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やがて訪れる死に向けて…、パート
 旧盆が近いので、二回に分けて“死”について、軽いタッチで、あれこれとー。

 

 人は誰しも、年齢を重ねれば、それなりに体力が低下、生命体としての寿命が尽きる日を迎えることになります。

 この“死”という自然界の摂理に対して人は古くから二つの手法で対応。その一つは、仏教語でいうところの「輪廻転生」、もう一つは「不老不死の秘薬」でした。

 

 前者の「輪廻転生」は、人は何度も生死を繰り返すことを信じて日々の生活を過ごし、ご先祖様を大切にする。思想的な対応手法であり、日本におけるお盆行事が、それを端的に示し、世界的にもエジプトをはじめ、そうした思想が脈々と続いてきました。

 

 一方、後者の「不老不死の秘薬」は、死は無に帰するという思想を前提にしたもので、死から逃避するための現実的な対応手法。日本では、最古の恋愛小説といわれる『竹取物語』に不死の薬が登場し、世界的にも中国最初の皇帝となった始皇帝の不老不死の秘薬探しが知られています。

 近年における遺体の冷凍保存も「現代医学では治癒できず亡くなったものの、未来医療では治癒できるかもしれない」、さらに「老衰で亡くなったものの遺体を保存しておけば蘇生できるかもしれない」とする「不老不死の秘薬」を信じる変容といえそうです。

 

 現実的な対応であるものの、「不老不死の秘薬」は、いまだ見つかっておらず、「現実的ではなく理想としての対応」といったところです。

 

 ところが、適度の体操や食事などの健康管理だけでなく、ここ数年、高齢者に向けての「健康で長生きできますよ」を謳い文句した健康食品が氾濫。さらに、ここにきて若返り薬「NMN」への注目が高まっています。

 

 NMNとは、ニコチンアミド・モノヌクレオチドという物質の略称。ビタミンB3からつくられる物質で、長寿に関係するサーチュイン遺伝子を活性化させる働きがある成分。つまり、人類が探し求め、手に入れることのできなかった「不老不死の秘薬」です。

 

 こうした「不老不死の妙薬」が日常に入ってくる時代となったならば…。

 

 結婚して家庭を築き、子供を社会に送り出し、その後は老後に必要となるであろう病気・介護の費用を貯蓄。仕事をリタイヤした後は、わずかな年金で生活を維持し、趣味や旅行など、ささやかな楽しみに生きがいを見出し、やがて寿命という死を満足感をもって迎える…といった、ごく普通の人生設計も大きく見直すことが必要になってきそうです。

 

 年齢を意識せずに社会を構成する社会人として生き、同時に人生を楽しむ、そうしたことが当たり前となる時代に…。

 

 でも、そんな時代を迎えたら、「人生に緩急がなく、終わりのない人生は煉獄(れんごく)と紙一重ではないか…」、そんな思いも抱いています。

 

 きょうのブログ、ややこしいことを記しましたが、還暦を過ぎ、これから老後を迎える年代となった身に届いた通販カタログにカチンときた一方、年齢を自覚、老後の生き方、そして終末の死についてしっかり考えなくては…、それを思ってのこと。

 

 その辺のこと、「やがて訪れる死に向けて…、パート供廚搬蠅靴董△△垢離屮蹈阿任伝えします。

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