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富士市少年少女合唱団が熱演、ミュージカル『11ぴきのネコ』
 先日(4月3日)、富士市蓼原のロゼシアターで富士市少年少女合唱団の定期演奏会『春のコンサート』が開かれ、一市民として鑑賞、団員の熱演に感動しました。同時に「大人社会の責任とは…」、それも考える場ともなりました。
 
 2部構成で、第1部は峰陽さん作曲、大澤徹訓さん作曲の富士市のオリジナル合唱組曲『富士の子どもの歌ごよみ』、第2部は馬場のぼるさん原作、井上ひさしさん作詞、青島広志さん作曲のミュージカル『11ぴきのネコ』で、その監修と指揮は合唱団主宰者の辻村典枝さん、脚本と演出は合唱団指導者の辻村美保さん、ピアノは合唱団専属ピアニストの川口美智子さん。これに富士市在住の日本舞踊家、泉裕紀さんと合唱団保護者会が加わり、泉さんは振り付け、保護者会は衣装を担当。
 
 合唱団員20人余が総出演して繰り広げたミュージカル『11ぴきのネコ』は、野良猫達が力を合わせて怪魚を捕まえる物語。子ども向けでありながら集団心理や、団結することのパワーとは…を伝え、さらにリーダーシップとは…の投げ掛けがあります。
 
 このほか、いつも腹を空かせている野良猫の身分を嘆いても何も変わらない。変えるのは自分、それも多くの仲間と力を合わせれば変えることは簡単、未来は拓ける、そんなメッセージも込められています。 
 
 原作は1967年に「ごぐま社」から刊行され、翌年1968年の「第15回サンケイ児童出版文化賞」を受賞。児童文学の傑作として多くの人に読まれ、ミュージカルに発展、さらにアニメ映画ともなっています。
 
 もう、ずっと昔ですが、自分も子どもの頃、小学校を巡回してくる児童劇を鑑賞。本も読み、映画も鑑賞してきましたが、その数は限られています。満天の星の一つ、そんな程度かもしれません。
 
 ステージ芸術にしろ、本にしろ、映画にしろ、子ども達が接することができる作品が限られているならば、大人になるために必要な優れた作品を選択、子どもたちに届けるのは大人社会の責任ではないか…。そうした意味において合唱団が練習と準備に多大な労力を必要としたミュージカル『11ぴきのネコ』に挑戦したことは貴いこと、そう思っています。
 
 演じる子ども達、そして鑑賞する子ども達の輝く目を見て、その思いを強くしています。
 
 以下は、『11ぴきのネコ』のあらすじと、富士市少年少女合唱団が上演したミュージカル『11ぴきのネコ』のハイライトシーンです。
 

 
        【あらすじ】
 
 いつも腹を空かせた都会で暮らす11匹の猫達。
「こんな、いつもおなかペコペコの生活、嫌だ!」と嘆く猫達に、じいさん猫が教える。「山の、ずっ〜と向こうの湖に怪物みたいな大きな魚が住んでいる」と。
 猫達は、山を越え、谷を越えて湖を目指し、怪魚を発見。
 しかし、皆で飛びかかるものの、全然、歯がたたない。

 そこで作戦変更。怪魚が寝ている時に捕獲、これが成功する。
 話し合いの結果、「都会に残っている猫達にも食べさせてあげよう」と決め、その場では食べずに都会に向けて運搬開始。
 しかし、戻る途中、一晩寝た後、朝になると怪魚は骨だけに…。リーダーを含め、全員のおなかがパンパン。全員が約束を破り、闇夜に紛れて食べてしまったのだ。
 この事態、反省する中でリーダーが主張する。「都会に帰っても、また、いつもおなかペコペコの生活が待っているだけだ。エサの魚がいる湖の麓に自分たちの楽園を作ろう」。全員が賛同、未来に向けて歩み出す。
 挿入歌の『今度生まれてくる時のレクエイム』や『11ぴきのネコが旅に出た』、『のんだくったのマーチ』なども広く知られている。

 
 
      【ハイライトシーン】
 

   メイク、衣装もバッチリのオープニングです


    大きな魚を捕まえるために「体を鍛えよう」


        怪魚を見つけたぞ!


      怪魚が寝ている。捕獲のチャンスだ


腹ペコ、約束を破って闇夜に紛れて怪魚を食べつくしてしまった


 さあ、野良猫生活からグッドバイ、猫の楽園づくりに出発だ
 


   楽園づくりは富士山のある富士市で…(フィナーレ)
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