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全日写連富士支部の作品展が開かれています

 知人が会員である全日写真連盟富士支部(鈴木文雄支部長)の『近作展』が、今、富士市永田北町の市立中央図書館ギャラリーで開かれています。7月12日(日)まで。午前9時から午後5時、最終日12日は午後4時で終了。鑑賞無料。問い合わせは事務局の赤堀末夫さん(筍娃毅苅機檻沓院檻牽毅苅掘法

 

 会場には、会員14人の近作のほか、昨年の吉原祇園祭りの支部撮影会作品、昨年10月に撮影中の不慮の事故で亡くなった赤堀実信さんの遺作作品など60点。このほか、選評講師である全日本写真連盟関東本部委員、山川常男さんが開催を祝して寄せた作品2点が特別出品として展示されています。


  『近作展』の会場、手前作品が赤堀実信さんの遺作です


       選評講師の山川さんの作品2点です

 

 会員の近作は統一テーマを設けておらず、それぞれの作品には作者の感性が放たれています。

 

 赤堀さんの遺作は3点で「全国各地に精力的に撮影に出掛けていた」(会員)というだけに、その3点は新潟県山古志村の闘牛行事を作品化した『突進』、長野県奈良井宿の風景作品『灯りともる頃』、沼津市戸田の情景『夕焼けに染まる』。作品からは、写真撮影に生きがいと楽しみを見出し、心象メッセージを込めた在りし日の赤堀さんが浮き出ています。

 

 全日本写真連盟は、1926年に創設された、全国に1万5,000人余の会員を誇る朝日新聞社が後援する写真愛好家団体。全国各地に支部が結成されており、静岡県内には24支部があり、富士支部も、その一つ。

 富士支部の会員数は14人で、毎月第4水曜日午後7時から富士駅北まちづくりセンターで月例会を開き、作品を持ち寄っての互評とともに、選評講師の山川さんからアドバイスを受けています。

 入会を随時受け付けており、「まずは月例会の見学を」と呼び掛けています。入会などの問い合わせも事務局の赤堀末夫さん。

 

   写真は日常、作品は文化

 

 富士支部の『近作展』の会場を訪れたのは、市役所で所用を済ませた後の、きょう8日午後。知人の会員が当番でいたことから、しばし写真談義。そして、知人の会員、「ここ数年、入会者が少なく、会員の高齢化もあって会員数が減少している」。

 この会員減少、富士支部に限らず、写真愛好団体共通の課題となっているようです。

 

 近年、写真は、テクノロジーの進展によって、誰でも気軽に、ブレやピンぼけ、露出不足などと決別した、きれいな作品を撮れるようになったこと、そしてカメラ機能を有する画素数も一眼レフに劣らない携帯電話が急激に普及したことなどにより、日常に存在する記録媒体となっています。

 

 しかし、です。

 

 写真文化としての作品は、日常の中にもあるものの、気軽に撮影した中から見出すことは極めて難しい、そんなことを思っています。

 アングルを被写体に向けるものの、己の感性と波長の合った場面でシャッターを切る。それが写真文化としての作品。ゆえにアングルを被写体に向けてもシャッターを切ることができないことも多い。かつて記者という職業を通して写真撮影を重ねていた経験者としての思いです。

 

「撮るぞ!」と意気込んで被写体に向っても一度もシャッターを切ることができず、結局、取材という職業上、撮らないわけにはいかないことから被写体、行事ならば行事全体を記録として撮影するだけ、そんなことも数多くありました。

 

 これが、ここに掲げたタイトル、「写真は日常、作品は文化」というゆえんですが、ぜひ、写真展の会場では、そうしたカメラマンの撮影姿勢を理解した上で作品の鑑賞を…、そこから写真文化を読み取ることができ、写真文化の素晴らしさを知って本格的に日常の記録から脱却した写真愛好家に…と願っています。

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