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"防災の日"、富士市でも総合防災訓練が行われましたが…

 きょう9月1日は、1923年9月1日に発生した関東大震災にちなみ1960年に制定された「防災の日」。この「防災の日」を含む一週間が「防災週間」とされている中、富士市では例年通り、1日に総合防災訓練が行われました。

 防災関係機関や各地区の自主防災会は、全市を網羅した同報無線からの午前8時30分の「震度6強の地震が発生」とする訓練広報を合図に開始、同1130分の同報無線を通しての市長の「ご苦労様でした。今後も訓練を積み重ねて…」とする講評をもって終了。

 この訓練スタイル、毎年、同じですが、自主防災会は「防災の日」が平日の場合、人員確保の難しさなどから防災週間中の日曜日に実施するところが多くなり、地域住民の一人、そして市議会議員として訓練に参加する中、「これでいいのだろうか」との思いが募っています。


 地区別の災害対策本部が置かれた鷹岡まちづくりセンターで…


 あいにくの雨のため訓練は一部中止、役員が公会堂の室内で

        防災あれこれを解説…(厚原西区第2自主防災会)


 高齢者の方々も参加者して下さいました

                (厚原西区第2自主防災会)


 厚原西区第1自主防災会は屋外実施を敢行、炊き出し訓練です

 

 昨日と題材が同じですが、改めて防災訓練とは…。

 

 市議就任前のローカル紙の記者時代の記憶をたどれば、「防災の日」の制定は1960年であるものの、防災訓練の必要性、重要性が叫ばれるようになったのは、1976年に地球科学者の石橋克彦氏が日本地震学会及び地震予知連絡会で、東海地震説のもとになった駿河湾地震説を発表し、「明日、駿河湾を震源地とする巨大地震が起きてもおかしくない」と発言したことが契機。

 以後、防災対策の強化や地震予知体制の構築が官民あげて進められ、そうした中で「防災の日」の9月1日に平日であっても防災関係機関や各地区の自主防災会あげての訓練が実施されてきました。

 

 この訓練がしばらく続いたものの、9月1日が平日の場合、自主防災会では人員の確保に苦慮。そこで、静岡県では1986年に12月の第1日曜日を「地域防災の日」と定め、各地域の自主防災会が中心となった訓練を行っており、訓練は年二回体制に…。

 また、「防災の日」の9月1日の訓練は地震予知を想定、「地域防災の日」の12月第1日曜日は突発地震を想定しての訓練としてきました。

 

 こうした目的を明確にした年2回の訓練体制が続いてきたものの、小規模な自主防災会では「防災の日」の9月1日が平日の年には機動力のある勤め人の参加が難しく、訓練が成り立たないことから「防災週間中の日曜日に開催を」となり、それが拡大中。

 この変更には、地震学者間に「地震予知は不可能」という意見もあがる中、行政サイドからの「地震予知想定」が後退、地震別訓練が曖昧になっていることも一因としてあげられそうです。

 

 自分、海野しょうぞうの所在区である鷹岡地区では、12自主防災会のうち、きょう9月1日に訓練を実施したのは5自主防災会にとどまりました。

 

 実施した自主防災会を訓練時間内でできる限り巡回、そして地区災害対策本部が置かれた鷹岡まちづくりセンターにも訪れ、あれこれ訓練のあり方について意見を聞き、そして意見を交換。「人員確保が難しい平日の訓練も、また、訓練であり、少ない参加者で何ができるかを確認することは意義あること」などの意見を聞くことができました。

 さらに、3年前から防災週間中の日曜日に開催している自主防災会の会長は、「9月と12月、共に日曜日の開催は多くの参加があるものの、地震への多面的な体制づくりのためにも来年は平日であっても9月1日に開催を…という意見が出ており、来年は9月1日に戻ることを話し合ってみたい」という意見でした。

 

 自主防災会は、自主的な防災組織であるものの、その訓練実施日まで「自主的に決定」と解釈しての現状は、自主防災会、そして防災訓練の本質的な目的が後退してはいないか…、そんな思いを抱いています。

 行政サイドからの強いメッセージの発信が望まれるところです。

 防災の基本は、「自らの生命・財産は自ら守る」が基本で、それを支えるのは地域(自主防災会)であるものの、その青写真づくりは行政の仕事、自分には、そう思えるのです。

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