平成27年5月に4年間の任期がスタートした富士市議会は、6月定例会最終日の、きょう29日、副議長選挙を行い、改選2年目の副議長には自分、海野しょうぞうが所属する会派「凛(りん)の会」の一条義浩氏が当選しました。
副議長選挙結果
当選 一条 義浩 20票
荻田 丈仁 10票
※投票数32票 有効票30 無効票2票
地方自治法103条2項は「議長の任期は議員の任期(4年間)による」と明定しているため、議長任期を条例や会議規則で短縮することは出来ないことになっています。法律の規定は、条例等の上位規範として優先されるからです。
こうした中でも全国の都道府県議会や市町村議会では慣例や申し合わせにより1、2年で正副議長が交代。自治法の縛りは「辞表提出」でクリアしています。
富士市議会も議長は2年、副議長は1年で交代が慣例となっており、この慣例に従って改選1年目に副議長に就任した米山享範氏が、きょう29日に議長に辞表を提出、受理されたことを受け本会議開会後に副議長選挙を執行、一条氏が当選したものです。
改選1年目と同様、「凛(りん)の会」を含む4会派20人が友好路線を踏襲しての副議長の誕生で、自分の所属会派からの副議長誕生は喜ばしいことです。加えて一条氏は、国会議員秘書を経て28歳の若さで市議となり、現在4期目で当選回数では中堅であるものの、まだ40代後半。富士市議会では、多分、久々の40代の副議長の誕生で、その行動力と、子育て世代を代表しての意見発信に大きな期待を寄せています。
一方、最大会派の「民主連合」に所属している影山正直議長は、2年交代の慣例により、改選2年目も議長続投となります。
副議長選挙後には、議会委員会条例で任期1年となっている委員会の再編が行われ、正副委員長が決まりました。
この正副委員長の選出にあたっては、多数派、少数派という“数の力”を後退させ、議員年数を基本にして、これに副議長経験のベテラン議員にも、その手腕発揮を求めて主要ポストを委ねた再編となっています。
◎が委員長、○が副委員長。赤字は自分、海野しょうぞうが所属する5人で構成している「凜(りん)の会」の議員です。(敬称略)
※議会運営委員会 ◎小沢映子 ○海野庄三
【常任委員会】
※総務市民 ◎太田康彦 ○小池義治
※文教民生 ◎荻田丈仁 ○鈴木幸司
※環境経済 ◎井上 保 ○杉山 諭
※建設水道 ◎笠井 浩 ○高橋正典
※一般・特別会計決算 ◎小池智明 ○山下いづみ
※企業会計決算 ◎村松金祐 ○藤田哲哉
【特別委員会】
※ごみ処理施設建設 ◎望月 昇 ○石川計臣