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常葉大学富士キャンパス撤退に対して富士市議会が物申す

 富士市議会は、9月定例会17日目の、きょう23日に開かれた本会議で「常葉大学富士キャンパス(以下、「富士キャンパス」という。)の撤退に伴う跡地利用に係る決議案」を上程、全会一致で可決、今後、現在の土地所有者である学校法人常葉学園(本部・静岡市葵区)に、撤退跡の跡地利用は元地主である富士市の土地利用構想も受け止め、市と十分な協議をすることを求めていくことになりました。

 

     大渕にある常葉学園富士キャンパスです

 

 決議案の上程は、富士市議会会議規則第14条の規定に基づくもので、影山正直議長の呼び掛けに議会運営委員会での協議を経て、全会派が賛同しての取り組み。

 

 決議では、まず、富士キャンパスは富士地域唯一の大学で、地域の高等教育の推進や産業振興に寄与していること、さらに若い世代の人口確保を最上位目標とした第五次富士市総合計画後期基本計画と、富士市まち・ひと・しごと創生総合戦略を推進する富士市のまちづくりにとって「大きな存在」としています。

 

 その上で、平成2年の開学にあたっての用地3万3,000平方辰量欺譲渡をはじめ用地造成、進入路、排水路、上下水道の整備を市が負担、校舎建設の補助金として1億円も支出。

 これに加え、平成12年の4年制大学への移行時にもグラウンド用地4万9,000平方辰量欺譲渡及び造成費補助金として1億2,000万円を支出など全面的に協力と支援を重ねてきたことを強調。

 

 この一方では、今年3月の撤退決定について「甚だ遺憾」としながらも、18歳人口が減少し、大学の都心回帰が進むなど私立大学を取り巻く環境の厳しさが増していることへの認識を示しながら「経営上の判断ということで今回の決定(撤退)はやむ得ないと考える」としています。

 

 これら開学から現在に至るまでの協力と支援の内容、そして撤退決定への見解を示した上で、現在の土地所有者である常葉学園が跡地利用の検討を開始しているとの推察をもとに「当該地(富士キャンパス)は、富士市の第四次国土利用計画(富士市計画)の土地利用構想で、スポーツウェルネル交流ゾーンとして重要な位置付けにあり、検討にあたっては富士市と十分な協議を進め、このゾーニングに即した、市民に納得がいくようなものになることを強く求める」としています。

 

 縮小しましたので、

       読みにくいかもしれませんが、決議の全文です

 

 富士市大渕にある富士キャンパス移転が浮上したのは今年に入って。1月中旬に一部メディアが「本県の有力学校法人である静岡市葵区に本部を置く常葉学園が常葉大学の新キャンパス開設に向け、静岡市内のポーラ化成工業静岡工場跡地を取得、平成30年4月をめどに約4,000人を収容する新キャンパスを開設する。3月の理事会で学部や大学院の設置などの具体的な活用を決めるが、現時点では新学部は設けず、建設から30年を超える静岡市内の瀬名キャンパスや、最寄り駅から遠い富士市内の富士キャンパスの既存学部を移管するとみられる」と報じました。

 

 富士市にとって、このニュースは“青天の霹靂(へきれき)”で、留置に向けた支援策を打ち出すものの、常葉学園は3月に開いた理事会で富士キャンパスを全面的に新キャンパスに移管する決定を下しています。

 

 富士市が無償譲渡した用地は、「20年以内に閉鎖した際には市に返還」の条件がついていたものの、平成12年の4年制大学への移行時に提供したグラウンド用地を除く富士キャンパス本体の用地は、すでに20年を経過していることから条件がはずれての常葉学園の所有となっています。

 

 とはいえ大学など高等教育の場としての無償譲渡であり、その跡地利用が納得できないものであれば、「富士市に返還」、それしかないですよネ。

 

 富士市議会としても決議、要望を突き付けるだけでなく、今後の動向を注視、状況によって第2、第3の矢を…です。

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