申し出があり発覚したもので、調べを進める中、続々と公文書偽造や不適正な事務処理が…。そして公金の横領や着服も…。

 

 市長の謝罪に続く当局の報告に唖然。そして「長年にわたって、なぜ、周囲が気がつかなかったのか」の疑問。

 

「公僕の自覚をもって、日々、業務にあたる職員が気の毒だ」とは思うものの、今回の不祥事を男性職員個人の問題とはせずに、そして最も厳しい処分である懲戒処分、上司も減給処分としたことで収束させてはならない、富士市役所の構造的問題と受け止めての対応が求められていることはいうまでもありません。

 

 それにしても、地方行政が複雑多岐にわたる時代を向かえ、短期でコロコロ代わる人事異動を刷新、業務のスペシャリストが求められている中、今回の不祥事は、その時代の流れが裏目に出た格好。その面でも残念を超えて悲しくなってしまう不祥事です。

| - | 22:20 | comments(0) | - |
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT