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第10回富士山百景写真コンテストの入賞作品展が開かれています

 富士市蓼原町のロゼシアター展示室で『第10回富士山百景写真展』が開かれています。10日(日)まで。午前10時から午後5時。入場無料。問い合わせは富士市観光課(筍娃毅苅機檻毅機檻横沓沓掘法

 

 この写真展、富士市が観光振興施策の一つとして開催している『富士山百景写真コンテスト』への応募作品の入賞作品展。先日、「今回は、どんな作品が選ばれたのか…」が気になり展示会場に行ってきました。

 

 今回から審査を担った古市智之さん(日本写真家協会会員、2013年版キャノンカレンダー写真作家)が応募2,469点から第一席のグランプリに選んだのは岩本山公園から梅花を取り込んで富士山をショットした原田光郎さん(富士市)の作品『梅林暮色』、これに続く金賞2点は小野正之さん(富士宮市)の作品『多重笠雲』と、市村廣一さん(富士市)の作品『丘に咲く一本桜』でした。


 来場者を迎える歓迎看板(入口で…)


            写真展の会場です


    グランプリ作品、原田さんの作品『梅林暮色』

(カメラ:ニコンD300S、撮影場所:岩本山公園、撮影日:2014年3月8日、絞り:11、シャッター速度:オート、部分、照明器具の反射あり)


      会場には第9回までのグランプリ作品も展示

 

 グランプリ受賞作品の審査評は、「富士山は、その存在があまりにも雄大なため主役を食ってしまう事が少なくありません。原田さんは、紅梅の枝の先端を富士市の頂よりも上に持っていき、富士山に向って枝が波のように覆い被さるようにフレーミングしたことで梅が主役である事を明確にしました。さらに、黄昏時に撮影した事によって紅梅の色も怪しく輝き、この色合いが艶っぽい梅の芳醇な香りを連想させ、昼間の写真よりも印象深くなっています。富士山との露出差を考えると、まさにギリギリの撮影だったでしょうが、その甲斐もあって素晴らしい作品になりました」でした。

 

 また、総評として古市さんは、「素晴らしい写真が目白押しだった」とし、さらに「一瞬の富士に賭ける情熱が良い写真を撮る絶対条件。これからも、そのような姿勢を大切にして世界に誇れる富士山を撮影し続けて…」とエールを送っています。

 

 コンテストは、2013年6月に世界文化遺産に登録された富士市のシンボル、富士山の写真撮影を通しての観光振興施策。写真雑誌など全国の写真愛好家に応募を呼び掛け、富士市に富士山撮影で訪れる写真愛好家そのものを観光客と位置付け、さらに寄せられた作品も観光振興戦略に活用していく“一石二鳥”を狙ったもの。

 

 第1回は2005年度に開催。審査は竹内敏信さんに依頼。竹内さんは1943年愛知県生まれ。円熟期を迎えた日本屈指の風景写真家であったことから「竹内先生の審査・選評を得たい」と全国各地から応募があり、コンテストは竹内さんに支えられる形で応募点数、作品レベルとも順調な歩みを示してきました。

 

「順調な歩みを示してきました」とする、コンテスト開催の当事者的立場のような書き方、実は自分、海野しょうぞうはコンテスト開催の付録のような存在でかかわってきました。

 

 富士市が「観光を新たな産業に…」と観光振興戦略の策定に乗り出した11年余前、ローカル紙の記者として計画策定検討委員会の委員委嘱を受け、振興施策の一つとしてコンテスト開催が決定した以降は、写真撮影を生業とする職業柄、審査員選考や募集要項作成のアドバイザー役を担当。コンテストスタート時の審査員は、竹内さんと、富士市出身の女流カメラマンの外山ひとみさん(2014年6月1日死去、享年55歳)との二人体制で、竹内さんが募集要項の最終チェックや表彰式などで富士市に訪れた際にはコンテスト関係者の1人としてお会いし、その印象は「芸術家らしからぬ気さくな人」、その時も頭部にトレードマークのバンダナを着けていました。

 

 ローカル紙の記者から今の市議会議員に転身した以降、立場はコンテストの門外漢となったことから一市民としてコンテストの作品展を鑑賞してきました。

 

 そんな中、竹内さんは体調を崩され、第9回をもって審査を辞任、第10回は古市さんにバトンタッチしています。

 

 古市さんは、1967年東京都生まれの新進気鋭の風景写真家。日本写真芸術専門学校在学中から竹内さんの助士を務め、朝日新聞社の嘱託カメラマンを経て40歳を機に本格的に風景写真の世界へ。最近の写真家としての実績の一つである2013年版の第6回キャノンカレンダーの写真担当は、日本を代表するカメラ―メーカーのキャノンがプロ、アマを問わずに公募、多くの応募者の中から射止めたもの。その実力をベースに、絵葉書的な綺麗な風景、説明的な風景が主流だった風景写真から心象的な部分を切り取り、より印象的な風景写真を広めた竹内さんの竹内イズムを受け継いだ視点をもって審査、“これぞ富士市の富士山”を世に送り出しくれるものと確信していました。

 

 開催中の第10回展は、その確信が的中、素晴らしい富士市の富士山写真が会場を埋めています。

 

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