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天皇陛下、生前退位へ…?

 ちょっと旧聞になりますが…。天皇陛下は8月8日、象徴としての務めについてのお気持ちをビデオメッセージで表明。その表明に“生前退位”という文言はなかったものの、皇太子さまに皇位を譲る生前退位の実現に強い思いを示されたものとされています。

 この陛下の異例のビデオメッセージをもっての表明、マスコミ各社は大きく取り上げ、その中では識者の意見も数多く紹介されています。

 

 

 読みあさる中で、「おっ!」と再読したのは東京経済大学名誉教授で歴史家の色川大吉氏の意見でした。

 色川氏は、小田実氏と共に市民団体「日本はこれでいいのか市民連合」(日市連、1980年結成〜1995年解散)の共同代表だった方で、その意見は…

 

「個人の自由を著しく制限されている象徴天皇の窮屈さが映像から伝わり、天皇制廃止論者の私でさえ気の毒に感じた」

 

「本当は、生前退位したいけれど象徴だから口にできないという苦渋がにじみ出ていた」

 

「戦没者の慰霊、被災者の慰問を通じて、長年、国民に寄り添い続けた天皇の真心を思えば、今後は国民が政府や国会を動かし、天皇を苦しみから解放する努力をするべき時でないか」

 

 意見の最後には…

 

「君が代を歌い、日の丸を振り、万歳を唱えて自己満足している場合ではない」

 

 天皇制廃止論者にして、この意見を述べるほど、陛下の公務は過酷であり、日々、重圧と対峙(たいじ)する苦しみの連続…。それを思っています。

 齢(よわい)八十を超えた陛下に安息の日々が訪れること、それを願っています。まさに、「我々国民は、象徴天皇に自己満足している場合ではない」ですよネ。

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