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MRJ、日本の翼、世界の翼へ

「きょう1111日、三菱航空機(愛知県豊山町)が開発を進めてきた国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジョット)が初飛行に成功」、購読紙の夕刊、そして夕刻のテレビニュースが伝えました。

 国産旅客機の開発は、1962年8月に初飛行に成功したブロペラ機YS11から約半世紀ぶりで、日本人として感動のニュースと受け止めています。


       初飛行成功を伝える夕刊紙面です

 

 初の国産旅客機、プロペラ機YS11は、開発に成功するもビジネスとしては成功せず、多額の赤字を抱え込んで、わずか182機で製造を終了。よって第2の国産旅客機への取り組みは、「技術だけでなくビジネスとして成功できる担保が必要」となり、新たな計画は、なかなか浮上せず。

 

 こうした中、ようやく2000年代に入って経産省や業界に国産旅客機復活の機運が高まり、2008年に三菱重工業がMRJの事業化を決定。

 

 しかし、各分野で最先端技術を誇る日本であるもののジョット旅客機の開発・製造はゼロ状態からのスタート。しかも部品が約100万点もあり、生みの苦しみが続き、開発計画は実に5度にわたって延期されています。

 

 それだけに初飛行を迎えたことに開発・製造関係者の喜びは大きく、日本にとってもジョット機のメード・イン・ジャパンは世界に最先端技術国を強烈にアピールすることになり、メディアが大きく取り上げたことも頷けます。

 

 MRIは、全長35蛋宛紂∩管29.2叩高さ10.4辰如∈太平瑤70席〜90席。飛行可能距離は約3,800銑叩5匱爾硫適さを追求し、最先端技術の投入により低燃費を実現、「ライバル社より燃費を約20%改善している」といいます。公式価格は、90席タイプが4,730万法別58億円)。

 

 旅客機として運航するには国土交通省から安全性を認証される「型式証明」の取得が必要で、今後、2,500時間にあがる飛行訓練を行い、初納入はANAホールディングスに2017年4月〜6月を予定。すでに407機を受注しており、メディア各社は「今回の初飛行の成功で受注拡大に弾みがつきそうだ」としています。


 しかし、航空機の開発では飛行試験で新たな問題が見つかるのが通常で、納入予定が遅れる可能性もあり、さらには、今後、ライバル各社の技術開発が進むことによって燃費などの優位性の差が縮み受注見込みが落ち込むことも予想される。


 日本の翼が世界の翼として羽ばたき続けるためには、今後も越えなければならないハードルがある、といったところですが、初飛行が成功、この事実だけでも日本、そして日本人として誇りにしたいものです。

 

 日本が「ビジネスとして成功」の1点のみに視点を当てて経済大国になっても、「夢を描き、その夢に立ち向かっていく」、それがなければつまんない国ですよネ。


 これは地方自治体にもいえ、少子高齢化や財政難を前面に出しての緊縮施策により財政破綻の不安がない健全財政を維持しながらも、時には未来に夢を抱くことができる思い切った施策への挑戦も必要ですよネ。

| - | 22:58 | comments(0) | - |
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