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民主党の藤本参議院議員が突然の引退表明

 8月4日付けの朝刊各紙は、静岡選挙区選出の民主党参議院議員、藤本祐司氏(58)が3日に静岡県庁内で開いた記者会見で、来年の2016年夏の次期参院選には立候補せず、今季限りでの政界引退を表明したことを伝えています。


       引退表明を伝える4日の朝刊です

 

 国会と地方議会、活動グラウンドが違い、かつ自分は、どの政党にも所属していない無所属議員であるものの、それなりに政治関係の情報が入ってきます。

 しかし、藤本氏の引退表明は初耳。藤本氏の公式ホームページを開いても、引退をほのめかす情報は皆無。加えて2期目で、まだ58歳。

 

「なぜ、引退?」、その疑問を抱いています。

 

 引退明言を伝える記事には、こう記されています。

 

 静岡県庁で記者会見し、2016年夏の次期参院選に立候補しないことを正式に表明した。今期限りでの政界引退を明言し、「政治家以外にも社会貢献の方法があり、次の10年間を考えて決断した」と述べた。
 任期満了後については、「観光立国に向け、政治家とは違う立場でやっていく環境に身を置きたい」とし、大学や研究機関、企業などで活動する考えを示した。

 参議院議員としては、「民主党が野党から参院第1党になり、政権与党も経験した。いろいろなことを学ばせてもらった」と振り返った。

 任期満了まで約1年を残していることから、臨時国会で審議予定の女性活躍推進法案、マイナンバー制度関連法案などを挙げて「ちゃんとやり遂げるのが当面の仕事と認識している」と強調した。
 党県連が進める後任選びには、「参議院は良識の府であり、政策を議論できる人を選んでいただけると信じている」と述べた。

 

 藤本氏は、1957年生まれ。出身地は静岡県浜松市。県立沼津東高校から早稲田大学法学部に学び、その後、米国ミシガン州立大学院コミュニケーション学科修士課程を修了。1989年に三和総合研究所に入社し、2004年に退社。

 2004年に行われた第20回参議院議員通常選挙に民主党公認で静岡県選挙区から出馬するための退社で、この選挙では、改選定数2に対して民主党が新人の藤本と前職の海野徹氏、自由民主党も新人の坂本由紀子氏と前職の山下善彦氏を擁立。混線模様の選挙戦となり、それを制したのは、ともに新人の藤本氏と坂本氏でした。

 

 2010年の第22回参議院議員通常選挙では、民主党擁立が1人だったこともあって議席をしっかりとキープ。

 

 参議院議員二期の中では、2009年9月に発足した鳩山内閣で国土交通大臣政務官に就任し観光行政を担当。2010年6月発足の菅内閣で再び国土交通政務官に就任。201210月発足の野田第3次改造内閣では内閣府副大臣に任命され、行政改革、社会保障・税一体改革及び公務員制度改革、行政刷新等を担当。同年12月の第2次安倍内閣の発足に伴い、同副大臣を退任しています。

 

 参議院議員として着実に実績を築き、まだ50歳台という年齢と、県内の民主党の人材不足から「衆議院に転じるのでは…」の観測もあった中での今回の引退表明、それも“意向”ではなく“明言”というスタイルで…。

 

 任期1年を残す段階の参議院議員二期で政治家としての達成感を抱いたのか…。

 この真逆(まぎゃく=新語)の、「一寸先は闇」や「権謀術数渦巻く」、「やられたらやり返せのリーク合戦」、「魑魅魍魎(ちみもうりょう)たる闇の中」、さらに「奇々怪々」などと形容されることもある政治の世界に失望したのか。

 

 新聞に掲載されていた引退表明の記者会見の憂い顔の写真を見る限り、その表情からして「達成感を抱いた」とは思えず、後者が、その理由…?

 それとも特別の事情があるのかもしれません。

 

 政治の世界の端くれに身を置く者として、今回の藤本氏の引退表明は、あれこれ考えさせられることがありますが、新たな可能性に挑戦しての決意ならば、それも政治家としての新たな選択を世に提示した、そう受け止めるべきかもしれません。

「引退後の活躍に期待」です。

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