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女性の地方議員が増えるためには…

 購読紙の1030日付け夕刊のトップ記事の見出しは『女性地方議員  過去最高12%』でした。

 この記事を受け、女性の地方議会への挑戦が高まることを願って、誤解を恐れず、かつ批判されることを覚悟の上で、日頃、思っていることは、あれこれと…。


      女性地方議員の実態調査結果を伝える新聞紙面です

 

 記事によれば…

 

「春の統一地方選後の6月1日現在で、地方議会の総定数に占める女性の割合が12.1%になったことが30日、『市川房枝記念会女性と政治センター』(東京)の調査で分った。同センターの4年ごとの調査で初めて12%を超え、過去最高となったが、前回よりも、わずか1ポイントの伸び。安倍晋三政権は『女性が輝く社会』を掲げているが、足元の分野では男女共同参画の歩みは遅い」

 

「地方議会の女性議員の割合と政権方針、どう関係あるの…?」と思ってしまうのですが、いずれにせよ日本の地方議会の女性議員の割合が上昇しているとはいえ先進諸国に比べて格段に低いことは厳然たる事実です。

 

 記事では、本県(静岡県)の地方議会の女性議員数も伝えており、県議会が3人、市町議会が82人の計85人で、総定数に占める割合は114%。全国の12.1%を0.7ポイント下回っており、しかも女性議員0人が5市町議会(下田、南伊豆、松崎、西伊豆、長泉)を数えています。

 

 富士市議会は、定数32に対して女性議員は5人で、その割合は15.7%、全国を3.6ポイント、本県を4.3ポイント上回っています。

 また、定数32に39人が立候補した今年4月26日執行の市議選の当選率を男女別でとらえれば、男性は33人立候補で当選が27人、当選率81.8%、女性は6人立候補で当選が5人、当選率83.3%となっています。

 

「日本では、なぜ地方議会に女性議員が増えないのか。増えても、その歩みが遅々としているのか」。この疑問に対しては長く「地方は男性中心社会であるから」が回答とされ、とりわけ市町議員については「地域は男性の長老が支配。女性だけでなく若い人も地域を母体としての挑戦は厳しく、挑戦しても当選は難しい」とされてきました。

 

 確かに、富士市でも30年余前の昭和62年4月26日執行の市議選では、定数40に女性3人を含む44人が立候補。落選は、わずか4人という選挙戦であったものの男性社会に果敢に挑戦した女性3人は全員が落選という結果でした。

 

 しかし、時代は変わり、果敢に挑戦した女性の熱意と勇気が実る形で女性議員が誕生する時代を迎え、これに男女共同参画社会を追い風にして地域においても女性議員が誕生する風土が熟成されてきた、自分は、そう思っています。

 

 富士市議会は、平成23年4月1日に開かれた、市民に軸足を置いた市議会の伸展を目的に「議会基本条例」を施行。同条例をもって議会モニター制度の導入も図っています。


 4年前だったと思います。

 議会モニターと会派代表者との懇談会があり、その場で女性のモニターさんが「富士市議会はクォータ制を導入して女性議員を増やすべきだ」と発言。自分は、それに強く反論したことを記憶しています。

 

 4分の1を意味する政治システムにおけるクォータ制は、ノルウェーを発祥国にして1970年代からヨーロッパを中心に導入する国が相次いでいます。


 しかし、首長などが指名する審議会などへのクォータ制の導入には、それなりの意義がありますが、有権者が男女半々で、一定の年齢に達したならば誰でも立候補でき、選挙の公営化により選挙運動のやり方次第では自己資金を、それほど必要としないことから政治システムへのクォータ制は、「いかがなものか」です。

 疑問を超え、「クォータ制を導入して女性議員を4分の1以上にすることは“女尊男卑”の逆差別だ」との思いを抱いています。

 

 クォータ制の導入を主張した女性のモニターさんには、そんな自分の考えと同時に、こんなことも伝えました。

 

「富士市でも、確かに地域においては男性の長老が支配という歴史があったものの、それは、すでに過去形。それを端的に示すものにPTAがあり、富士市内の幼稚園や保育園のPTA会長は、今はほとんどが女性。小学校、最近では中学校のPTA会長も女性の就任が出始めている。そうした若い女性達の頑張りによる時代変化を認識し、『地方政治の女性の視点を…』いうならば女性がどしどし選挙に挑戦してほしい」

 

 さらに、失礼とは思いつつ、こんなことも…。

 

「日本経済は男性優位で、家庭経済の柱も男性というのが一般的。経済的な家庭維持という面からとらえれば女性の方が選挙に挑戦しやすいのではないか。クォータ制導入を主張するならば、主張する前に、立候補者の4分の1以上が女性となる時代を女性自身がつくるべきではないか」

 

 こんなお願いも…。

 

「選挙は厳しいもので、その挑戦には勇気が必要。家庭経済の柱を担い、それを捨てて(退職)の選挙への挑戦は恐怖観念との戦いともなる。自分は、子育てを終わり、定年まで、あと数年という年齢で選挙に初挑戦したが、富士市議会には家庭経済の柱を担い、子育て中でも勇気をもって挑戦、選挙では恐怖観念と戦い続けて当選した若い男性議員もいる。ぜひ、そうしたことも理解してほしい」

 

 このブログ、やっぱり、女性陣から大バッシングを受けるかもしれません。

 

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