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第50回『富士の型染』記念展が開かれています
 富士市蓼原町のロゼシアター展示室で、今、富士市を代表する芸術文化である富士の型染グループ(代表・後藤光子さん)の定期展が開かています。3月27日(日)まで。午前10時から午後5時、最終日27日は午後4時で終了。入場無料。
 今回は50回の記念展としての開催です。



  来場歓迎看板です(会場入口)
 
 期間中、午前10時から午後4時まで(最終日27日は午後3時まで)文化振興基金などへの寄付を目的にしたチャリティーバザーを併設。
 さらに、26日(土)と27日には、「富士の型染とは…」を伝える実演も。両日とも午前10時から正午までと午後1時から午後3時までの二回。
 
 問い合わせは、記念展事務局の桂田貴子さん(筍娃毅苅機檻沓押檻械械牽魁法
 
 会場には、富士の型染グループを構成する6グループの50人余が染める歓びを分かち合いながら創作した着物、帯、タピストリー、染額などの作品が展示されています。
 年1回の定期展を重ねて迎えた50回展とあって、ベテラン会員は着物などの大作の新旧作品の出品をもって、その歴史の重さと生活文化を芸術文化に昇華させた富士の型染を伝えています。



               会員の力作が並ぶ会場です


             染額作品も出品されています
 
 会員作品のほか、富士の型染の創始者である故・小山もと子さんの(平成13年4月23日没)の遺作コーナー、ベテラン会員が講師を担う県立吉原高校と県立富岳館高校の生徒作品、平成27年度富士の型染教室の教室生作品も展示されています。



         創始者の小山もと子さんの遺作コーナーです


         県立吉原高校家庭部染色班の作品コーナーです


      県立富岳館高校の生徒作品コーナーです
 
 一方、即売のチャリティーバザーには、ウチワやハンカチ、ティシュケースなどの生活用品の型染作品が並び、手頃な価格と相俟って人気を集めています。



   人気を集めているチャリティバザーコーナーです
 
 前職の記者時代には取材で、市議会議員となってからは一市民として展示会を訪れており、今年も24日に会場へ。じっくり作品を鑑賞、その作品群を通して「皆さん、頑張っている」、それを改めて実感しました。
 
 型染は、日本古来の染色法の一つ。富士市では小山もと子さんが昭和26年に国画会会員の後藤清吉郎氏(故人)の手ほどきを受け、その第一歩を踏み出しています。
 以後、市の成人学校を土台に愛好者の輪が広がり、グループ合同の定期展に取り組み、さらに高校や市立博物館工芸教室を会場とした型染教室などでベテラン会員が指導者となって染める喜びの輪も広げてきました。
 
 台所を工房にし、染料も身近な植物から…を創作の基本とし、そして定期的な学習会で染める歓びを分かち合いながら文化の生活化を図り、さらに、富士山のような、おおらかな図柄と色彩を打ち出した作品は〃富士の型染〃という固有名詞で呼ばれるほど市内外に知られる芸術文化に成長、創設者の小山もと子さん亡き後も確かな歩みを続けています。
 
 富士市は工業都市ということもあってか「文化面はレベルが低い」などといわれてきましたが、そんな中で富士の型染の活動と作品は「富士市は産業と文化が調和する都市」を市内外に発信、その功績は大きいだけに、今後も一歩一歩の確かな歩みを続けてほしい、それを切に願っています。

 
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