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常葉大学富士キャンパス撤退に手厳しい意見、切実な声!

 静岡県内の有力学校法人である常葉学園(本部・静岡市葵区)が運営する富士市大渕にある常葉大学富士キャンパス(以下、「富士キャンパス」という。)の撤退問題に対し、富士市議会は9月23日に開いた本会議で跡地利用に係る決議案を全会一致で可決、同日、正副議長が常葉学園に出向き提出しました。

 この撤退問題、そして富士市議会の動きをお知らせした、自分、海野しょうぞうのブログやフェイスブックに富士キャンパスの在学者と想定される方々から手厳しい意見や、切実な声が寄せられています。

 あれこれ思い、考えさせられることがありますので、再び、富士キャンパスの徹底問題について…。

 

    富士キャンパスです(正門)

 

 富士キャンパスは平成2年に誕生。当時は短大としての開学で、その後、4年制大学に移行しています。

 

 富士市議会の決議は、富士キャンパスが富士市のまちづくりにとって「大きな存在」とし、その開学にあたって富士市は用地の無償譲渡をはじめ用地造成、進入路、排水路、上下水道の整備を負担、さらに校舎建設にも1億円を補助金として支出。これに加え、平成12年の4年制大学への移行時にもグラウンド用地の無償譲渡及び造成費補助金も支出など全面的に協力と支援を重ねてきたことを強調。

 

 この一方では、今年3月の撤退決定について「甚だ遺憾」としながらも、18歳人口が減少し、大学の都心回帰が進むなど私立大学を取り巻く環境の厳しさが増していることへの認識を示しながら「経営上の判断ということで今回の決定(撤退)はやむを得ないと考える」としています。

 

 これら開学から現在に至るまでの協力と支援の内容、そして撤退決定への見解を示した上で、現在の土地所有者である常葉学園が跡地利用の検討を開始しているとの推察をもとに「当該地(富士キャンパス)は、富士市の第四次国土利用計画(富士市計画)の土地利用構想で、スポーツウェルネル交流ゾーンとして重要な位置付けにあり、検討にあたっては富士市と十分な協議を進め、このゾーニングに即した、市民に納得がいくようなものになることを強く求める」としています。

 

 つまり、富士市議会の決議は、撤退決定を不承不承ながら容認した上での撤退後の跡地利用に向けてのものです。

 

 これに対してブログやフェイスブックに寄せられた意見、声は、撤退決定に向けてのものです。

 

「富士キャンパスは、富士市内にあり、自宅から近いという理由で受験し入学しました。受験前に草薙に移転すると分かっていれば受験していません。草薙まで通学するなら●●大学を受験しました。2年後に移転ではなく、今年度の入学者が卒業する4年後まで富士キャンパスを存続するべきだと思います」

 

「富士キャンパスの職員や教授も、閉校は急な話だったそうです。交通アクセスが良くなる、志願者数が増加するなど静岡市目線の話ばかりで、富士・富士宮地区在学者の事は全く考慮されておりません。交通費と通学時間の大幅増や富士・富士宮企業の求人数が減少しないかなど不安な事が多いです」

 

 常葉学園が「2年後の2018年4月を目標に静岡市草薙に4,000人規模の新キャンパスを開設する」と一部メディアが伝えたのは今年1月、そして富士キャンパスが新キャンパスに全面移管することが伝えられたのは今年3月、理事会での決定です。

 

 在学者と想定される方々の意見、声を受け、在学者、とりわけ自宅通学が可能な方々にとって撤退、新キャンパスへの全面移管は深刻な問題であることを痛感。その主張には、正当性があり、説得力もあり、個人的には「決議に在学者への配慮も組み込むべきだった」、そんな反省もあります。

 

 自分の学生時代、1、2年の教養課程は埼玉県内、3、4年は都内の本部キャンパスでしたが、これは受験、入学時点で分かっていたことでした。

 そうではない、今回の、あまりにも突然の、撤退と新キャンパスへの全面移管の決定。常葉学園におかれては、すべてではないにせよ深刻な問題となっている在学者がいることを真正面から受け止め、企業論理から脱却し、高次教育機関として対応、納得は得られなくても理解を得るための最大限の努力を願いたいものです。

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