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政務活動費の不正使用・疑惑問題は”富士市議会”ではなく”富山市議会”です

「ねぇ〜、どうなってんの!」

 

 先日の夕刻、帰宅するなり、いつもは天使の囁きのような口調の我が家のカミさんが豹変、眉間に皺を寄せての詰問口調で、そう聞いてきました。

 

 こちらは「?、?、?」。

 

 カミさん、続けて、「昼のテレビニュースで地方議会の政務活動費の不正使用が発覚、辞職や辞職表明が相次ぎ、新疑惑も浮上するなど泥沼化の様相を呈し、補欠選挙が行われる見通し。その地方議会、富士市議会ですって…?」。

 

 再び、「?、?、?」でした。

 

 夜のテレビニュースでも伝えましたが、「富士市議会」ではなく「富山県の富山市議会」。

 どうやらカミさん、台所仕事をしながら昼のテレビニュースをチラチラと…。アナウンサーの声は、あまり聞こえず、画面の字幕から勘違いした様子。

「富士市議会」と「富山市議会」、発音では大きく違うものの、字だけなら“士”と“山”の違いだけ。我が家としては「なんだ〜」で一件落着となったのですが、同じ地方議会に身を置く者としてはショックなニュース、まだモヤモヤとしたものを抱え込んでいます。

 

 購読紙の9月15日の朝刊では、その富山市議会の政務活動費の不正使用・疑惑問題が大々的に伝えられ、手口はパソコンで領収証を自作しての茶菓子代の水増し請求や、印刷会社から白紙の領収書を受け取り、市政・議会報告会の資料代などとして不正請求など。さらに茶菓代金2,268円の領収書に万の単位の2を書き加え、2万2,268円として請求など、不正ではなく極めて悪質な詐欺そのものといったケースも…。

 記事の最後には、「富山市議会の事例は氷山の一角との指摘もある」と記されていました。

 

富山市議会などの不正使用と新たな疑惑を伝える新聞紙面です

 

 政務活動費は、地方議員に調査・研究などの経費として議員報酬とは別に支給されているもので、その額は地方議会によってまちまちで、使途範囲にも大きな違いがあり、政務活動費そのものが存在しない地方議会もある中、新聞では、「富山市議会の政務活動費は1人あたり月額15万円、会派の所属議員数に応じて加算もある」と伝えています。

 

 この富山市議会の政務活動費の不正使用・疑惑問題、にわかには信じられませんでしたが、その単純な手口から証拠バッチリ、辞職・辞職表明も相次いでおり、事実として受け止めなければなりません。

 

 政務活動費に対しては、平成26年7月2日にテレビが伝えた兵庫県議の“号泣釈明会見”により、その使途が衆人環視となり、兵庫県議の詐欺そのものといえる使途ほどではないにせよ「不適切」とされる使途が全国各地で噴出。以後、一気に改善が進み、氷山は完全に氷解、そう思ってきただけに、今回の富山市議会の不正使用・疑惑問題は、その単純な手口も含めての「にわかには信じられない」でした。

 

 富士市議会にも政務活動費がありますが、議員1人当たり年額45万円、月額3万7,500円で、超過した場合、超過分は自己負担、交付額を下回った場合、その残余額は市に返金となります。平成27年度の議会全体の執行率は73.3%でした。

 

 富士市議会では、兵庫県議の“号泣釈明会見”を契機にした全国的な衆人環視以前から『議会だより』などで執行状況を公開するとともに、その使途も厳格で、使途範囲も厳しく、例えば「市内での議員活動にあたっては公私の区別が難しい」を利用にマイカーのガソリン代ですら使途の対象外となっています。

 加えて議員個人としての市政・議会情報紙の発行や、その郵送費などを自己負担してきた者として「茶菓代金の使途が認められ、かつ、それを水増し請求」に、ただただ呆れ、開いた口が塞がらない、といったところです。

 

 今回の富山市議会の政務活動費の不正使用・疑惑問題、所属会派の会合でも取り上げ、「富士市議会はクリーン。市民の皆さんから後ろ指を指されるようなことは何一つない。胸を張っていよう」となっているのですが、地方議会が舞台となる、この種の問題の常として、しばらくの間、「冷ややか視線を覚悟しなければならない」です。

「ああ、やんぬるかな」なです。

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