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ロゼで開催中、『富士の女流書展』
 富士市女流書作会(鈴木錦苑会長)の『富士の女流書展』が、今、同市蓼原町のロゼシアターで開かれています。4月3日(日)まで。午前9時から午後6時、最終日3日は午後5時30分で終了。入場無料。


来場歓迎看板です(入口で…)。
      これは判読できたのですが…

 
 富士市では、昭和61年に富士書道連盟に所属する13人が富士女流書作会を立ち上げ、連盟活動と並行して『富士市女流書作会展』の名で第1回展を開催。以後、2年に1回のペースで開き、平成16年の第10回展の開催後、組織の見直しを図り、平成18年に作品展名を『富士の女流書展』と改名し、改組第1回展を開催。今回展は改組第6回展、通算では16回展です。
 
 作品展2日目の、きょう4月1日、市庁舎で、あれこれ依頼事を処理した後、会場へ立ち寄ってきました。
 
 受付所で出品目録を受け取る際、「こちらにご芳名を…」。書道家の作品展とあって芳名帳には、流れるような見事な筆致の住所、氏名が並び、「参ったなぁ〜」。
 が、書かないわけにはいかず、「自分は自分だ」と心を決めて一筆啓上。

 
 すると、背後から「遅かったじゃないの。初日の、昨日、待っていたのに〜」。長年、お付き合いをいただいているベテラン会員のお姉さま方でした。県下に、その名を轟かす書道都市・富士市を支える人達で、「女性の時代」を実感。さらに、そのパワーを受けて「書道都市・富士市は、これからも安泰だ」を実感。
 
 今回展では、28人の会員が顧問の久保田花鵬さんの賛助出品を含め1人1点、計29点の大作を出展。このほか色紙大の小品も。
 
 鈴木会長の案内で会場を一巡。漢字、かな、近代詩文、少字数、刻字、大字書など、その書体はさまざまで、同じ書体であっても強烈な個性が放たれています。
 判読ままならない「はてな?」の芸術書道も多く、改めて「書道は難しい」と思ったのですが、作品からは作者の魂のようなものを感じることができ、そこに「書道とは、素晴らしい自己表現であり、自己存在の証明だ」、そんなことも思ったりして…。



         会員の大作が並ぶ会場です


   鈴木会長の作品です


       こちらは小品の展示コーナーです
 
 主催の富士市女流書作会は、定期的な近作発表の作品展だけでなく、平成20年には富士市国際交流協会に入会し、展示場のふじさんめっせで開かれる『国際交流フェア』では市内に在住する外国人に書道に親しむ場を提供、指導を担うなど日本古来の書道文化を通して地域社会に貢献しており、展示会場からは作品の紹介など会員の応対面も含め富士市の書道文化の普及に向けての意欲、熱意、そんなものが感じられるおススメ展示会です。

 
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