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ユニバーサル就労を拡げる会主催の渡邉幸義氏の「障がい者雇用講演会」

 先日、富士市蓼原のロゼシアター会議室で企業関係者や福祉関係者などの有志で組織するユニバーサル就労を拡げる会主催の『障がい者雇用講演会』が開かれ参加、「障がい者とは…」、そして「障害者と障がい者の表記の違い」など、あれこれ考えさせられました。

 以下、講演会の内容を紹介しながら「障がい者とは…」、そして「障害者と障がい者の表記の違い」の私見を…。

 

 講演会の講師は障がい者1,000人の雇用に挑戦中の螢▲ぅ┘好┘侫優奪搬緝修療邉幸義氏。

 講演で渡邉氏が発した“障がい者”は、「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく身体障害者や知的障害者、精神障害者だけでなく、「変わり者」で処理されてきた自閉的傾向のアルペルガー症候群の人、さらに生活保護受給者や性別越境のLGBTの人まで含み、その就労を目指すことが“ユニバーサル就労”と呼ばれています。

 

 渡邉氏は、ユニバーサル就労を目指した経過を語りながら「受け入れ体制と職場環境を整えれば障がい者も作業能力を発揮することができ、ものすごい才能を発揮するケースもある」と自信を持って語り、メジャー企業のIBMなどの実践例も交えながら「ユニバーサル就労は世界の潮流」と断言。

 さらに、日本の少子・高齢化をとらえて近未来の労働力不足への対応の面からも「日本の企業はユニバーサル就労に取り組むべき」としました。


        講演する渡邉氏(ロゼ会議室で…)

 

 富士市議会では、今年2月に議員有志で「ユニバーサル就労議員連盟」を発足しています。

 障がい者団体などからのユニバーサル就労の環境づくりの促進を求める声を受け、渡邉氏が経営する沼津市内の企業視察などを通して「ユニバーサル就労の促進を図っていく必要がある」との判断をもっての発足で、議員連盟規約第2条の目的は「障がいの有無に関わらず、誰もが安心して働くことができる富士市内でのユニバーサル就労環境づくりを推進する」とし、第3条の事業には「ユニバーサル就労に関する市内外の現状の調査・把握」「ユニバーサル就労環境づくりに関する提案」「ユニバーサル就労に積極的に取り組む企業等の市内への誘致活動」「その他、議員連盟の目的を達成するために必要な事業」を掲げています。

 

 今回の講演会への参加も議員連盟活動の一環で、渡邉氏の講演を通して、改めてユニバーサル就労の促進を図る必要性を確認。同時に、議会・議員として時代ニーズでもあるユニバーサル就労の促進に向けて何ができるか、何をすべきか…の課題を改めて突き付けられました。

 

 さらに、今回の講演会への参加を通して「障害者と障がい者の表記の違い」にもついても考えさせられました。

 

 近年、官民を問わずに使用されてきた「障害者」を「知的や身体のハンディを“害”としてとらえて障害者と表記するのはおかしい」として「障がい者」と表記することが多くなってきましたが、講演会を通して思ったことは、そうした解釈だけでなく、近年の「障がい者」の表記には精神障害も含めての知的や身体的なハンディから踏み込んで、全ての“差別”に視野を広げたもの、その狙いもあるのではないか…です。

 

 これはまた、長く続き、既得権ともなっている日本の障害者福祉の根本的な見直しにも連動していくことにもなるのですが…。

 

 いずれにせよ、「働きたい」という全ての人が、受け入れ体制や職場環境を整えることによって働き、能力を発揮できる社会を早期に実現したいものです。


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