<< 富士市が年度末の人事異動を内示 | main | 3月26日夜、「後援会総会&総決起集会」を開きます >>
卒業式でサプライズ

 このブログの表題で使用した“サプライズ(英:Surprise”を直訳すれば「驚き」「不意打ち」。

 昨日(3月20日)、来賓として出席した所在区の中学校の卒業式でサプライズがありました。ある程度、予測はしていたのですが…。

 

 20日、富士市内の小中学校では一斉に卒業式が行われ、市議会議員には、それぞれ所在区内の小中学校から来賓としての出席要請があり、自分も午前9時からの中学校、午後1時からの小学校の卒業式に出席。

 出席要請状には「卒業式」と記されていたものの、会場の体育館に掲げられていた式典名は「卒業証書授与式」。どっちが正確…?

 

 〜閑話休題〜

 

 午前9時からの中学校の卒業式。卒業生は196人。厳粛な雰囲気で始まったものの、すぐに来賓席や保護者席から「あれれ…」の声…。一部の男子卒業生が着座後、制服の上着とズボンを脱ぎ去り、下に着込んでいたオリジナル制服姿に…。上着はツンツルテンで極彩色のアンダーシャツがダラリ。ズボンはダボダボ。世間でいうところの問題児の格好。

 

 その問題児の格好で壇上にあがり、校長から卒業証書を受け取った生徒は9人。そのたびに来賓席と保護者席から「あれ、まあ」など、何とも言いがたい声が…。

 

 この中学校、「問題校」とされ、昨年末、保護司として学校訪問した際、授業を拒否した生徒たちの姿にふれ、それを実感。20日の卒業式には、正門前の校庭にパトカーが来るほどでした。

 

 ゆえに「何かあるかも」と予測。それが式典中の問題児の格好への変身でした。

 

 日本では、サプライズという用語、他者を驚かせた後に喜ばせる計画で使用されることが多いのですが、今回の変身、喜ばせるためというよりも存在感を示すパフォーマンスと受け止めた方が多いようで、自分も、その一人でした。

 

 不思議なことにザワザワとする来賓席や保護者席とは対照的に他の卒業生、そして在校生は、一部男子生徒の変身に驚くこともなく、何気ない日常的な感覚で受け止めていました。変身ではなく変身した格好が日常そのものだったのかもしれません。

 

 卒業証書を受け取った後、「厳粛な式を妨害する大声でも発するのでは…、会場を飛び回るのでは…」の不安が浮上しましたが、そうしたことはなく変身だけ。

 校長式辞、来賓祝辞、卒業記念品授与、送辞、答辞、卒業の歌、送別の歌、校歌斉唱と続く式は厳粛な雰囲気でした。

 

 この一連の流れ、さまざまな受け止め方ができますが、自分的には、「それぞれの卒業式」、そう受け止めています。そして変身後の厳粛な雰囲気は「熱い思いを込めた校長の式辞をきっかけにして、次第に卒業生の心が一つになったから」、そう受け止めています。

 

 式終盤の卒業生196人による卒業の歌は『さくら』。二人の女子生徒が檀上に向かい、そのうちの一人はセーラー服の袖を肘までまくって…。「ピアノを担当…?、弾く際に袖口が邪魔になるから…?」と思ったのですが、そうではなく、指揮を担当する女子生徒でした。

 つまり、やる気満々の証左。

 自らも歌いながら全身全霊といった感じでの指揮。音楽教諭から特訓を受けたであろう、その指揮には歌を通して卒業生の心を一つに…、そんな祈りのようなものさえ感じられる素晴らしいものでした。

 

 ぼくらはきっと待っている 君とまた会える日々を

 桜並木の道の上で 手を振り叫ぶよ

 どんなに苦しい時も 君は笑っているから

 挫けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ

 かすみゆく景色の中に あの日の唄が聞こえる

 さくら さくら今咲き誇る 刹那に散りゆく運命と知って

 さらば友よ 旅立ちの刻 変わらないその思いを 今

 

 あれこれあっても終わりよければすべてよし。それぞれの思いで卒業式を迎え、巣立っていた生徒達、最後の場面で心が一つになったことを貴重な中学生生活の思い出、財産として次代を築く力強い人生を歩んでくれると信じています。

| - | 23:28 | comments(0) | - |
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT