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男子体操、世界一に輝いたものの…

      

 英国・グラスゴーで開かれている体操の2015年世界選手権、女子団体総合で日本女子チームが5位に食い込む健闘。これ続いて日本時間で、きょう1029日未明に行われた男子団体総合で日本男子チームが優勝しました。

 男子体操は世界に通じる数少ない日本のお家芸であるものの、ここ数年は中国の前に惜敗、団体総合の世界一は2004年のアテネ五輪以来11年ぶり。世界選手権でとらえれば5連覇したフランス・ストラスブール大会以来、実に37年ぶりでした。


         世界一を伝える夕刊紙面です

 

 今回、日本男子チームは、絶対的エースの内村航平のほか田中祐典、加藤凌平、白井健三、萱(かや)輪磨、早坂尚人の6選手の布陣で臨み、購読紙の夕刊が伝えた結果は次の通りです。

 

【男子団体総合】

 優勝 日本 270・818点

 2位 英国 270・345点

 3位 中国 269・959点

 

 悲願の世界一奪還を目指す日本男子チームは、大会前の予想で優勝の大本命、予想通り予選をトップで通過しました。

 決勝でも絶対的エースの内村選手が高得点を連発。これに床のスペシャリスト、白井選手が16・325点、初代表の萱選手もあん馬でチーム最高点の15・400点をたたき出し、6種目中、5種目を終わった段階では英国、中国を大きくリード。

 最終種目の鉄棒で田中選手に落下というミスが出たものの、前半のリードに支えられて大トリの内村選手を残した段階で優勝に必要な得点は13・993点。内村選手は15点台の演技構成で、安定感抜群なだけに「日本の優勝は確実」とされていました。

 

 しかし、離れ技の“カッシーナ”で宙を舞った手はバーをつかむことができず、まさかの落下。「2014年の中国・南寧大会の悪夢、再び…?」。落胆色が広がる長い静寂の時を経て電光掲示板に映し出された得点は14・466点。日本男子チーム優勝決定の瞬間でした。

 

 さて、このブログの表題、『…世界一に輝いたものの』は、最後にミスが出て2位の英国との差が僅か0・473点の辛勝であったことを指してのものではありません。僅差であろうと勝ちは勝ちです。

 

 不満の意味合いを持つ『…世界一に輝いたものの』は、テレビ放映に対してです。

 

 数多いスポーツ競技の中でも体操は日本のお家芸ということもあって1995年と2011年には日本で世界選手権が開かれています。

 もちろん、テレビ中継もされ、体操についてはフジテレビが独占して中継。男子団体総合決勝の実況生中継の開始は29日午前2時30分で、日本の優勝が決まったのは早朝でした。

 

 10代もいる若い人たちが日の丸を背負って頑張っていることに感動。「寝てしまうことは申し訳ない。明日のスケジュール、何とかなるさ」とテレビ画面に向って声援を送り続けました。

 ハラハラ、ドキドキ、一喜一憂する中で思ったことは、深夜から未明にかけての放送、スポンサー確保でも苦慮したことは想像に難くなく、「フジテレビは立派だ」。同時に「公共放送のNHK、何している」でした。

 

 体操をはじめバレーボール、サッカー、陸上などの人気競技は、視聴率至上主義の民放が、放送権の争奪を繰り広げるものの、マイナーなスポーツ競技が放送されることは稀です。

「スポーツは世界平和にも大きく貢献」というスタンスをもって公共放送のNHKは、2020年の東京五輪・パラリンピックへの国民の関心を高めるために、民放の放送権争奪戦からはずれているオリンピック競技の世界選手権を放送するくらいの熱意があっても「おかしくないじゃん」です。

 深夜から未明に放送休止を続けているEテレ(NHK教育テレビ)の放送枠を活用すれば可能ですよネ。

| - | 19:29 | comments(0) | - |
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